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富士山ライブカメラにUFOが映った?オカルトファン必見の謎の光・未確認飛行物体騒動まとめ

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山中湖越しの富士山と山頂方向へ移動して見える小さな黒い物体 自然と科学

山中湖から撮影された富士山UFO映像の黒い物体は実在する映像ですが、その正体も撮影距離も未特定です。

映像は2020年11月に撮影され、テレ朝newsが2021年7月19日に公開した記事で紹介されました。ただし、常設ライブカメラの映像だったことや、富士山頂付近を飛ぶ宇宙船だったことを示す情報はありません。

山中湖の富士山UFO映像では何が起きた?

問題の映像は、2020年11月に山梨県の山中湖付近から富士山頂方向を撮影したものです。

画面左上に黒い物体が現れ、富士山頂へ向かって飛んでいるように見えます。遠くにそびえる白い山頂と、素早く移動する黒い像。その組み合わせが強い印象を残し、「富士山上空のUFOではないか」と注目されました。

この映像を紹介した一次的な公開資料は、テレビ朝日の投稿映像企画「みんながカメラマン」と、テレ朝newsの記事です。

確認できる掲載情報は次の通りです。

  • 「みんながカメラマン」掲載日:2021年7月1日
  • テレ朝news記事公開日:2021年7月19日16時17分
  • 記事名:「視聴者は見た 未確認飛行物体の映像公開」
  • 番組名:ABEMA Prime
  • 紹介された映像:視聴者提供の計5件
  • 山中湖映像の撮影時期:2020年11月
  • 撮影場所:山梨県・山中湖付近
  • カメラが向いていた方向:富士山頂方向
  • 映像上の動き:左上から黒い物体が山頂方向へ移動して見える

「みんながカメラマン」には、5件の投稿者としてコウタさん、相馬大輔さん、よすけ委員長さん、K.Tさん、小清水正巳さんの名前が掲載されています。

ただし、公開ページでは各投稿者と各映像の対応関係が明記されていません。そのため、山中湖映像を誰が撮影したのかは、この情報だけでは特定できません。

同様に、公開資料からはABEMA Primeの該当回の正式な放送・配信日時、出演者名、映像の長さも確認できませんでした。

テレ朝newsの記事には「コメンテーターやゲストが検証した」とありますが、誰が山中湖映像について何と発言したのかは記録されていません。専門家が元ファイルを解析したという説明もありません。

したがって、本件における「検証」は、番組出演者が公開映像を見て意見を交わしたものと理解するのが妥当です。映像鑑定、測量、気象照合などを伴う科学的調査が実施されたとは確認できません。

ここは小さく見えて、非常に重要な違いです。

映像が番組で紹介されたことは事実ですが、番組で紹介されたこと自体は、その物体が未知の飛行技術や地球外生命体と関係している証明にはなりません。

結論・確認済み・未確認を整理

区分 現時点で分かっていること
結論 黒い物体の正体は特定されていない
確認済み 2020年11月、山中湖付近から富士山頂方向を撮影した映像に黒い像が写った
確認済み ABEMA Primeが視聴者提供の5件を取り上げた
確認済み テレ朝newsが2021年7月19日16時17分に記事を公開した
未確認 黒い物体までの距離、大きさ、高度、速度
未確認 撮影地点の座標、撮影時刻、機材、焦点距離、フレームレート
未確認 常設ライブカメラによる撮影かどうか
未確認 専門機関による元映像の解析結果
未確認 宇宙船、鳥、虫、航空機など、物体の種類

UFOは「未確認飛行物体」を意味します。正体が分からない空中の像をUFOと表現することはできますが、UFOという言葉は宇宙船を意味するものではありません。

この映像について確実に言えるのは、「富士山を背景に黒い像が記録された」という地点までです。


ABEMA Primeで紹介された5件の映像とは?

ABEMA Primeが扱ったのは、山中湖の映像を含む全国5件です。

テレ朝newsと「みんながカメラマン」に掲載された説明を整理すると、次のようになります。

撮影時期・場所 映像上の特徴 公開記事で示された見方
2020年11月・山梨県山中湖付近 黒い物体が左上から富士山頂方向へ移動して見える 正体を示す具体的見解なし
2020年11月・群馬県伊勢崎市 上部の光が大きくなったり小さくなったりする 少し動いているようにも見える
2021年4月・大阪市北区 点滅する光が右下へ落ちるように移動して消える 正体を示す具体的見解なし
2020年6月・東京都江戸川区 突起のある、おわん型の黒い物体に見える 「風船やバルーンのようにも見える」と記事が表現
2020年12月・神奈川県秦野市 3つの光が三角形に並び、中央が赤く見える 記事では「飛行機でしょうか」と可能性を提示

記事が具体的な候補へ触れたのは、江戸川区映像の「風船やバルーン」と、秦野市映像の「飛行機」です。

ただし、これらは発言者を特定した鑑定結果ではなく、記事本文に書かれた見え方です。山中湖の黒い物体については、虫、鳥、航空機などの具体的な正体候補が番組内で示されたかどうかも、公開資料からは確認できません。

5件は、形も光り方も動きも異なります。

移動する黒い像、明滅する光、落下して見える光、静止する物体、三角形に並ぶ光を、一つの原因で説明できる根拠はありません。それぞれ別の映像として検討する必要があります。

番組と記事の結論も、5件すべてについて「はっきりした正体は分かっていない」というものでした。

これは「既知の現象では説明不能」という意味ではありません。公開された情報だけでは、正体を判定できなかったという意味です。

山中湖映像を知りたい読者にとって、ほかの4件が教えてくれるのは、見た目の異なる映像が同じ「UFO」という言葉でまとめられやすいという事実でしょう。

僕は、ここに映像ニュースを読む際の落とし穴があると考えます。分類できないものを一つの箱へ入れることと、その箱の中身がすべて同じであることは、まったく別なのです。


富士山UFO映像の黒い物体は何だったのか?

黒い物体の正体を確定できる証拠は、現在公開されている資料にはありません。

虫、鳥、飛来物、航空機などは映像を考える際の一般的な候補です。しかし、いずれも今回の物体だと判定されたわけではありません。

最大の問題は、物体までの距離が分からないことです。

映像は三次元の空間を平面へ記録します。そのため、カメラのすぐ近くを飛ぶ小さな虫と、何キロも離れた山頂付近の物体が、画面上では同じ場所に重なります。

富士山頂へ向かっているように見えたとしても、それだけでは物体が富士山の近くにいたとは判断できません。

物体までの距離が不明なら、画面上の大きさから実寸を求めることもできません。実寸が分からなければ、移動距離や速度の計算も成立しません。

候補ごとに何が一致し、何が不足している?

候補 映像と両立し得る特徴 判定に不足している証拠
昆虫 レンズ近くを横切ると大きく速い黒い影に見える場合がある 近距離のぼけ、軌道、前後フレーム、羽や脚の像
鳥 遠景の山と重なり、姿勢によって黒い塊に見える場合がある 羽ばたきの周期、輪郭変化、飛行方向
風船・軽い飛来物 風で流され、不規則または緩やかに移動することがある 当時の風向・風速、形状、連続した軌跡
航空機・ドローン 見る角度によって小さな点や黒い像として記録される 撮影時刻、方角、灯火、運航・飛行記録
カメラ付近の付着物 山頂にピントを合わせると輪郭の不明瞭な像になり得る カメラが動いたか、像が画面に対して移動したか、前後画像
圧縮による像の崩れ 小さな対象の輪郭や細部が失われることがある 圧縮前の元映像、ビットレート、解像度、連続フレーム

この表は、当該映像の鑑定結果ではなく、各候補を調べる際の確認項目です。

たとえば、付着物はカメラが完全に固定されている状態なら、通常は画面上の同じ位置に残ります。黒い物体が背景に対して明確に移動しているなら、単純なレンズ汚れだけでは説明しにくくなります。

一方、カメラがパンやズームを行った場合、保護ガラスの水滴、糸くず、付着物が背景に対して動いて見える可能性はあります。今回の映像ではカメラの動作状況が分からないため、条件付きの候補にとどめるべきでしょう。

虫や鳥についても同様です。

僕自身、富士山へピントを合わせて動画を撮影した際、肉眼では意識しなかった虫がレンズ前を横切り、再生すると山腹を高速で通過する黒い影に見えた経験があります。

これは筆者の撮影経験であり、山中湖映像の正体を証明するものではありません。ただし、映像上で富士山と重なった物体が、現実にも富士山の近くにあるとは限らないことを理解する具体例にはなります。

一般的な動画撮影では、動く小さな対象に動体ぶれ、ピント外れ、圧縮処理が重なると、実物にあった羽、脚、細い輪郭が見えにくくなることがあります。

今回について同じ処理が起きたと判定するには、SNSなどで再圧縮された映像ではなく、撮影機器から取り出した元ファイルが必要です。

必要なのは、印象に合う候補を選ぶことではありません。

虫なら近距離特有のぼけ、鳥なら羽ばたき、航空機なら灯火や飛行経路というように、候補ごとに予測される特徴を元映像と照合することです。


「山中湖の富士山ライブカメラにUFO」は本当?

今回の映像が常設の富士山ライブカメラで撮影されたという情報は確認できません。

公開資料に記載されているのは、「山中湖付近から富士山山頂を撮影した映像」という内容です。

特定のカメラ名、運営者、設置地点、配信ページは示されていません。「視聴者の皆様から寄せられたUFO映像」と説明されているため、少なくとも公開記事上は視聴者提供映像として扱われています。

山中湖周辺には富士山を映す常設カメラが存在します。そのため、山中湖、富士山、映像という三つの情報が結び付くと、「ライブカメラに写った」と受け取られやすいのでしょう。

しかし、実在する特定のライブカメラと今回の映像を結び付ける資料はありません。

「山中湖付近で撮影された映像」と「山中湖周辺に設置されたライブカメラ」は、分けて考える必要があります。

ただし、ライブカメラは今後の検証に大きな役割を果たせます。

同じ時刻に離れた複数地点のカメラが同じ物体を記録していれば、それぞれから見た方角の違いを使って、物体の位置を絞り込める可能性があります。

この推定には、少なくとも次の情報が必要です。

  • 各カメラの正確な設置座標と標高
  • レンズが向いていた方位と仰角
  • 焦点距離や画角
  • 秒単位で照合できる撮影時刻
  • 時計のずれに関する情報
  • 同一物体だと判断できる連続した動き
  • 可能であれば圧縮前の映像

単に二台へ似た黒い点が写っただけでは、同一物体とは判断できません。

一方、周辺の複数カメラには写らず、一台だけに大きな像が現れた場合は、レンズ近くの虫、局所的な飛来物、反射などの可能性を優先して調べられます。

ここに、一台の高画質映像よりも、複数地点の同期記録が重要になる場合があります。

画素数が多くても距離の基準がなければ、巨大な遠方物体と小さな近距離物体を区別できません。画質は「姿」を詳しくしますが、複数地点の記録は「場所」を考える手掛かりになります。

※画像はAIによるイメージ

もし富士山の映像に不思議な物体を見つけたら、画面を切り抜いた一枚だけでなく、出現前後を含む動画を残してください。

記録しておきたい項目は、撮影年月日、正確な時刻、撮影地点、方角、機材名、ズームの有無、天候、物体が見えた時間です。同時刻の別カメラや気象情報を探す際にも役立ちます。

映像が第三者のライブ配信である場合は、著作権や利用規約にも注意が必要です。検証目的であっても、無断転載が認められるとは限りません。

また、物体を追って夜間の登山道や立入禁止区域へ入る行為は危険です。映像の謎より、人の安全を優先してください。


富士山UFO映像をどう評価する?筆者の考察

僕の評価は、興味深い未識別映像ではあるものの、地球外由来の飛行物体を示す証拠とはいえないというものです。

これは「宇宙船ではない」と断定する判断でも、「虫に違いない」と片付ける判断でもありません。現在の資料では、どちらを確定する証拠も不足しています。

山中湖映像の検証で優先すべき順序は明確です。

まず、撮影者が保有する元ファイルを確認する。次に、撮影地点、時刻、カメラの向き、焦点距離を確定する。その後で前後フレームを比較し、物体の輪郭、ぼけ、速度変化を調べます。

さらに、当時の風向・風速、航空機などの記録、同時刻の別地点映像と照合します。

この順序を踏まず、見た目だけから宇宙船、虫、鳥のいずれかへ決めるのは、結論を先に置いた推測になってしまいます。

富士山は標高3,776メートルの巨大な山体です。空を広く切り取った映像では、大きさを比較できる建物や樹木が少なく、見る側は富士山を基準に黒い物体の距離まで想像してしまいます。

しかし、同じ画面に写ることは、同じ距離にあることを意味しません。

登山と撮影を重ねてきた僕が、この映像で最も重要だと感じるのは、黒い像の形よりも奥行きを判断する基準が欠けていることです。

富士山が動かない巨大な背景として存在するほど、その前を横切る点は速く、大きく、異様に見えます。山の威容そのものが、物体への印象を増幅している可能性があります。

常設カメラやスマートフォンの普及により、空が記録される時間は以前より長くなりました。

その結果、以前なら誰にも気付かれなかった虫、鳥、風船、光、雲の変化が映像として残り、短く切り抜かれて広く共有されます。不思議な現象が増えたというより、見つけられる映像が増えた面もあるでしょう。

同時に、検証に使える記録も増えています。

複数のライブカメラ、気象観測、航空機の位置情報などを同じ時刻で照合できれば、一台の映像だけを眺めるより正体へ近づけます。カメラは謎を生む目であると同時に、謎をほどく目にもなれるのです。

僕は、未知のものへ心を動かされる感覚を否定したくありません。分からないものを見上げる好奇心は、自然観察や科学の入口でもあります。

ただし、好奇心を守るためにも、事実と想像の境界は明確にする必要があります。

霧に隠れた富士を前にすると、人は見えない稜線を心の中で描きます。映像の検証では、その想像を答えにせず、見えたもの、測れるもの、まだ分からないものを順番に分けることが大切です。


まとめ

2020年11月、山梨県の山中湖付近から富士山頂方向を撮影した映像に、左上から山頂へ向かうように見える黒い物体が記録されました。

映像は視聴者から提供され、ABEMA Primeでほかの4件とともに扱われました。「みんながカメラマン」には2021年7月1日、テレ朝newsには同年7月19日16時17分に掲載されています。

一方、公開資料には撮影時刻、正確な場所、機材、焦点距離、物体までの距離、元映像の解析結果がありません。該当する番組回の出演者、各人の発言、映像の長さも特定できませんでした。

また、常設の富士山ライブカメラが撮影したという記載もありません。

虫、鳥、飛来物、航空機などは一般的な候補として検討できますが、本件の正体として確認されたものではありません。現時点で最も正確な結論は、黒い物体は記録されているものの、距離と撮影条件が不足しているため正体を特定できない、ということです。


よくある質問

山中湖の富士山UFO映像は本物ですか?

視聴者提供映像がABEMA Primeで扱われ、テレ朝newsに掲載されたことは確認できます。ただし、映像が加工されていないことを専門機関が元ファイルから証明したという情報はありません。

富士山ライブカメラがUFOを撮影したのですか?

常設ライブカメラによる撮影だったとは確認できません。公開資料にあるのは、2020年11月に山中湖付近から富士山頂方向を撮影した視聴者提供映像という説明です。

黒い物体の正体は虫や鳥ですか?

虫や鳥は候補になり得ますが、確定していません。判断には元映像、撮影時刻、機材、焦点距離、物体の連続した動き、別地点の映像などが必要です。

神楽 岳志(登山エッセイスト|富士山研究家|自然体験ストーリーテラー)

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