富士山駅伝の最新結果は、2025年女子が城西大学、2026年登山駅伝が平成山岳会の優勝です。
ただし、「富士山駅伝」は大学女子のロード駅伝と、富士山頂を往復する山岳駅伝の2大会を指す場合があります。本記事では両大会を区別し、順位、タイム、勝負を決めた区間、歴史的な意味まで整理します。
富士山を眺めながら過ごせるグランピングは、施設によって景色も過ごし方もかなり違います。
「どこを選べばいい?」と迷ったら、富士山周辺のグランピング選びをまとめた記事を先に見ておくとイメージしやすいです。
富士山駅伝の結果はどちらの大会を指す?
結論として、「富士山駅伝」という検索語は、富士山女子駅伝と富士登山駅伝の2大会を指す可能性があります。
正式名称はそれぞれ「全日本大学女子選抜駅伝競走」と「秩父宮記念富士登山駅伝競走大会」です。名前は似ていますが、出場者もコースも競技形式も異なります。
比較項目 富士山女子駅伝 富士登山駅伝
正式名称 全日本大学女子選抜駅伝競走 秩父宮記念富士登山駅伝競走大会
主な出場者 大学女子、選抜チーム 一般、自衛隊チーム
開催地 静岡県富士市・富士宮市 静岡県御殿場市・富士山
コース 市街地と富士山麓のロード 富士山頂を往復する山岳コース
本記事で扱う大会 2025年12月30日 2026年8月2日
優勝 城西大学 平成山岳会
優勝タイム 2時間22分36秒 3時間50分39秒
大学別の順位や優勝校を知りたい場合は、富士山女子駅伝の結果が該当します。一方、山岳会や自衛隊を含むチームの順位を知りたい場合は、富士登山駅伝の結果です。
富士登山駅伝には一般の部と自衛隊の部があるため、「部門優勝」と「全部門を通じた総合トップ」が一致するとは限りません。2026年は一般の部を制した平成山岳会が、全チームのなかでも最速でした。
なお、本記事は全開催年を網羅した歴代順位表ではありません。2025年富士山女子駅伝と2026年富士登山駅伝について、公表資料や大会報道で確認できた結果を扱います。
順位やタイムを推測で補わないことは、選手が残した記録への最低限の敬意です。特に「エントリー数」と「実際の出走数」「完走数」は別の数字であるため、確認できないものを同一視しないよう注意しています。
2025年富士山女子駅伝の結果と全24チーム順位
2025年12月30日に行われた富士山女子駅伝は、城西大学が2時間22分36秒で初優勝し、大学女子駅伝二冠を達成しました。
正式名称は「2025全日本大学女子選抜駅伝競走」です。静岡県富士宮市の富士山本宮浅間大社前から、富士市の富士総合運動公園陸上競技場までの7区間43.4キロで争われました。
2位は東北福祉大学で2時間22分47秒、3位は大東文化大学で2時間23分10秒です。城西大学と東北福祉大学の差は11秒、大東文化大学との差は34秒でした。
したがって、上位3校は優勝した城西大学から34秒以内に入っています。以前の記事にあった「37秒以内」という記述は計算誤りであり、正しくは34秒以内です。
総合順位とタイムは、富士山女子駅伝公式サイトの「過去の記録」、日本学生陸上競技連合の大会情報、陸上競技専門メディアの結果記事を照合しました(2026年9月1日確認)。
2025年富士山女子駅伝の総合結果
順位 チーム名 総合タイム
1位 城西大学 2時間22分36秒
2位 東北福祉大学 2時間22分47秒
3位 大東文化大学 2時間23分10秒
4位 名城大学 2時間24分34秒
5位 立命館大学 2時間25分39秒
6位 大阪学院大学 2時間26分35秒
7位 福岡大学 2時間26分59秒
8位 全日本選抜 2時間27分03秒
9位 東洋大学 2時間28分08秒
10位 日本体育大学 2時間28分44秒
11位 関西大学 2時間28分50秒
12位 順天堂大学 2時間29分36秒
13位 玉川大学 2時間29分53秒
14位 拓殖大学 2時間30分08秒
15位 中央大学 2時間30分13秒
16位 筑波大学 2時間30分15秒
17位 帝京科学大学 2時間30分30秒
18位 東京農業大学 2時間30分38秒
19位 京都産業大学 2時間30分41秒
20位 大阪芸術大学 2時間30分47秒
21位 関西外国語大学 2時間31分28秒
22位 神戸学院大学 2時間32分12秒
23位 静岡県選抜 2時間33分46秒
24位 駿河台大学 2時間34分26秒
大学単独チームではない全日本選抜は8位、静岡県選抜は23位でした。出場した24チームは、いずれも2時間35分以内でフィニッシュしています。
優勝した城西大学から8位の全日本選抜までの差は4分27秒です。一方、14位の拓殖大学から20位の大阪芸術大学までは39秒差で、優勝争いだけでなく中位の順位争いも接近していました。
城西大学はどの区間で優勝を決めた?
城西大学の初優勝は、一度も首位を譲らない独走ではありません。2区で先頭に立ち、5区で後退した後、最終7区で逆転する展開でした。
大会後の城西大学発表と「4years.」のレース報道によると、1区を3位でつないだ城西大学は、2区の本間香選手が区間新記録の走りを見せて首位へ浮上しました。
しかし、最長のエース区間である5区では、大東文化大学のサラ・ワンジル選手が区間賞を獲得。大東文化大学が先頭に立ち、東北福祉大学も2位へ上がりました。
城西大学の主将・金子陽向選手は万全とはいえない体調のなかで5区を担当し、優勝争いから脱落しない範囲に差を抑えました。ここは順位を落とした区間でありながら、勝利を失わなかった区間でもあります。
6区では城西大学の窪田舞選手が区間賞を獲得し、首位の大東文化大学と24秒差の2位へ浮上しました。この時点で、大東文化大学から3位の東北福祉大学までが26秒差に収まり、勝負は最終7区へ持ち越されます。
アンカーの大西由菜選手は、コース終盤の下りで大東文化大学を逆転しました。その後、東北福祉大学の村山愛美沙選手に一時先頭を譲ったものの、7キロ過ぎの上りで抜き返し、11秒差で優勝のゴールへ飛び込みました。
つまり、勝敗を決めたのは単純な「アンカーの逆転」だけではありません。
- 2区・本間香選手の区間新による首位浮上
- 5区・金子陽向選手が失った差を最小限に抑えた粘り
- 6区・窪田舞選手の区間賞による24秒差への接近
- 7区・大西由菜選手の再逆転
この4つが一本のたすきとしてつながり、初優勝を生みました。

城西大学の初優勝と大学二冠は何を意味する?
城西大学は2025年10月の全日本大学女子駅伝でも優勝しており、富士山女子駅伝との大学駅伝二冠を達成しました。富士山女子駅伝では初優勝であり、関東勢としても初の優勝でした。
ここで重要なのは、勝負どころを1人の上級生だけに託したのではなく、1年生が複数の重要区間で結果を残したことです。
本間香選手が2区で区間新、窪田舞選手が6区で区間賞、大西由菜選手が最終区で逆転。若い選手がレースの入口、中継点、出口を担った事実は、次年度以降のチームづくりにも大きな意味を持ちます。
一方、東北福祉大学は過去最高となる2位に入りました。優勝まで11秒という結果は惜敗であると同時に、大学女子駅伝の頂点が現実的な目標になったことを示しています。
大東文化大学も5区で先頭に立ち、最終区まで優勝争いを続けました。上位3校の34秒差は、各校の実力が接近していたことを表す数字です。
僕が注目したのは、城西大学が先頭から落ちた後も競技を壊さなかった点です。富士山麓のコースには、遠目には分かりにくい勾配があり、焦って差を取り返そうとすると終盤の余力を失います。
5区で耐え、6区で近づき、7区で仕留める。その流れには、山道と同じく「急いで取り返さない強さ」がありました。霧のなかでは遠くを見るより、次の一歩を正しく置くことが大切なのです。
2026年富士登山駅伝の結果と部門別順位
2026年8月2日の第51回富士登山駅伝では、一般の部の平成山岳会が3時間50分39秒で全部門を通じた総合トップになりました。
コースは御殿場市陸上競技場を出発し、富士山頂で折り返して同競技場へ戻る全長48.19キロです。スタート地点から山頂までの標高差は3199メートルに達します。
1チームの選手は6人ですが、競技は往路と復路を合わせた11区間です。山頂を担う6区の選手を除き、5人が上りと下りの2区間を走ります。
御殿場市の大会案内とRUNNETの大会報道によると、2026年は一般の部と自衛隊の部を合わせて105チームがエントリーしました(2026年9月1日確認)。
ただし、105はエントリー数です。本記事の確認範囲では、全部門を合算した正式な出走数、完走数、途中棄権数を同一条件で確認できなかったため、105チームすべてが出走・完走したとは記載しません。
一般の部上位3チーム
順位 チーム名 総合タイム
1位 平成山岳会 3時間50分39秒
2位 チームきびだんご 3時間58分57秒
3位 SC丹澤秦野 4時間02分43秒
平成山岳会は2位のチームきびだんごに8分18秒、3位のSC丹澤秦野に12分04秒の差をつけました。
自衛隊の部上位3チーム
順位 チーム名 総合タイム
1位 御殿場・滝ケ原自衛隊 3時間52分46秒
2位 留萌自衛隊 3時間57分49秒
3位 第1空挺団 3時間58分31秒
自衛隊の部は、御殿場・滝ケ原自衛隊が2位の留萌自衛隊に5分03秒差をつけて優勝しました。
平成山岳会は御殿場・滝ケ原自衛隊を2分07秒上回っています。また、第1空挺団の3時間58分31秒は、一般の部2位のチームきびだんごより26秒早い記録です。
このように、富士登山駅伝では部門別順位と全部門を横断したタイム順が一致しません。結果を見る際は、一般の部と自衛隊の部を分けたうえで、タイムも比較する必要があります。
本記事では確認しやすさを優先し、両部門の上位3チームを掲載しました。全チームの順位、区間記録、途中棄権を含む正式な競技結果は、御殿場市陸上競技協会が公表する当該大会の結果資料で確認するのが確実です。
せっかく富士山の近くまで行くなら、「泊まる場所」そのものも旅の楽しみにしたいところです。
実は富士山周辺には、景色を楽しむ施設、食事を楽しむ施設、プライベート感を重視した施設など、選択肢があります。
何を基準に比べればいいのか、富士山グランピングの特徴と選び方をこちらの記事でまとめました。
候補を探し始める前に、ざっと目を通しておくだけでも選びやすくなります。
平成山岳会の優勝はなぜ37年ぶりの快挙なのか?
一般チームが自衛隊チームを上回って総合トップになったのは、1989年の大東文化大学以来37年ぶりです。
一般の部と自衛隊の部に分ける現在の制度が始まった2005年以降では、2026年の平成山岳会が初めて全部門の最速タイムを記録しました。
年 富士登山駅伝の主な節目
1989年 大東文化大学が総合優勝
2005年 一般の部と自衛隊の部に分ける制度が始まる
2017~2025年 滝ケ原自衛隊が9連覇
2026年 平成山岳会が大会初優勝、一般チームとして37年ぶりの総合トップ
2026年大会まで、滝ケ原自衛隊は9連覇を続けていました。平成山岳会の勝利は大会初優勝にとどまらず、長年続いてきた「全部門を合わせれば自衛隊勢が最速」という勢力図を変えた点に価値があります。
ただし、御殿場・滝ケ原自衛隊の競技力が大きく低下したと見るのは早計です。2026年も自衛隊の部で優勝し、総合トップとの差は2分07秒でした。
僕は、この結果を一般チームと自衛隊チームの単純な優劣ではなく、山岳競技に適応した選手配置が勝敗を変えた大会と捉えています。
上田瑠偉は5区で区間賞を獲得
平成山岳会では、上田瑠偉選手が5区と7区を担当しました。上田選手は大会前週の富士登山競走で山頂コース2連覇を達成したばかりでした。
標高差1017メートルを上る5区では、45分08秒で区間賞を獲得しています。上りへの適応力が必要な重要区間で差を縮め、平成山岳会の勝利を引き寄せました。
大会後のRUNNETによる取材記事では、上田選手が富士登山駅伝に初出場だったこと、下りでバランスに苦しみ2度転倒したこと、事前には9連覇中の滝ケ原自衛隊に本当に勝てるとは考えていなかったことが紹介されています(2026年9月1日確認)。
平成山岳会は、上田選手だけに依存したチームではありません。公表された区間配置では、清水琢馬選手が1区と11区、新田華寿樹選手が2区と10区、北村光選手が3区と9区、吉野大和選手が4区と8区、上田瑠偉選手が5区と7区、上正原真人選手が山頂の6区を担当しました。
ロードや箱根駅伝、トレイルランニング、スカイランニングなど、異なる背景を持つ選手を地形に合わせて配置したことが、平成山岳会の強みだったと考えられます。

ケセテ・ハブテシオンも6区で区間賞
一般の部3位のSC丹澤秦野では、ケセテ・ハブテシオン選手が山頂を担う6区を40分50秒で走り、区間賞を獲得しました。
大会報道によると、ケセテ選手はエリトリア出身で、大会時は28歳。星槎道都大学への留学を機に来日し、卒業後は神奈川県内で働きながら競技を続けていました。
大学時代はトラック競技を中心に取り組み、5000メートルの自己ベストは14分19秒です。その後、約2年前からトレイルランニングにも取り組み、富士登山駅伝には初めて出場しました。
この区間賞は、トラックで磨いた心肺能力とスピードが、トレイルで身につけた斜面対応力と結びついた結果と考えられます。
富士登山駅伝では、平地の持ちタイムだけで選手の適性を測れません。上りでは心肺能力と一定のリズム、砂礫地では接地の技術、下りでは速度を保ちながら転倒を避ける判断が求められます。
2大会の結果から今後何が注目される?
ここからは、公表された結果を踏まえた僕の考察です。
2025年富士山女子駅伝では、城西大学が大学二冠を達成しました。しかし、2位との差は11秒、3位との差は34秒であり、次回も同じ順位になると予想できるほどの大差ではありません。
城西大学には、本間香選手、窪田舞選手、大西由菜選手という当時1年生の戦力が残ります。若い選手が優勝争いの緊張を経験した点は、次年度以降の大きな財産になるでしょう。
一方、主将や上級生が担っていた役割は、卒業や選手構成の変化によって引き継ぐ必要があります。区間新や逆転の華やかさだけでなく、金子陽向選手が5区で差を抑えたような「崩れない走り」を誰が担うかが、連覇への鍵になると僕は考えます。
東北福祉大学には11秒、大東文化大学には34秒という明確な差が残りました。これは遠い目標ではなく、区間ごとに数秒を縮めれば届く距離です。
2026年富士登山駅伝では、平成山岳会が一般チームでも総合優勝を狙えることを結果で示しました。今後は、各チームがロードの速さだけでなく、上り、山頂、下りの適性をより細かく見極めるようになるでしょう。
特に重要なのは、上りで力を使った選手が復路の下りも担当する競技方式です。往路だけを見て最適な選手を置けば、復路で走りが崩れる可能性があります。
上田選手の2度の転倒は、区間賞や総合優勝の陰にある危険も示しました。速く下れることと、安全にたすきをつなげることは、切り離せません。
富士山の砂礫は踏み込むたびに動き、天候や乾燥状態によっても感触が変わります。登山経験のある僕には、下りの速さは勇気だけでなく、足場を読み続ける冷静さの結果だと感じられます。
次回の富士登山駅伝では、平成山岳会が総合トップを守るのか、御殿場・滝ケ原自衛隊が奪還するのかが大きな焦点です。チームきびだんご、SC丹澤秦野、留萌自衛隊、第1空挺団の選手配置にも注目したいところです。
ただし、標高差3199メートルの山岳コースでは、前年のタイムが翌年の結果を保証しません。当日の気温、風、雨、砂礫の状態、安全上の判断によって、競技展開は大きく変わります。
富士山駅伝の結果まとめ
2025年12月30日の富士山女子駅伝は、城西大学が2時間22分36秒で初優勝し、大学女子駅伝二冠を達成しました。
2位は東北福祉大学で11秒差、3位は大東文化大学で34秒差です。上位3校は城西大学から34秒以内であり、「37秒以内」ではありません。
城西大学は2区の本間香選手が区間新で首位へ立ち、5区で後退した後、6区の窪田舞選手が区間賞で差を縮めました。最終7区では大西由菜選手が逆転し、初優勝を決めています。
2026年8月2日の第51回富士登山駅伝は、一般の部の平成山岳会が3時間50分39秒で全部門の総合トップになりました。
一般チームによる総合トップは1989年の大東文化大学以来37年ぶりで、2005年に現在の部門制度が始まって以降では初めてです。
自衛隊の部は御殿場・滝ケ原自衛隊が3時間52分46秒で優勝しました。平成山岳会との差は2分07秒です。
順位表は結果を示しますが、勝利の理由までは語ってくれません。区間ごとの首位交代、選手配置、コースの勾配、過去の連覇まで重ねて見ることで、その年の駅伝が持つ本当の意味が浮かび上がります。
富士はただの背景ではありません。選手の判断と勇気を映し、一本のたすきに託された時間を次の走者へ渡す、大きな鏡なのだと僕は感じています。
よくある質問
2025年富士山女子駅伝の優勝校は?
城西大学です。2時間22分36秒で初優勝し、2025年の大学女子駅伝二冠を達成しました。
城西大学は富士山女子駅伝でどのように逆転した?
2区で首位に立った後、5区で大東文化大学に逆転されました。6区で24秒差まで追い上げ、最終7区の大西由菜選手が大東文化大学と東北福祉大学を抜き返して優勝しました。
2026年富士登山駅伝の総合優勝はどのチーム?
一般の部の平成山岳会です。3時間50分39秒を記録し、自衛隊の部を含む全チームのなかで最速でした。
執筆:神楽 岳志(登山エッセイスト|富士山研究家|自然体験ストーリーテラー)
富士山旅行では、観光地だけでなく「どこで夜を過ごすか」でも旅の印象は大きく変わります。
ホテルとは少し違う時間を楽しみたいなら、富士山を望めるグランピングも候補のひとつです。
ただし、景観、食事、設備、アクセスなどは施設ごとに違うため、雰囲気だけで決めると迷いやすいところ。
そこで、富士山周辺でグランピングを探すときに知っておきたいポイントを、こちらの記事で分かりやすく整理しています。
次の富士山旅行を考えている方は、気になる施設を探す前の参考にしてみてください。
「こんな過ごし方もあるのか」と、旅の選択肢が少し広がるはずです。


コメント