2026年8月21日時点で、長野県専用の富士山噴火ハザードマップや、市町村別の降灰量想定は確認できません。
ただし、これは長野県への影響がないという意味ではありません。現行の公開想定では溶岩流などの到達区域に含まれていない一方、風向き次第の降灰や、中央自動車道・中央本線などを介した交通、物流への間接影響には注意が必要です。
富士登山では、「何を持っていくか」以上に「どう揃えるか」で準備の負担が大きく変わります。
購入とレンタル、どちらが自分に合うのか迷ったら、装備選びで後悔しないための考え方をこちらの記事で整理しています。
富士山噴火ハザードマップに長野県版はある?
長野県、長野県警察、長野地方気象台、富士山火山防災対策協議会などの公開資料を確認した範囲では、「長野県版」と呼べる富士山噴火ハザードマップは見当たりませんでした。
今回の確認日は2026年8月21日です。
長野県と関係機関の公開ページや防災資料について、主に次の語句を組み合わせて確認しました。
- 富士山噴火、長野県
- 富士山火山灰、長野県
- 富士山降灰、長野市・松本市・諏訪市・飯田市
- 長野県地域防災計画、火山災害
- 富士山ハザードマップ、長野県
- 降灰シミュレーション、長野県
確認対象には、長野県の地域防災関係資料、長野県警察の火山防災ページ、長野地方気象台の火山情報、富士山火山防災対策協議会と山梨県が公開する富士山ハザードマップ関係資料を含めています。
ただし、行政機関が保有する非公開資料や、今後改定される計画まで「存在しない」と証明したわけではありません。正確には、2026年8月21日までに一般公開され、検索・閲覧できた資料の中では確認できなかったという結論です。
長野県警察は2026年2月10日、「火山災害に備えて」というページを更新しています。
この日付だけを見ると、富士山噴火による長野県への新しい被害想定が公表されたように感じるかもしれません。しかし、掲載内容は長野県内と県境周辺の活火山、登山前の情報確認、立入規制などを案内するものです。
2026年2月10日は長野県警察の案内ページの更新日であり、富士山噴火の長野県向けシミュレーションが発表された日ではありません。
長野地方気象台の「長野県の火山と防災」も、浅間山、焼岳、乗鞍岳、御嶽山など、県内の火山を中心に観測体制や噴火警戒レベルを説明した資料です。
長野市、松本市、諏訪市、飯田市などについて、富士山から飛来する火山灰の厚さを地点別に示した地図ではありません。
一方、山梨県などが公開する2021年3月改定の「富士山ハザードマップ」には、次の火山現象が掲載されています。
- 想定火口
- 溶岩流
- 火砕流・火砕サージ
- 融雪型火山泥流
- 大きな噴石
- 降灰
- 降灰後土石流
これは主に富士山周辺自治体の避難計画に使う資料です。長野県内を市町村別に区切り、「噴火後何時間で何センチ積もるか」を示す長野県専用図ではありません。
確認結果を整理すると、次のようになります。
確認した公開資料 主に分かること 長野県について分からないこと
富士山ハザードマップ(2021年3月改定) 富士山周辺の溶岩流、火砕流、噴石、降灰などの想定区域 長野県各市町村の詳細な降灰量
長野県警察「火山災害に備えて」 県内・県境周辺の活火山、登山時の注意、規制情報 富士山噴火による県内の被害量
長野地方気象台「長野県の火山と防災」 長野県の活火山、観測体制、噴火警戒レベル 富士山から長野県への降灰分布
気象庁「降灰予報」 噴火後の予想降灰範囲、量、開始時刻 平常時から固定された長野県の降灰量
長野県の地域防災関係資料 県内火山への対応、災害時の防災体制 富士山専用の市町村別ハザードマップ
僕は、否定形の情報ほど調査範囲を明示すべきだと考えています。
「長野県版はない」と短く断定するより、誰の、いつの、どの資料を調べた結果なのかを添えたほうが、地図の空白を安全情報と取り違えずに済むからです。
富士山が噴火したら長野県まで何が届く?
現行の公開ハザードマップでは、長野県は富士山の溶岩流、火砕流、大きな噴石、融雪型火山泥流の到達想定区域に含まれていません。遠方まで届き得る現象として注意したいのは火山灰です。
ただし、ハザードマップは一定の条件を置いた想定図です。
長野県が表示上の到達区域に含まれないことは重要な判断材料ですが、将来のあらゆる噴火現象が物理的に不可能だと保証するものではありません。
溶岩流は基本的に地形の低い方向へ流れます。富士山から離れ、複数の山地や盆地を隔てた長野県は、富士山麓の市町村と同じ危険区域ではありません。
火砕流・火砕サージや大きな噴石についても、現在公開されている富士山ハザードマップの主要な想定範囲は火口周辺です。長野県民が富士山からの大きな噴石を避けるため、一斉に県外避難するという想定ではありません。
これに対して火山灰は、噴煙とともに上空へ運ばれる細かな火山噴出物です。
到達方向と量は、次の条件で大きく変わります。
- 噴火口の位置
- 噴出量と噴火の継続時間
- 噴煙が到達する高度
- 高度ごとの風向きと風速
- 粒子の大きさ
- 雨や雪の有無
2021年3月改定の富士山ハザードマップで使われた降灰可能性マップは、山頂で宝永噴火と同規模の噴火が起きる条件を置いています。
噴出量は約7億立方メートルとされ、1957年から2001年までの45年間に解析された富士山上空約1万メートルの風を使い、1月から12月まで月別に計算しています。
地図上では堆積厚を2センチ、10センチ、30センチ、50センチに区分し、複数の条件で計算した結果を重ねています(富士山ハザードマップ改定版検討委員会「降灰及び降灰後土石流のハザードマップについて」)。
つまり、色の付いた範囲すべてに、一回の噴火で同時に同じ厚さの灰が積もるわけではありません。
反対に、最も薄い表示区分が2センチであるため、表示範囲の外側で微量から2センチ未満の降灰が起きないことを示す地図でもありません。
長野県への影響を考える際は、直接的な火山現象、間接的な社会影響、噴火後に確認する情報を分けると理解しやすくなります。
区分 長野県で考える影響 判断に使う情報
直接影響 風向き次第の微量・少量降灰、視界や路面環境の悪化 気象庁の降灰予報
現行想定の区域外 溶岩流、火砕流・火砕サージ、大きな噴石、融雪型火山泥流 富士山ハザードマップ
間接影響 鉄道・高速道路の規制、物流遅延、観光客の足止め 道路管理者、鉄道会社、自治体
現在の活動状況 噴火警戒レベル、地震、微動、地殻変動 気象庁の火山活動解説資料
ここで見落としたくないのは、県内の降灰量が少なくても社会的な影響が生じることです。
火山灰は風の道を通って届きますが、品物や人の移動への影響は、道路と鉄道を通って届きます。長野県にとっては、この「二つの経路」を分けて備えることが重要です。

宝永大噴火の降灰と現在の富士山活動は?
1707年の宝永大噴火では降灰の主軸が富士山の東側へ延びましたが、将来の噴火でも同じ方向になるとは限りません。
宝永大噴火は1707年12月16日、富士山の南東斜面にある現在の宝永火口付近で始まりました。
軽石、スコリア、火山灰を大量に噴き上げる大規模な爆発的噴火で、1708年1月1日未明まで、約16日間にわたって活動が続いたとされています。
気象庁の「富士山 有史以降の火山活動」などによると、マグマ噴出量は約0.7DRE立方キロメートル、火山爆発指数はVEI5です。
DREとは、噴出物を噴火前の密度の高い岩石へ換算した体積を指します。空隙の多い軽石や火山灰を、そのまま積み上げた見かけの体積とは異なります。
宝永噴火では溶岩流は発生せず、史料と地質調査の範囲では火砕流も確認されていません。被害の中心になったのは、大量の軽石、スコリア、火山灰でした。
当時は上空の西寄りの風に乗り、灰が富士山の東側へ広がりました。
江戸でも噴火当日から降灰し、現在の川崎市付近では約5センチの堆積が確認されています。降灰は関東平野を越え、房総半島方面にも達しました(気象庁・火山噴火予知連絡会「富士山ワーキンググループ成果報告書」)。
一方、長野県は富士山のおおむね北西から北側にあります。
宝永噴火時の主要な降灰軸とは方向が異なり、今回確認した公的資料には、長野県内の地点別堆積量を明示した記録は見つかりませんでした。
したがって、「宝永噴火で長野県に何センチ積もった」と数字を補うことはできません。
しかし、過去の分布図を将来の固定予報として使うこともできません。数日間続く噴火なら途中で風向きが変わり、初日と翌日で異なる方向へ灰が運ばれる可能性があります。
宝永噴火から読み取れるのは、火山灰が100キロメートル以上離れた地域へ運ばれ得るという事実です。長野県の具体的な降灰量は、実際の噴火規模、噴煙高度、風を使って判断する必要があります。
なお、気象庁が2026年8月10日に公表した「富士山の火山活動解説資料(令和8年7月)」では、富士山の活動は静穏に経過していると評価されています。
噴火警戒レベルは1です。2026年7月は高周波地震が7回、深部低周波地震が5回でしたが、火山性微動は観測されず、噴気やGNSS連続観測にも火山活動によるとみられる特段の変化はありませんでした。
現在の観測評価と、将来起こり得る大規模噴火の防災想定は別の情報です。
この記事は富士山が間もなく噴火すると予告するものではありません。警戒レベル1でも長期的な防災準備を進め、活動に変化があれば最新情報へ切り替えるというのが、火山との現実的な向き合い方です。
登山靴、レインウェア、ザック、防寒着……必要なものを一つずつ揃えていくと、意外と悩むポイントが増えてきます。
しかも、すべてを購入することだけが正解とは限りません。
僕ならどこまで揃え、どこからレンタルを考えるのか。富士登山の装備を無理なく準備する方法をこちらの記事で詳しくまとめました。
初めて登る方でも、数分で全体像をつかめます。
長野県の交通・物流にはどう影響する?
長野県内の降灰がわずかでも、山梨県や首都圏側の交通網が規制されれば、人流と物流を通じた影響が県内へ波及する可能性があります。
特に接点となるのが、長野県と山梨県・首都圏方面を結ぶ中央自動車道と中央本線です。
富士山の東側や首都圏側へ降灰する条件では、長野県内が主な降灰域でなくても、その先の山梨県内や東京都方面で道路規制、速度規制、鉄道の運休が生じる可能性があります。
中央自動車道は長野県南部・中部と山梨県、東京都方面を結ぶ主要経路です。
中央本線も、塩尻、岡谷、上諏訪、茅野、小淵沢方面から山梨県を経て首都圏へつながります。山梨県側の区間が止まれば、長野県側で灰が少なくても、列車の折り返し、運休、長時間の遅れが発生し得ます。
重要なのは、「路線全体に同じ量の灰が降らなければ止まらない」わけではないことです。
一部区間の視界悪化、ポイントなど設備への灰の付着、道路上の堆積、除灰作業、接続先の運休といった複数の要因で、広い範囲の運行が変わる可能性があります。実際の規制基準や運行判断は、道路管理者と各交通事業者が状況に応じて決定します。
地域別には、確認の優先順位が少し異なります。
南信で確認したいこと
飯田・伊那地域では、中央自動車道を利用した山梨・首都圏方面への移動や物流の状況が重要です。
県内の空が晴れていても、目的地までの途中区間が規制されていることがあります。遠距離移動を始める前に、全経路の通行情報を確認する必要があります。
中信・諏訪地域で確認したいこと
松本、塩尻、岡谷、諏訪、茅野周辺では、中央本線と中央自動車道の山梨県側の状況が大きく関係します。
首都圏方面から帰宅する家族や旅行者が途中で足止めされることも想定し、無理に迎えへ向かわず、安全な場所で待機する連絡方法を決めておくと実用的です。
東信・北信で確認したいこと
東信と北信では、富士山からの直接降灰だけに注意を奪われず、県内の別経路や身近な火山の情報も同時に確認してください。
富士山噴火に伴う首都圏方面の広域的な輸送混乱はあり得ますが、浅間山などの活動情報とは別に扱わなければなりません。富士山の警戒レベルが変わったからといって、浅間山や御嶽山の活動も連動して変わるわけではありません。
物流では、配送の遅れに加え、買い急ぎによって店頭在庫が減る可能性があります。
食品、飲料水、燃料、医薬品、宅配便などは、県外の生産拠点や物流センター、幹線道路の影響を受けます。県内に灰がほとんど降らなくても、供給側の停止によって生活へ影響が及ぶ構図です。
そのため、富士山噴火を長野県で考えるときは、降灰の厚さだけで危険度を決めないことが大切です。
僕は、長野県における最大の盲点は「灰が少なければ普段どおり移動できる」という思い込みだと考えています。まず運行情報を確認し、動かずに待つ選択肢を持つことが、二次的な混乱を減らします。
長野県では何を準備し、噴火後にどう判断する?
基本行動は富士山麓からの避難ではなく、降灰予報と交通情報を確認し、必要に応じて屋内滞在と移動抑制へ切り替えることです。
気象庁の降灰予報には「定時」「速報」「詳細」の3種類があります。
実際の噴火後に長野県への影響を判断するうえで、特に重要なのが降灰予報(詳細)です。観測された噴火時刻や噴煙高度を基に、噴火から20~30分程度を目安として、6時間先までの降灰量と降灰開始時刻を1時間ごとに予測します(気象庁「降灰予報の説明」)。
ただし、上空の風が弱い場合や、高度によって風向きが大きく異なる場合には、予測範囲と実際の降灰がずれることがあります。
発表後も一度見て終わりにせず、続報を確認してください。
家庭では最低3日分、可能なら1週間程度を意識し、次の物を準備しておくと実用的です。
- 飲料水と調理用の水
- 加熱せず食べられる食品
- 常用薬とお薬手帳の情報
- 携帯トイレ
- 懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池
- モバイルバッテリー
- DS2規格またはN95規格の防じんマスク
- 火山灰が入りにくい密閉型ゴーグル
- 家族の連絡先を記した紙
- 灰を回収する丈夫な袋
- 室内へ灰を持ち込まないためのブラシ
水は、飲用と最低限の調理用として1人1日3リットルが一つの目安です。
7日分なら1人21リットル、2人世帯で42リットル、4人世帯で84リットルになります。普段使う水や食品を少し多めに保管し、消費した分を補充する方法なら、無理なく続けやすくなります。
携帯トイレは成人1人が1日5回使うと仮定すると、7日分で35回分です。
断水だけでなく、下水設備の不調や外出抑制が続く場面でも役立ちます。
火山灰は雪ではなく、細かな岩石や火山ガラスを含む粒子です。吸い込んだり目に入れたりしないようにし、降灰中は不要な外出を控えてください。
コンタクトレンズは外し、目をこすらないようにします。屋内では窓や扉を閉め、換気口などからの侵入を可能な範囲で抑えます。
DS2やN95の防じんマスクは、顔に密着して初めて本来の性能を発揮します。
なお、防じんマスクは粒子を対象とするものであり、火山ガスを除去する装備ではありません。火山灰対策とガス対策を混同しないでください。
雨でぬれた灰は重く、滑りやすくなります。道路に灰がある場合は、車での遠距離移動を自己判断で始めず、通行規制と目的地までの全区間を確認しましょう。
判断先は次のように分けると迷いにくくなります。
- 富士山の活動状況:気象庁の噴火警報・予報、火山活動解説資料
- 長野県への降灰:気象庁の降灰予報
- 高速道路・一般道路:道路管理者、長野県警察
- 鉄道:JRなど各交通事業者
- 地域の生活・避難情報:居住する市町村
- 停電・断水:電力会社、水道事業者
- 身近な火山の規制:対象自治体、火山防災協議会、警察

富士山噴火と長野県への影響をどう考える?僕の見解
僕の見方では、長野県にとっての核心は、「富士山麓と同じ直接危険区域ではないが、広域災害の影響圏から外れるとは限らない」という点です。
長野県の定量的な降灰想定が公表されていない理由は、公式資料に明記されていないため断定できません。
ただ、富士山ハザードマップが火口周辺の避難と、一定以上の堆積が予想される地域を中心に作られていることを考えると、長野県内の微量降灰を市町村単位で評価することが主要目的ではなかったと考えられます。
また、長野県は浅間山、焼岳、乗鞍岳、御嶽山など、県内や県境周辺の火山防災も抱えています。
行政の地域別ハザードマップや避難計画が、住民により近い火山を中心に整備されることには合理性があります。その一方で、富士山のような大規模噴火が交通網と物流網へ及ぼす広域的な影響は、既存の地域別地図だけでは読み取りにくい課題です。
だからこそ、長野県では地図を一枚だけ見るのではなく、二段階で判断する方法が現実的です。
第一段階は、富士山の活動に変化があったとき、噴火警報と交通情報を確認することです。
第二段階は、実際に噴火した後、降灰予報で自分の市町村が対象に入っているかを確かめ、屋内滞在、移動抑制、備蓄の使用へ切り替えることです。
さらに各家庭では、交通が止まった場面まで具体化しておく必要があります。
首都圏へ出張した家族が帰れない場合、どこで待機するのか。中央自動車道や中央本線の山梨県側が止まった場合、迎えに行かず連絡を取り合えるか。物流が遅れたとき、常用薬や食料を何日分確保できるか。
こうした問いに答えを用意して初めて、ハザードマップは眺める地図から、暮らしを守る計画へ変わります。
富士はただの山ではありません。その稜線の向こうには、地質の時間だけでなく、道路、鉄道、仕事、旅、家族の暮らしがつながっています。
恐れすぎず、地図の空白を安全保証とも思わない。確認できる事実と、噴火後に更新される情報を分けて読むことが、長野県から富士山に備える確かな姿勢だと僕は考えます。
まとめ
2026年8月21日時点で確認した長野県、長野県警察、長野地方気象台、富士山火山防災対策協議会などの公開資料には、長野県専用の富士山噴火ハザードマップや、市町村別の定量的な降灰想定は見当たりませんでした。
現行の公開ハザードマップでは、長野県は溶岩流、火砕流、大きな噴石などの到達想定区域に含まれていません。ただし、想定区域外であることは、個別噴火のあらゆる影響が不可能だと保証するものではありません。
長野県で注視すべきなのは、風向き次第の降灰と、中央自動車道・中央本線などを介した交通、物流への間接影響です。
噴火後は気象庁の降灰予報を確認し、必要に応じて屋内滞在と移動抑制へ切り替えてください。平常時には、水、食品、常用薬、携帯トイレ、防じんマスク、密閉型ゴーグル、電源を準備しておくことが現実的な備えになります。
よくある質問
富士山の溶岩流は長野県まで到達しますか?
現行の富士山ハザードマップでは、長野県は溶岩流の到達想定区域に含まれていません。ただし、ハザードマップは一定条件に基づく想定図であり、将来の全現象について安全を保証するものではありません。
富士山の火山灰は長野県にも降りますか?
風向き、噴煙高度、噴火の継続時間によっては、微量または少量の灰が運ばれる可能性を否定できません。具体的な範囲と量は、実際の噴火後に気象庁が発表する降灰予報で確認してください。
長野県民が噴火時に最初に確認する情報は何ですか?
富士山の活動は気象庁の噴火警報・予報、県内への降灰は降灰予報、移動の可否は道路管理者と鉄道会社の情報で確認します。中央自動車道や中央本線を利用する場合は、長野県内だけでなく山梨県側や目的地までの状況も確認してください。
執筆:神楽 岳志(登山エッセイスト|富士山研究家|自然体験ストーリーテラー)
参考資料(最終確認日:2026年8月21日)
- 山梨県「富士山ハザードマップ(令和3年3月改定)」
- 富士山ハザードマップ改定版検討委員会「降灰(小さな噴石を含む)及び降灰後土石流のハザードマップについて」
- 長野県「地域防災計画」関係資料
- 長野県警察「火山災害に備えて」(2026年2月10日更新)
- 長野地方気象台「長野県の火山と防災」
- 気象庁「富士山 有史以降の火山活動」
- 気象庁・火山噴火予知連絡会「富士山ワーキンググループ成果報告書」
- 気象庁「降灰予報の説明」
- 気象庁「富士山の火山活動解説資料(令和8年7月)」(2026年8月10日公表)
富士登山の準備で迷いやすいのが、「本当にこの装備を全部買う必要があるのか」という問題です。
頻繁に山へ行く人と、まずは富士山に挑戦したい人では、合理的な揃え方も変わります。
大切なのは、費用だけで決めるのではなく、安全性や使う頻度まで含めて考えること。
購入とレンタルの違いが分かれば、自分に必要な装備もかなり整理しやすくなります。
富士登山の装備レンタルをどう使えばいいのか、詳しくはこちらの記事で確認できます。
全部読む必要はありません。気になるところだけ拾い読みしてみてください。


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