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富士山女子駅伝2022の結果詳細|順位・記録・注目選手まとめ

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富士山を背に静岡の市街地を駆け抜ける大学女子駅伝の選手たち 絶景スポット&観光情報

富士山女子駅伝2022は、名城大学が2時間21分56秒で優勝し、大会5連覇を達成しました。

2022年12月30日に静岡県富士宮市・富士市で開催され、名城大学は1区から首位を譲らない完全優勝。3区では1年生の米澤奈々香選手が10分03秒の区間新記録を樹立しました。

富士山女子駅伝2022の結果は?開催概要と上位成績

富士山女子駅伝2022では、名城大学が2位の大阪学院大学に3分11秒差をつけて優勝しました。

正式名称は「第17回全日本大学女子選抜駅伝競走大会」で、富士山女子駅伝としては第10回大会に当たります。

大会の基本情報は次の通りです。

  • 開催日:2022年12月30日(金)
  • スタート:富士山本宮浅間大社前(静岡県富士宮市)
  • フィニッシュ:富士総合運動公園陸上競技場(静岡県富士市)
  • コース:7区間・43.4km
  • 出場数:大学単独チームと選抜チームを合わせて24チーム
  • 優勝:名城大学
  • 優勝記録:2時間21分56秒
  • 2位:大阪学院大学(2時間25分07秒)
  • 区間新記録:3区・米澤奈々香選手(名城大学)の10分03秒

上位5チームの結果は以下の通りです。

順位 チーム 総合記録 優勝チームとの差
1位 名城大学 2時間21分56秒 ―
2位 大阪学院大学 2時間25分07秒 3分11秒
3位 日本体育大学 2時間25分21秒 3分25秒
4位 全日本大学選抜 2時間25分39秒 3分43秒
5位 立命館大学 2時間26分28秒 4分32秒

名城大学は、1区の柳樂あずみ選手が12分46秒の区間賞で先頭に立つと、最後まで一度も総合首位を明け渡しませんでした。

7区間中5区間で区間賞を獲得し、区間賞を逃した2区と6区も区間3位。出走した7人全員が区間3位以内という、弱点の見当たらない襷リレーでした。

この優勝によって、名城大学は2018年大会から続く富士山女子駅伝5連覇を達成しました。

同大学は2022年10月の全日本大学女子駅伝も制しており、富士山女子駅伝との「大学女子駅伝2冠」も5年連続です。単発の好走ではなく、秋から年末までチーム力を維持してきた結果だといえます。

一方、2位から4位までは32秒差でした。大阪学院大学、日本体育大学、全日本大学選抜による表彰台争いは、最終7区まで順位が動く接戦となっています。


富士山女子駅伝2022の総合順位・記録一覧

富士山女子駅伝2022に出場した全24チームの総合順位と記録は、次の通りです。

順位 チーム 総合記録
1位 名城大学 2時間21分56秒
2位 大阪学院大学 2時間25分07秒
3位 日本体育大学 2時間25分21秒
4位 全日本大学選抜 2時間25分39秒
5位 立命館大学 2時間26分28秒
6位 大東文化大学 2時間27分40秒
7位 城西大学 2時間27分47秒
8位 関西大学 2時間27分50秒
9位 拓殖大学 2時間27分50秒
10位 大阪芸術大学 2時間28分09秒
11位 東北福祉大学 2時間28分32秒
12位 順天堂大学 2時間29分05秒
13位 中央大学 2時間29分45秒
14位 関西外国語大学 2時間29分50秒
15位 玉川大学 2時間30分33秒
16位 亜細亜大学 2時間30分38秒
17位 東京農業大学 2時間31分04秒
18位 福岡大学 2時間31分54秒
19位 京都光華女子大学 2時間32分21秒
20位 東洋大学 2時間32分28秒
21位 佛教大学 2時間33分02秒
22位 筑波大学 2時間33分05秒
23位 中京学院大学 2時間34分35秒
24位 静岡学生選抜 2時間39分02秒

総合順位で特に注目したいのは、6位から9位までの接戦です。

6位の大東文化大学は2時間27分40秒、7位の城西大学は同47秒、8位の関西大学と9位の拓殖大学は同50秒でした。43.4kmを走り終えた段階で、4チームがわずか10秒の中に並んだことになります。

関西大学と拓殖大学は、公式結果上の総合記録がともに2時間27分50秒です。そのうえで、最終順位は関西大学が8位、拓殖大学が9位と記録されています。

10位の大阪芸術大学も2時間28分09秒であり、6位の大東文化大学との差は29秒しかありません。順位だけを見ると離れているように感じますが、一つの区間で数秒ずつ縮めれば、複数校を逆転できるほどの僅差でした。

上位では名城大学が独走した一方、その後方では表彰台争いと入賞争いが同時に進んでいました。2022年大会は、一つのレースの中に性質の異なる競争が存在した大会だったのです。

東洋大学は前半に順位を上げるも総合20位

東洋大学は2時間32分28秒で総合20位でした。

1区を10位でスタートし、4区の佐竹結衣選手が14分31秒の区間4位で走ったことで、4区終了時には総合11位まで順位を上げています。

しかし、最長区間となる5区以降で後退し、最終的には20位でフィニッシュしました。

前半に上位進出への足掛かりを作れていただけに、後半区間で流れを維持できなかったことが総合順位へ大きく影響したと考えられます。

駅伝では、好走した区間が一つあっても、43.4km全体の結果は決まりません。東洋大学の推移は、各区間の走力をそろえる難しさを示す一例です。


富士山女子駅伝2022の区間賞とレース展開

富士山女子駅伝2022では、名城大学の選手が1区、3区、4区、5区、7区で区間賞を獲得しました。

名城大学以外では、大阪芸術大学の北川星瑠選手が2区、日本体育大学の嶋田桃子選手が6区を制しています。

区間 距離 区間賞 チーム 記録
1区 4.1km 柳樂あずみ 名城大学 12分46秒
2区 6.8km 北川星瑠 大阪芸術大学 21分08秒
3区 3.3km 米澤奈々香 名城大学 10分03秒・区間新
4区 4.4km 増渕祐香 名城大学 14分09秒
5区 10.5km 山本有真 名城大学 34分05秒
6区 6.0km 嶋田桃子 日本体育大学 19分35秒
7区 8.3km 谷本七星 名城大学 29分38秒

※画像はAIによるイメージ

1区・柳樂あずみ選手が完全優勝への流れを作る

1区は4.1kmで行われ、名城大学の1年生・柳樂あずみ選手が12分46秒で区間賞を獲得しました。

2位は日本体育大学の柳井桜子選手で12分55秒、3位は大東文化大学の吉村玲美選手で12分56秒。柳樂選手は2位に9秒差をつけて襷を渡しました。

1区で得た9秒は、単なる時間差以上の意味を持ちます。後続の選手が集団の駆け引きから離れ、自分の設定したペースで走りやすくなるからです。

名城大学が最後まで首位を守れた背景には、この1区で作られた明確な流れがありました。

2区・北川星瑠選手が大阪芸術大学を押し上げる

2区6.8kmでは、大阪芸術大学の北川星瑠選手が21分08秒で区間賞を獲得しました。

立命館大学の村松灯選手を3秒、名城大学の石松愛朱加選手を11秒上回る記録です。

大阪芸術大学は1区終了時の17位から、2区終了時には7位まで浮上しました。北川選手は一つの区間で10チームを追い抜く形となり、チームのレースを立て直しています。

名城大学の石松選手は21分19秒の区間3位でした。区間賞こそ逃しましたが、総合首位を維持し、2位の日本体育大学に10秒差をつけています。

区間賞を取れないときにも崩れず、総合順位を守る。名城大学の強さは、こうした区間にも表れていました。

3区・米澤奈々香選手が10分03秒の区間新

3区3.3kmでは、名城大学の1年生・米澤奈々香選手が10分03秒を記録しました。

これは従来の区間記録を更新する区間新であり、2022年大会を象徴する個人記録です。2025年大会終了時点でも、大会公式サイトの過去記録に第10回大会の区間最高記録として掲載されています。

米澤選手は区間2位の選手に18秒差をつけました。3区終了時の名城大学は44分08秒で、日本体育大学との差を43秒まで広げています。

3.3kmの短い区間では、遅れを挽回する距離が十分にありません。その区間で18秒差を生んだことは、総合優勝の流れを決定づける大きな加速でした。

1区の柳樂選手に続き、米澤選手も1年生です。大舞台で若い選手を主要区間に配置し、実際に結果を出したことは、名城大学の選手育成と起用の厚みを示しています。

4区・増渕祐香選手がリードを1分以上へ

4区4.4kmでは、名城大学の増渕祐香選手が14分09秒で区間賞を獲得しました。

日本体育大学の齋藤みう選手が14分28秒で区間2位、玉川大学の小林遥香選手が14分30秒で区間3位でした。

4区終了時の名城大学は58分17秒。2位の日本体育大学は59分19秒で、差は1分02秒まで広がりました。

4区は、大会最長となる5区へ襷を渡す区間です。増渕選手は首位を維持しただけでなく、5区を走る山本有真選手が落ち着いてレースへ入れる時間的な余裕を作りました。

5区・山本有真選手が最長10.5kmを制する

5区は全7区間で最も長い10.5kmです。名城大学の4年生・山本有真選手が34分05秒で区間賞を獲得しました。

2位は立命館大学の飛田凜香選手で34分23秒、3位は関西大学の磯野美空選手で34分45秒でした。

5区終了時の名城大学は1時間32分22秒。2位の日本体育大学は1時間34分50秒となり、両校の差は2分28秒に拡大しました。

全長43.4kmの約4分の1を占める5区は、総合結果に大きな影響を与えます。そこで18秒の区間差を上積みした山本選手の走りにより、名城大学は終盤へ向けて十分なリードを確保しました。

若い選手が序盤で作った流れを、4年生が最長区間で確かな差へ変える。2022年の名城大学は、学年と経験を生かした配置にも完成度がありました。

6区・嶋田桃子選手が日本体育大学の2位を守る

6区6.0kmでは、日本体育大学の嶋田桃子選手が19分35秒で区間賞を獲得しました。

大阪学院大学の野崎光選手が19分54秒で区間2位、名城大学の小林成美選手が19分56秒で区間3位でした。

嶋田選手は名城大学との差を21秒縮め、日本体育大学の総合2位を守りました。6区終了時点では、日本体育大学が1時間54分25秒、全日本大学選抜が1時間54分58秒、大阪学院大学が1時間55分09秒でした。

日本体育大学は全日本大学選抜に33秒、大阪学院大学に44秒の差をつけて最終区へ入りましたが、このリードを守り切ることはできませんでした。

7区・谷本七星選手が区間賞で5連覇を決める

最終7区は8.3km。名城大学の谷本七星選手が29分38秒の区間賞で走り、2時間21分56秒の優勝記録を完成させました。

2位は拓殖大学の新井沙希選手で29分52秒、3位は大阪学院大学の佐藤千紘選手で29分58秒でした。

谷本選手は大きなリードを守る走りに徹するのではなく、区間トップの記録で大会を締めくくっています。

一方、佐藤選手の好走によって大阪学院大学は、6区終了時の4位から総合2位へ浮上しました。日本体育大学を14秒、全日本大学選抜を32秒上回ってフィニッシュしています。

名城大学の完全優勝だけでなく、最終区で表彰台の並びが変わったことも2022年大会の重要な見どころでした。駅伝の順位は、最後の走者がフィニッシュラインを越えるまで確定しない。その原則が明確に表れた終盤です。

※画像はAIによるイメージ

名城大学は例年以上に強かった?過去3大会との比較

ここからは、公式結果と名城大学の公表資料を基にした僕なりの考察です。

2022年の名城大学は2時間21分56秒で優勝しましたが、当時の大会記録だった2020年の2時間21分38秒には18秒届いていません。

したがって、2022年の優勝を単純に「歴代最速の走り」と評価することはできません。

しかし、2位との差に注目すると別の特徴が見えてきます。

大会年 優勝校 優勝記録 2位との差 レースの特徴
2020年 名城大学 2時間21分38秒 2分38秒 当時の大会新記録
2021年 名城大学 2時間22分24秒 2分58秒 1区から首位を維持
2022年 名城大学 2時間21分56秒 3分11秒 1区から首位、全区間3位以内

2022年は、2020年より総合タイムが18秒遅かった一方、2位との差は33秒大きくなっています。

2021年との比較では総合記録を28秒短縮し、2位との差も13秒拡大しました。つまり、絶対的なタイムでは2020年に及ばなかったものの、他校に対する優位性は直近3大会で最も大きかったと読めます。

これは、2022年の強さが一人の記録だけで作られたものではないことと関係しています。

名城大学は、1区の柳樂選手、3区の米澤選手、4区の増渕選手、5区の山本選手、7区の谷本選手が区間賞。残る2区の石松選手と6区の小林選手も区間3位でした。

仮に一つの区間で大きく崩れていれば、2位との差は簡単に縮まります。2022年には、その「崩れる区間」が存在しませんでした。

筆者としては、ここに名城大学の5連覇を支えた本質があると考えます。

1年生と4年生を結んだ区間配置

学年構成にも注目すべき点があります。

1区の柳樂選手と3区の米澤選手は1年生でした。一方、最長5区の山本選手と6区の小林選手は4年生です。

若い選手を序盤の重要区間へ起用し、経験豊富な4年生を総合結果への影響が大きい後半区間へ配置する形になっていました。

もちろん、学年だけで区間配置の意図を断定することはできません。それでも、1年生が先頭を作り、4年生が最長区間を制し、最後は谷本選手が区間賞で締める流れは、チーム全体の層の厚さを示しています。

特に米澤選手の区間新は、その年の優勝への貢献と、次年度以降への可能性を同時に示す走りでした。

速さよりも「再現性」が5連覇を生んだ

大学駅伝では毎年、選手の卒業と入学があります。同じ選手、同じ区間配置、同じ調整方法で戦い続けることはできません。

それでも名城大学は、2018年から2022年まで5年連続で富士山女子駅伝を制し、そのすべての年で全日本大学女子駅伝との2冠を達成しました。

この継続性は、個人の才能だけでは説明できません。選手の育成、体調管理、区間への適性判断、レース当日までの調整を、毎年高い水準で組み立て直していたと考えられます。

僕は登山で、最も速く歩く人よりも、自分の呼吸を崩さず歩き続けられる人の強さを何度も見てきました。

2022年の名城大学も同じです。7人の誰か一人に奇跡を求めるのではなく、全員が自分の区間で上位の走りを再現しました。富士山の比喩を一つだけ許してもらうなら、七つの足場を確実に踏み、最後まで姿勢を崩さず登り切ったようなレースでした。

優勝争いの外側にも一秒の価値があった

名城大学の独走だけで2022年大会を語ると、大会全体の面白さを見落とします。

2位から4位までは32秒差で、6区終了時に4位だった大阪学院大学が最終区で2位へ浮上しました。6位から9位までは、さらに小さな10秒差です。

優勝争いは早い段階で名城大学が主導しましたが、表彰台争いと6位以下の順位争いは最後まで続いていました。

総合順位表に記された一秒は、とても小さく見えます。しかし、その一秒で順位が入れ替わり、次年度の目標や選手の手応えも変わります。

2022年大会は、名城大学の「隙のなさ」と、追うチーム同士の「僅差」が同居していました。圧勝と接戦が同じ43.4kmの中にあったことこそ、この大会を読み解くうえでの重要な視点です。


まとめ

富士山女子駅伝2022は、2022年12月30日に富士山本宮浅間大社前から富士総合運動公園陸上競技場までの7区間43.4kmで開催されました。

名城大学が2時間21分56秒で優勝し、大会5連覇と5年連続の大学女子駅伝2冠を達成。1区から一度も首位を譲らず、7区間中5区間で区間賞、残る2区間も区間3位という安定した走りでした。

個人記録では、3区の米澤奈々香選手が3.3kmを10分03秒で走り、区間新記録を樹立しています。

総合2位は大阪学院大学、3位は日本体育大学、4位は全日本大学選抜、5位は立命館大学でした。6位から9位までが10秒差になるなど、名城大学の独走とは対照的な接戦も繰り広げられました。

2022年の名城大学は当時の大会記録には18秒届かなかったものの、2位との差は2020年の2分38秒、2021年の2分58秒を上回る3分11秒でした。記録の速さだけでなく、他校に対する優位性と全区間の安定性が際立った優勝だったといえます。

参照資料

本記事の順位、総合記録、区間記録、コース情報、過去大会との比較は、以下の公表資料を基に整理しました。

  • 富士山女子駅伝大会公式サイト「大会結果・結果一覧表」(2022年12月30日公開)
  • 富士山女子駅伝大会公式サイト「過去の記録」
  • 名城大学「女子駅伝部が富士山女子駅伝を完勝 5年連続の駅伝2冠を達成」(2022年12月30日発表)
  • 名城大学「富士山女子駅伝2020で3年連続2冠を達成」(2020年12月30日発表)
  • 名城大学「4年連続『駅伝2冠』の金字塔」(2022年1月6日公開)

資料間で表記が異なる場合は大会公式結果を優先しています。また、選手の発言内容を確認できない情報や、発表主体・時期が特定できない観戦方針については本文に含めていません。


よくある質問

富士山女子駅伝2022の優勝校と記録は?

名城大学が2時間21分56秒で優勝しました。2位の大阪学院大学に3分11秒差をつけ、大会5連覇を達成しています。

富士山女子駅伝2022で区間新記録を出した選手は?

名城大学の米澤奈々香選手です。3区3.3kmを10分03秒で走り、区間新記録を樹立しました。

富士山女子駅伝2022は何区間、何kmだった?

富士山本宮浅間大社前から富士総合運動公園陸上競技場までの7区間、合計43.4kmで行われました。大学単独チームと選抜チームを合わせて24チームが出場しています。

神楽 岳志(登山エッセイスト|富士山研究家|自然体験ストーリーテラー)

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