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【富士山女子駅伝】エースが集う5区の結果は?歴代区間賞や驚異のゴボウ抜きハイライト

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富士山を背に最長10.5kmの5区を駆ける大学女子駅伝の選手たち 絶景スポット&観光情報

富士山女子駅伝2025の5区は、サラ・ワンジル選手が33分29秒で区間賞を獲得し、大東文化大学を3位から首位へ押し上げました。

最長10.5kmの5区は、各大学のエースが激突する勝負区間です。本記事では全24選手の結果、4区からの順位変動、城西大学の再逆転、現行コースの最高記録、不破聖衣来選手の6人抜きを整理します。

富士山女子駅伝2025の5区結果は?ワンジルが33分29秒で区間賞

2025年12月30日に行われた第13回富士山女子駅伝は、富士山本宮浅間大社前から富士総合運動公園陸上競技場までの7区間43.4kmで争われました。

5区は全区間で最長となる10.5kmです。大東文化大学のサラ・ワンジル選手(3年)が33分29秒で走り、区間2位に57秒差をつけて区間賞を獲得しました。

2025年大会における5区全24選手の結果は、次の通りです。

区間順位 選手 大学・チーム 区間記録 5区終了時の総合順位
1 サラ・ワンジル(3年) 大東文化大学 33分29秒 1位
2 佐々木菜月(3年) 東北福祉大学 34分26秒 2位
3 細見芽生(1年) 名城大学 34分53秒 4位
4 福山光(2年) 福岡大学 35分05秒 7位
5 大西文香(3年) 全日本大学選抜 35分06秒 8位
6 金子陽向(4年) 城西大学 35分12秒 3位
7 田島愛理(3年) 順天堂大学 35分13秒 6位
8 土屋舞琴(4年) 立命館大学 35分36秒 5位
9 住野友理(3年) 東洋大学 36分04秒 11位
10 新山心友(3年) 関西大学 36分06秒 10位
11 三宅優姫(2年) 拓殖大学 36分10秒 18位
12 岩本彩乃(2年) 大阪芸術大学 36分18秒 17位
13 白川朝陽(2年) 筑波大学 36分25秒 12位
14 田中希実(3年) 日本体育大学 36分32秒 9位
14 髙瀬詩織(1年) 東京農業大学 36分32秒 19位
16 並木美乃(4年) 中央大学 36分37秒 20位
17 新井乃愛(2年) 京都産業大学 36分44秒 16位
18 大木志桜(2年) 玉川大学 36分45秒 14位
19 山口藍美(2年) 神戸学院大学 36分46秒 21位
20 佐内瑞希(2年) 大阪学院大学 36分49秒 13位
21 沖千都(4年) 静岡県学生選抜 37分17秒 23位
22 渡辺笑夏(4年) 帝京科学大学 37分20秒 15位
23 寺木みのり(2年) 関西外国語大学 37分38秒 22位
24 山口ありす(2年) 駿河台大学 37分56秒 24位

ワンジル選手は、4区終了時点で首位だった城西大学から47秒差の3位でタスキを受けました。速報では、スタートから4.2km地点で先頭へ浮上したと伝えられています。

10.5kmの半分にも達しない段階で47秒を詰め、途中にいた東北福祉大学もかわしたことになります。区間1位という数字だけでなく、大会の主導権を大東文化大学へ引き寄せた走りでした。

5区終了時点の大東文化大学は1時間32分39秒。2位の東北福祉大学に47秒、3位の城西大学に56秒の差をつけて6区へつなぎました。

上位5校の順位変動を見ると、ワンジル選手がどれほど大きくレースを動かしたのかが分かります。

大学 4区終了順位 4区終了時の首位差 5区終了順位 順位変動 5区終了時の首位差
大東文化大学 3位 47秒 1位 2つ上昇 0秒
東北福祉大学 2位 37秒 2位 変動なし 47秒
城西大学 1位 0秒 3位 2つ下降 56秒
名城大学 4位 1分02秒 4位 変動なし 記録上の通過差を参照
立命館大学 5位 1分04秒 5位 変動なし 記録上の通過差を参照

名城大学と立命館大学は順位を維持しましたが、先頭が入れ替わったため、優勝争いの構図は大きく変化しました。

僕は5区の結果を評価するとき、区間順位だけではなく、受けた順位・渡した順位・首位との差という三つの数字を見るべきだと考えています。この軸で見れば、ワンジル選手は2025年大会の5区で最大級の役割を果たしたと評価できます。


なぜ富士山女子駅伝の5区にはエースが集まるのか?

富士山女子駅伝の5区にエースが集まる最大の理由は、現行コースで最長となる10.5kmを走り、選手間の走力差が総合タイムへ表れやすいからです。

3区は3.3km、4区は4.4kmです。それに対して5区は10kmを超えるため、1kmあたり数秒の差でも、区間全体では数十秒の差に広がります。

2025年も、大東文化大学のワンジル選手、東北福祉大学の佐々木菜月選手、城西大学の金子陽向選手、立命館大学の土屋舞琴選手ら、優勝争いを担う選手が配置されました。

名城大学は王座奪還を目指す重要区間に、1年生の細見芽生選手を起用しています。細見選手は34分53秒で区間3位となり、総合4位を保って6区へつなぎました。

5区は、長距離に強い選手を置けば自動的に勝てる区間ではありません。4区までに背負ったタイム差を考えながら、どの段階で前を追い、終盤までどのペースを維持するかが問われます。

なお、長距離区間では風、気温、路面の状態、単独走か競り合いかといった条件が記録に影響するのが一般的です。ただし、当日の気象データや選手談話を確認せず、2025年のタイム差を特定の気象条件だけで説明することはできません。

※画像はAIによるイメージ

4区終了時点では、城西大学が58分23秒で首位でした。東北福祉大学が37秒差、大東文化大学が47秒差、名城大学が1分02秒差、立命館大学が1分04秒差で続いています。

上位5校が64秒以内に収まっていたため、5区は逆転の可能性が十分に残された状態で始まりました。その均衡を破ったのが、ワンジル選手の序盤からの追い上げです。

一方、首位でタスキを受けた城西大学の金子選手は、35分12秒の区間6位でした。総合順位は3位へ下がったものの、先頭との差を56秒にとどめています。

ここが2025年大会を読み解く重要なポイントです。城西大学は5区で主導権を失いましたが、優勝の可能性まで失ったわけではありませんでした。

5区で首位へ立つ力と、5区の苦しい展開を致命傷にしない力は、どちらも駅伝の強さです。ワンジル選手の攻めと金子選手の粘りが、対照的な形で大会終盤につながりました。


5区終了後に何が起きた?城西大学が6区と7区で再逆転

5区で先頭へ立った大東文化大学は、そのまま総合優勝したわけではありません。城西大学が6区と7区で連続区間賞を獲得し、最終7区で逆転しました。

6区では、城西大学の窪田舞選手(1年)が19分24秒で区間賞を獲得。大東文化大学の蔦野萌々香選手は19分56秒で首位を守りましたが、両校の差は24秒まで縮まりました。

東北福祉大学の小林日香莉選手も19分35秒の区間3位で走り、優勝争いから離れませんでした。6区終了時には、大東文化大学、城西大学、東北福祉大学の3校が26秒以内に並びます。

最終7区では、城西大学の大西由菜選手(1年)が29分37秒で区間賞を獲得しました。城西大学は大東文化大学を逆転し、2時間22分36秒で富士山女子駅伝初優勝を果たしています。

最終的な上位5校は次の通りです。

総合順位 大学 総合記録 優勝校との差
1 城西大学 2時間22分36秒 0秒
2 東北福祉大学 2時間22分47秒 11秒
3 大東文化大学 2時間23分10秒 34秒
4 名城大学 2時間24分34秒 1分58秒
5 立命館大学 2時間25分39秒 3分03秒

城西大学は全日本大学女子駅伝に続く優勝となり、2025年シーズンの大学女子駅伝二冠を達成しました。

5区終了時点で城西大学は首位から56秒差でした。その後、6区で差を24秒まで縮め、7区で逆転しています。

この推移から分かるのは、5区が重要ではないということではありません。むしろ、最長区間で生じた約1分の差を、残る2区間で覆せる選手層が城西大学にあったということです。

城西大学は2区でも本間香選手が20分36秒の区間新記録をマークしていました。5区だけに勝負を集中させるのではなく、序盤と終盤の双方に区間上位を狙える選手を配置したことが、初優勝につながったと考えられます。

大東文化大学にとっても、ワンジル選手の5区は総合3位という結果だけでは測れません。5区で首位へ出たからこそ、残り2区間を優勝争いの中心で走ることができました。

駅伝の一つの区間は、最終結果を単独で決めるものではありません。次走者がどの位置で戦えるかをつくる区間であり、2025年の5区と終盤は、その関係を鮮明に示しました。


5区の主な歴代区間賞と現行10.5kmの最高記録は?

現行10.5kmの5区最高記録は、拓殖大学の不破聖衣来選手が2021年の第9回大会で記録した32分23秒です。

ただし、富士山女子駅伝の5区は大会史の途中で距離が変わっています。異なる距離の記録を単純に比較すると、歴代最高記録の意味を取り違えてしまいます。

コース区分ごとの5区最高記録と、比較上重要な主な区間賞を整理しました。

大会区分・年 5区距離 選手 大学 記録 記録の位置づけ
第1回・2013年 5.0km 大森菜月 立命館大学 15分29秒 第1回~第3回の区分で確認すべき記録
第4回・2016年 10.9km 棚池穂乃香 京都産業大学 36分29秒 第4回のみの距離区分
第7回・2019年 10.5km 加世田梨花 名城大学 34分51秒 優勝した名城大学の区間賞
第9回・2021年 10.5km 不破聖衣来 拓殖大学 32分23秒 現行10.5kmの区間最高
第13回・2025年 10.5km サラ・ワンジル 大東文化大学 33分29秒 3位から首位へ浮上

この表は全大会の区間賞一覧ではなく、距離区分と記録比較に必要な主な大会を抜き出したものです。

第1回から第3回までの5区は5.0kmでした。第4回は大会全体が43.8km、5区が10.9kmとなり、第5回以降は大会全体43.4km、5区10.5kmという現在につながるコース構成になっています。

そのため、現在の5区で記録を比較する場合は、第5回以降の10.5kmを同じ区分として見る必要があります。距離が倍以上異なる第1回の15分29秒と、現行コースの32分23秒を直接比べることはできません。

不破選手の32分23秒は、10.5kmを単純平均すると1kmあたり約3分05秒です。2025年のワンジル選手の33分29秒は、同じ計算で1kmあたり約3分11秒となります。

両者の差は1分06秒です。ただし、駅伝のタイムは当日の条件や走行位置、単独走の長さなどにも左右されるため、数字だけで走りの優劣を断定するのは適切ではありません。

不破選手の記録は現行コースにおける純粋な速さの基準であり、ワンジル選手の記録は47秒差を逆転してレースの先頭に立ったという戦況上の価値を伴います。

僕は、歴代記録を見るときには「何分だったか」だけでなく、「どの距離を、どの順位で受け、どの位置まで運んだか」を確認することが大切だと考えています。記録と勝負への貢献を分けて見ることで、各選手の走りをより公平に評価できます。


不破聖衣来の6人抜きとは?2024年と2021年の5区を振り返る

不破聖衣来選手は、富士山女子駅伝の5区を象徴する選手の一人です。2021年に区間最高記録を樹立し、2024年には同じ5区で6人抜きを見せました。

2021年の第9回大会で、不破選手は10.5kmを32分23秒で走りました。このタイムは、現行コースにおける5区最高記録として残っています。

2024年大会では、3年ぶりに富士山女子駅伝へ出場。5区で前を走る6人を抜き、拓殖大学を総合4位まで押し上げました。

10.5kmの中で6人を抜くには、前方の選手との距離を一つずつ縮めながら、自分のペースを最後まで保つ必要があります。順位を上げる派手さに加え、長い区間を崩れず走り切る持久力が表れたレースでした。

2025年のワンジル選手は、順位上では3位から1位への2人抜きです。人数だけを見れば不破選手の6人抜きの方が多いものの、ワンジル選手は優勝争いの先頭を奪っています。

※画像はAIによるイメージ

ゴボウ抜きの人数は分かりやすい指標ですが、それだけで区間の価値は決まりません。首位でタスキを受けた選手には、そもそも抜く相手がいないからです。

2025年の城西大学・金子選手は首位で5区をスタートし、3位でタスキを渡しました。順位は下げましたが、差を56秒に抑えたことで、6区と7区の逆転へ可能性を残しています。

5区の走りを評価するときは、次の三つを合わせて見ると、レースへの貢献が理解しやすくなります。

  • 区間順位と区間タイム
  • タスキを受けた順位と渡した順位
  • 5区終了時点における首位とのタイム差

不破選手の2024年の走りは、中位から上位へ集団を駆け上がった6人抜きでした。ワンジル選手の2025年の走りは、47秒差を覆して優勝争いの頂点を奪った逆転です。

同じ「抜いた」という結果でも、その意味は異なります。人数、時間差、総合順位の三方向から見ることが、駅伝を深く味わう鍵になります。


5区結果から見えた強豪校の戦術と今後の注目点

僕が2025年大会で最も興味深いと感じたのは、5区で最速だったチームと総合優勝校が異なったことです。

大東文化大学はワンジル選手の区間賞で首位へ立ちましたが、最終順位は3位でした。城西大学は5区で3位へ下がりながら、残る6区と7区で連続区間賞を獲得して逆転しています。

この結果は、富士山女子駅伝が「最長区間に最速の選手を置けば勝てる大会」ではないことを示しています。5区までに優勝圏内へ入り、5区後にも逆転や逃げ切りを担える選手を残す総合的な配置が必要です。

東北福祉大学も見逃せません。5区の佐々木選手が34分26秒で区間2位、6区の小林選手が19分35秒で区間3位と安定し、優勝した城西大学とわずか11秒差の総合2位に入りました。

名城大学は4区で米澤奈々香選手が14分14秒の区間賞を獲得し、8位から4位まで順位を上げました。5区では1年生の細見選手が区間3位に入りましたが、上位3校へ追いつくまでには至りませんでした。

立命館大学は1区の佐藤ゆあ選手と3区の森安桃風選手が区間賞を獲得しています。それでも5区終了時、最終順位ともに5位でした。

複数の区間賞を獲得しても、区間ごとのタイム差や選手配置によって総合順位は変わります。区間賞の数だけを数えても、駅伝の勝敗を説明しきれない理由がここにあります。

筆者としては、今後も5区が各校のエース配置の中心になると考えています。ただし、5区の独走だけに勝負を託す戦術にはリスクがあります。

5区を終えても、6区と7区には合計14km以上が残ります。特に最終7区は8.3kmあり、数十秒差なら逆転が起こり得る距離です。

2025年の城西大学は、5区終了時の56秒差を残り2区間で覆しました。今後の有力校にも、5区で主導権を握る走力だけでなく、そこで生じた展開へ対応できる終盤の選手層が求められるでしょう。

また、現行5区の区間最高記録である不破選手の32分23秒に、誰がどこまで迫るのかも注目点です。ワンジル選手の2025年の記録は、区間最高まで1分06秒でした。

ただし、記録更新だけを大会の価値にするべきではありません。僕は、タイムと同じくらい、5区の走りが6区、7区の戦い方をどう変えたのかに注目したいと思います。

富士の稜線は、一つの峰だけで形づくられるものではありません。七つの区間が連なって一つの結果になる駅伝も、よく似ています。


まとめ

2025年の富士山女子駅伝5区では、大東文化大学のサラ・ワンジル選手が10.5kmを33分29秒で走り、区間賞を獲得しました。4区終了時の3位から追い上げ、速報によると4.2km地点で首位へ浮上しています。

5区終了時の大東文化大学は、東北福祉大学に47秒、城西大学に56秒の差をつけて首位でした。しかし、城西大学が6区と7区で連続区間賞を獲得し、2時間22分36秒で初優勝とシーズン二冠を達成しました。

現行10.5kmの5区最高記録は、不破聖衣来選手が2021年に記録した32分23秒です。不破選手は2024年大会でも6人抜きを見せ、拓殖大学を4位へ押し上げました。

5区はエースの速さを競う区間であると同時に、残る2区間の勝負を組み直す区間です。区間タイム、順位変動、首位との時間差を一緒に見ることで、富士山女子駅伝の本当の攻防が見えてきます。


よくある質問

2025年の富士山女子駅伝5区で区間賞を獲得したのは誰ですか?

大東文化大学3年のサラ・ワンジル選手です。10.5kmを33分29秒で走り、チームを3位から首位へ押し上げました。

富士山女子駅伝5区の現行コース最高記録は何分ですか?

現行の10.5kmでは、拓殖大学の不破聖衣来選手が2021年の第9回大会で記録した32分23秒が区間最高です。過去には5区の距離が異なる大会があるため、記録を比較する際はコース区分への注意が必要です。

不破聖衣来選手は2024年の富士山女子駅伝で何人抜きしましたか?

2024年大会の5区で6人を抜き、拓殖大学を4位まで押し上げました。2021年には同じ5区で現行コースの最高記録も樹立しています。


参照した情報

本記事の大会記録、区間記録、順位推移は、富士山女子駅伝大会公式の記録資料・大会史および2025年12月30日の当日速報を基に整理しました。記録の確認日は2026年9月7日です。

大会によって5区の距離が異なるため、歴代記録は5.0km、10.9km、現行10.5kmの区分を分けて記載しています。選手の心理や配置意図について、確認できない内容は事実として断定していません。

神楽 岳志(登山エッセイスト|富士山研究家|自然体験ストーリーテラー)

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