富士山のサウナ付きグランピングは、自由度なら客室専用型、設備体験なら時間制貸切型、温浴重視なら温泉併設型で選ぶのが分かりやすいです。
河口湖・山中湖周辺の10施設を、2026年9月15日時点の施設公式情報を優先して再確認しました。「サウナ付き」の言葉だけでは分からない利用時間、水風呂、温泉、富士山眺望まで比較します。
富士山を眺めながら過ごせるグランピングは、施設によって景色も過ごし方もかなり違います。
「どこを選べばいい?」と迷ったら、富士山周辺のグランピング選びをまとめた記事を先に見ておくとイメージしやすいです。
富士山のサウナ付きグランピングはどう選ぶ?
結論から言えば、朝も夜も好きなタイミングで入りたいなら客室専用型、特徴あるサウナを集中して楽しみたいなら時間制貸切型が向いています。
さらに温泉、水風呂、外気浴まで含めて考えると、「サウナ室があるか」以上に滞在中の快適さが見えてきます。
僕が特に大切だと考えているのは、「富士山が見える宿」と「サウナから富士山が見える宿」を分けることです。
客室から見えるのか、サウナ室から見えるのか、外気浴スペースから見えるのか。この3つは同じ意味ではありません。
2026年9月15日時点の10施設比較
以下は、各施設の公式サイト・施設名を冠する公式案内ページを中心に確認した内容です。
確認できない条件を推測で埋めず、「公式で確認できず」としています。宿泊料金は日程・人数・プランによる変動が大きいため、単純な価格ランキングにはしていません。
施設名 サウナ方式 利用時間・追加料金 水風呂 温泉・風呂 サウナからの富士山眺望 棟数
enico.Mt.Fuji Resort&Glamping 各棟専用バレルサウナ 時間・追加料金は公式トップで確認できず 公式で確認できず 専用ジャグジー・シャワー サウナ室からの眺望は公式で確認できず 総棟数は公式トップで確認できず
AWAUMI 富士河口湖リゾート 全棟専用サウナ 滞在中24時間利用可・客室設備 各棟に水風呂用バスタブ 全棟天然温泉 サウナ室からの眺望は公式説明で明記確認できず 全16棟
天空の温泉ヴィラ紬 河口湖 全棟専用サウナ 客室専用・追加料金の記載確認できず 公式で明確な記載確認できず 全棟天然温泉露天風呂 全棟のサウナから富士山を望めると案内 全5棟
グランピングB&V富士山河口湖 全棟専用サウナ 客室専用・追加料金の記載確認できず 客室タイプにより設備あり 多くの客室にバナジウム鉱泉風呂、一部はシャワーのみ 全棟富士山ビュー。サウナ室内の見え方は客室別確認推奨 全23棟
Dot Glamping 富士山 共用バレルサウナを時間制貸切 通常45分、15:00〜21:10。専用プランは90分+朝60分 あり、冬季使用不可の案内あり 客室温泉なし サウナ・水風呂・外気浴から富士山 宿泊棟数は客室タイプ別
TOCORO. Mt.Fuji CAMP&GLAMPING 予約制バレルサウナ 15:00〜21:00、1時間1グループ5,000円 あり 温水シャワー、ドーム宿泊者向け貸切風呂あり 富士山を望むサウナとして案内 総宿泊区画数は今回未確認
VISION GLAMPING Resort & Spa 山中湖 全棟専用テントサウナ 滞在中いつでも利用できる専用型、基本料金内と公式案内 富士山麓の地下水を使用 人工温泉露天風呂 全15棟富士山ビュー。サウナ室内からの見え方は要確認 全15棟
プライベートヴィラグランピング富士山中湖 各棟専用バレルサウナ 滞在中、客室専用設備として利用 プライベートプールで冷却可 全棟天然温泉 バレルサウナの大きな窓から富士山 全7棟
piilo -ピーロ- asobi & stay 全棟専用テントサウナ 滞在中いつでも利用可 全棟バスタブを水風呂として使用可 バスタブ・シャワー サウナ室からの眺望は公式で明記確認できず 全10棟
TOTONOI富士山中湖 2基を時間制貸切 90分5,000円、15:30〜21:00の3部制 あり 客室シャワー 天候が良ければ外気浴で富士山 公式施設ページでは全7棟と案内
AWAUMIは全16棟に天然温泉、サウナ、水風呂用バスタブを設け、チェックインからチェックアウトまで24時間利用できると公式サイトで案内しています。
天空の温泉ヴィラ紬は全5棟で、全棟に富士山を望むサウナと天然温泉露天風呂を備えています。
VISIONは公式サイトで全15棟が富士山ビューとされ、各棟にサウナ、水風呂、人工温泉露天風呂を配置。宿泊中は専用サウナを自由に利用できる構成です。
短く整理すると、自由度ならAWAUMIやVISION、天然温泉と眺望の両立なら紬やプライベートヴィラグランピング富士山中湖、富士山を眺めるサウナ体験ならDot、サウナそのものの個性ならTOTONOIが比較しやすい候補です。
料金を見るときは、宿泊総額だけでなく「サウナ料金が別か」「食事込みか」「温泉や水風呂も専用か」「何人利用時の料金か」を必ず確認してください。
河口湖・鳴沢でプライベートサウナを選ぶなら?
河口湖・鳴沢エリアには、天然温泉まで客室内で完結する高規格型から、富士山を見ることに特化した時間制サウナまで幅広い選択肢があります。
設備の豪華さだけでなく、「何時に使えるか」「どこから富士山が見えるか」で選ぶのがポイントです。
enico.Mt.Fuji Resort&Glampingは森林と専用サウナを楽しむ宿
森林の中で、自分たち専用のバレルサウナとジャグジーを楽しみたい人に向いています。
鳴沢村のenico.Mt.Fuji Resort&Glampingは、各棟に完全プライベートのバレルサウナとジャグジーを備えると公式サイトで案内しています。専用シャワールームやBBQ設備も用意され、宿泊棟を中心に滞在を組み立てやすい施設です。
一方で、今回確認した公式トップページでは、サウナの具体的な利用可能時間、水風呂の有無、サウナ室から富士山が見えるかまでは明確に確認できませんでした。
ここは推測で補わず、眺望重視の人は予約時に確認したいところです。
僕がenicoで注目するのは、絶景サウナだけを売りにする施設とは少し違い、富士山麓の森林に身を置く時間そのものを楽しみやすいことです。
富士山旅行というと山頂の姿ばかり追いがちですが、溶岩台地の上に広がる森もまた富士山の一部です。視界いっぱいの富士山より木々との近さを求める人には、面白い選択肢でしょう。
AWAUMI 富士河口湖リゾートは全16棟で24時間サウナ
温泉とサウナを時間に縛られず楽しみたいなら、非常に分かりやすい候補です。
AWAUMI 富士河口湖リゾートは全16棟で、すべての宿泊棟に専用天然温泉風呂とプライベートサウナを備えています。
公式案内では、温泉とサウナをチェックインからチェックアウトまで24時間、好きなタイミングで利用可能としています。各棟のテラスには水風呂として使えるバスタブも設置されています。
客室タイプによってサウナの形は少し異なり、スイートヴィラ、ドッグヴィラ、ドームテントには専用サウナルーム、プライベートキャビンには屋外テントサウナが用意されています。
この「24時間」という条件は、富士山旅行では思っている以上に大きな意味を持ちます。
僕の経験でも、富士山は朝から晩まで同じ姿を見せてくれる山ではありません。朝食前に雲が切れたり、夕食後に星空が開けたりするからこそ、予約時間に縛られない設備は旅程の自由度につながります。
天空の温泉ヴィラ紬 河口湖は富士山・天然温泉・サウナをまとめて楽しめる
富士山の眺望まで含めて客室内で完結させたい人に向いています。
天空の温泉ヴィラ紬 河口湖は全5棟。スイートヴィラ、スタンダードヴィラ、グランピングの3タイプがあり、全棟にプライベートサウナと天然温泉露天風呂を備えています。
重要なのは、公式サイトが全棟のサウナから富士山を望めると明記している点です。
「宿から富士山が見える」という条件だけでなく、サウナと天然温泉露天風呂の時間に景色を組み込めるため、眺望を旅行目的にする人には分かりやすい強みがあります。
スイートヴィラは室内81㎡、サウナ・露天風呂付きテラス41㎡、バルコニー13㎡を合わせた135㎡の構成です。
富士山は、見える場所まで追いかける旅も楽しいものです。
ただ、雲が流れるのを温泉やテラスで待てる旅には、別の贅沢があります。

グランピングB&V富士山河口湖は全23棟サウナ付き
客室タイプの選択肢とサウナの両方を求める家族・グループ旅行で比較しやすい施設です。
グランピングB&V富士山河口湖は2025年12月11日にグランドオープンした全23棟の施設で、公式案内では全棟富士山ビュー、全棟プライベートサウナ付きとされています。
スイートヴィラ、7m・8m・10mのドーム、団体向けツインドーム、ドッグキャビンなど、人数や旅行スタイルに応じて客室を選べるのが特徴です。
ただし、「全棟にサウナがある」と「全棟の風呂条件が同じ」は別です。
たとえばプール付きスイートヴィラにはプール、客室風呂、サウナ、水風呂がありますが、最大20名向けのラグジュアリーツインドームはサウナとプールを備える一方、客室風呂ではなくシャワールーム4室という構成です。
この違いは家族旅行ではかなり重要です。
「施設に温浴設備があるか」ではなく、予約画面で選んだ部屋そのものに何が付いているのかまで確認してください。
Dot Glamping 富士山は「富士山を見ながら」が明確
客室専用ではなくても、サウナ中の富士山眺望を優先したい人に強い候補です。
Dot Glamping 富士山は、公式サイトでサウナ室、水風呂、外気浴スペースのすべてから富士山を眺められると案内しています。
通常利用は客室専用ではなく、チェックイン後の先着予約制です。
2026年9月15日時点の公式FAQでは、15時から21時10分まで45分ごとの利用。通常の事前予約はできません。
また、施設案内ではサウナはセルフロウリュ対応、水風呂も用意されていますが、屋外水風呂は冬季使用不可と明記されています。
2026年8月4日に更新された「富士山チルサウナ旅」では、1日1組限定で15時15分〜16時45分の90分貸切に加え、翌朝8時30分〜9時30分の朝サウナが付くプランも案内されています。
つまりDotは「45分しか使えない宿」と決めつけるのも正確ではありません。
通常利用とサウナ特化プランで条件が大きく違うため、ここでは施設名だけでなくプラン名まで確認することが大切です。
TOCORO. Mt.Fuji CAMP&GLAMPINGは1時間5,000円の貸切型
客室専用までは必要ないものの、1時間を自分たちだけで楽しみたい人に向いています。
TOCORO. Mt.Fuji CAMP&GLAMPINGの公式アクティビティ案内では、バレルサウナを15時から21時まで利用でき、料金は1時間1グループ5,000円とされています。
温水シャワーと水風呂も併設されています。最終枠は20時〜21時です。
これは旧記事で弱かった部分ですが、利用時間、料金、水風呂まで公式情報で確認できます。
夕食やドーム宿泊者向け貸切風呂の時間と重ならないよう注意する案内もあるため、宿泊当日は先に一日の流れを組んでおくと動きやすいでしょう。
山中湖でサウナ付きグランピングを選ぶなら?
山中湖では、VISION、プライベートヴィラグランピング富士山中湖、piiloが客室専用型、TOTONOIが時間制貸切型という違いが明確です。
山中湖周辺は標高が高く、季節によって朝晩の冷え込みが大きくなります。サウナだけでなく、サウナから水風呂、外気浴、風呂、客室へ戻るまでの距離も見ておきたいエリアです。
VISION GLAMPING Resort & Spa 山中湖は全15棟で温冷浴を完結
サウナ、水風呂、露天風呂、外気浴を自分たちの区画内で完結させたい人向けです。
VISION GLAMPING Resort & Spa 山中湖は、全15棟が富士山ビューの1棟貸し型。公式サイトでは全室に露天風呂とプライベートサウナを用意すると案内しています。
浴室区画にはテントサウナ、富士山麓の地下水を利用した水風呂、外気浴用チェアがあります。
露天風呂の「富士天空の湯」は天然温泉ではなく、人工温泉です。ここは天然温泉にこだわる人ほど区別しておきたいポイントです。
公式案内では専用サウナを宿泊中24時間利用でき、サウナや露天風呂は基本料金に含まれるとされています。
僕が評価したいのは、「サウナ付き」というより温冷浴の動線が一つのプライベート区画に収まっていることです。
真冬の山中湖では、温まったあとに長い屋外移動をするより、短い動線で水風呂や外気浴へ移れるほうが使いやすくなります。
プライベートヴィラグランピング富士山中湖は天然温泉・サウナ・プールが各棟専用
設備をできるだけ他の宿泊者と共有したくない人に向いています。
プライベートヴィラグランピング富士山中湖は全7棟で、各棟に天然温泉、バレルサウナ、プライベートプール、ファイヤーピットを備えています。
サウナは各棟テラスに設置され、セルフロウリュ対応。公式案内では70〜100℃で、大きな窓から富士山を望める構造とされています。
さらに、プライベートプールをサウナ後のクールダウンに使う構成です。
公式サイトでは寒い時期には水温が10℃ほどになる場合があり、深いところで約120cmと案内しています。
家族旅行で考えると、この施設の価値はサウナだけではありません。
サウナに入る人、温泉に入る人、プールや焚き火を楽しむ人が、同じ専用区画の中でそれぞれ違う時間を過ごせます。
全員が同じ趣味でなくても、一緒にいられる。
これはグループ旅行の宿選びでは、かなり大切な条件です。
piilo -ピーロ- asobi & stayは全10棟にテントサウナ
高級スパ型より、自然に近いアウトドアサウナを楽しみたい人に向いています。
piilo -ピーロ- asobi & stayは山中湖畔近くに全10棟のトレーラーキャビンを配置し、全棟にテントサウナを設置しています。
テントサウナにはロウリュ対応ストーブと木製ベンチがあり、各棟テラスにはバスタブも用意されています。
このバスタブは水風呂にも温水風呂にも利用でき、公式サイトでは滞在中いつでも気軽にサウナを楽しめると案内しています。
固定式の木造サウナとは違い、piiloはテントサウナならではのアウトドア感が濃い施設です。
山中湖では、風の音や木々のざわめきも旅の一部になります。
ホテルのスパに近い快適性を求めるのか、外の自然との距離を近づけたいのか。この違いを先に決めると、VISIONとpiiloで迷ったときも選びやすくなります。
TOTONOI富士山中湖は2種類のサウナを90分貸切
サウナそのものを旅行のアクティビティとして楽しみたい人向けです。
グランピングヴィレッジTOTONOI富士山中湖では、METOS社の「イグルーサウナ」とトレーラー型の「ASEMA」の2種類を用意しています。
客室ごとのサウナではなく、90分単位の貸切制です。
2026年9月15日時点の公式案内では、料金はどちらも5,000円/90分。利用枠は15時30分〜17時、17時30分〜19時、19時30分〜21時の3部制です。
イグルーサウナは70〜90℃、ASEMAは90〜110℃と案内されています。水風呂と外気浴用チェアもあり、天候に恵まれれば外気浴をしながら富士山を眺められます。
サウナ区画は高さ1.8mの塀で囲まれ、周囲からの視線にも配慮されています。

客室専用型のように朝起きてすぐ入ることはできません。
その代わり、イグルー型とトレーラー型という特徴あるサウナに90分集中できる。「自由な時間」より「サウナそのものの体験」を買う施設と考えると違いが分かります。
せっかく富士山の近くまで行くなら、「泊まる場所」そのものも旅の楽しみにしたいところです。
実は富士山周辺には、景色を楽しむ施設、食事を楽しむ施設、プライベート感を重視した施設など、選択肢があります。
何を基準に比べればいいのか、富士山グランピングの特徴と選び方をこちらの記事でまとめました。
候補を探し始める前に、ざっと目を通しておくだけでも選びやすくなります。
サウナ付きグランピングで失敗しない5つの確認ポイント
施設数が増えるほど、「サウナ付き」という一言だけでは比較できなくなります。
僕なら予約前に、次の5点を必ず確認します。
- 専用か貸切か:滞在中いつでも使えるのか、予約した時間だけなのか
- 温冷浴の動線:サウナ、水風呂、外気浴、風呂、客室まで何歩で移動できるか
- 富士山が見える場所:客室、サウナ室、水風呂、外気浴のどこから見えるのか
- 冬季条件:水風呂やプールが宿泊日に利用できるか
- 追加料金:サウナ代、貸切料金、食事、人数条件まで含めた総額はいくらか
「プライベートサウナ」の意味を確認する
最初に見るべきなのは、客室専用か時間制貸切かです。
AWAUMI、VISION、piilo、天空の温泉ヴィラ紬などは宿泊棟ごとの専用設備です。
TOTONOI、Dot、TOCOROは時間枠を取って利用するタイプなので、夕食や観光との調整が必要になります。
どちらが上という話ではありません。
好きなときに何度も入りたいのか、決められた時間に質の高いサウナ体験へ集中したいのかで選ぶべきです。
富士山ビューは「どこから見えるか」まで確認する
これは今回の比較で最も誤解しやすい部分です。
VISIONやB&Vは全棟富士山ビューですが、それだけで「サウナ室の窓から必ず富士山が見える」とは言い切れません。
一方、天空の温泉ヴィラ紬は富士山を望めるサウナ、プライベートヴィラグランピング富士山中湖はバレルサウナの窓から富士山、Dotはサウナ・水風呂・外気浴から富士山を眺められることを公式に明示しています。
「富士山を見ながらサウナ」が目的なら、この違いは小さくありません。
冬は水風呂より「戻れる距離」を見る
富士北麓の冬はサウナの魅力が際立つ一方、屋外設備の条件を慎重に見たい季節です。
たとえばDotは、公式案内で屋外水風呂を冬季使用不可としています。
一方、山中湖のプライベートヴィラグランピング富士山中湖では、寒い時期にプールの水温が10℃ほどまで下がる場合があると説明されています。
同じ「冬のサウナ」でも設備条件はまったく同じではありません。
僕が冬に重視するのは、温度の数字だけではなく、外気浴のあとにすぐ温泉や暖かい客室へ戻れるかです。
富士山麓の冷気は気持ちよさにもなりますが、体を冷やしすぎれば快適さは逆転します。家族連れや寒さが苦手な人ほど、設備の距離を写真や客室配置で確認しておくと安心です。
天然温泉と人工温泉は分けて選ぶ
「露天風呂付き」と「天然温泉付き」も同じではありません。
AWAUMIは富士河口湖温泉郷の天然温泉、天空の温泉ヴィラ紬とプライベートヴィラグランピング富士山中湖も天然温泉を明記しています。
VISIONの露天風呂は人工温泉「富士天空の湯」です。
人工温泉だから劣るという意味ではありません。
重要なのは、天然温泉そのものを旅の目的にしている人が、写真だけを見て取り違えないことです。
宿泊料金は「何が含まれるか」で比較する
サウナ付きグランピングは、同じ1泊料金でも含まれる設備がかなり違います。
予約画面では、最低でも「何人利用時の表示か」「食事込みか」「サウナ料金は別か」「温泉・水風呂・プールが専用か」「犬同伴料金や子ども料金が追加されるか」を確認してください。
TOTONOIはサウナが90分5,000円、TOCOROは1時間1グループ5,000円と公式に料金が示されています。
一方、AWAUMIやVISIONのようにサウナが客室設備として含まれる施設では、宿泊料金だけを見ると高く感じても、追加利用料との比較で印象が変わる場合があります。
「一番安い宿」ではなく、「自分が使う設備まで含めた総額」で見る。
これが価格比較で失敗しにくい方法です。
結局どの宿が自分に合う?富士山研究家としての選び方
ここからは、公式情報を踏まえた僕自身の評価です。
ランキング形式で1位を決めるより、旅の目的と富士山を見る時間の使い方から逆算するほうが、このエリアでは合理的だと考えています。
朝も夜も何度も入りたいならAWAUMI・VISION・piilo
利用時間の自由を最優先するなら、客室専用型が有利です。
特にAWAUMIは公式に24時間利用可、VISIONも宿泊中自由に使える専用サウナ、piiloも滞在中いつでも使える全棟テントサウナを案内しています。
富士山を見る旅では、この「いつでも」が強みになります。
僕自身、何度も富士山を眺めてきましたが、晴天予報の日でも山頂だけ雲に隠れることがありますし、逆に曇っていた空が短時間で開くこともあります。
だから僕なら、眺望を重視する旅行ほど予定を詰め込みすぎません。
サウナの予約時間に富士山を合わせるのではなく、富士山が現れたときに自分が動ける余白を残すのです。
天然温泉も重視するならAWAUMI・紬・富士山中湖
サウナだけでなく天然温泉まで旅の目的にするなら、AWAUMI、天空の温泉ヴィラ紬、プライベートヴィラグランピング富士山中湖が比較しやすいでしょう。
AWAUMIは24時間利用できる天然温泉とサウナ、紬は富士山を望むサウナと天然温泉露天風呂、富士山中湖は天然温泉・バレルサウナ・プールを各棟にまとめています。
30〜60代の旅行では、「サウナには入りたいが、最後は湯船でゆっくりしたい」という人も少なくありません。
同行者にサウナを使わない人がいるなら、温泉付きという条件はさらに大きくなります。
富士山を見ながらのサウナが最優先ならDot・紬・富士山中湖
「宿から富士山が見えれば十分」ではなく、サウナ時間そのものに富士山を組み込みたいなら、公式情報で眺望場所まで明確な施設を選びたいところです。
Dotはサウナ・水風呂・外気浴、紬はサウナ、プライベートヴィラグランピング富士山中湖はバレルサウナの窓から富士山を望めるとしています。
ただし当然ながら、富士山が実際に見えるかは天候次第です。
宿の設備がどれほど優れていても、雲だけは予約できません。
だからこそ僕は、眺望重視なら「見える確率」を断定する宿紹介より、見えた瞬間にすぐ眺められる場所が自分の滞在区画にあるかを重視します。
サウナそのものを楽しむならTOTONOI
イグルーサウナやASEMAのような設備そのものに興味があるなら、TOTONOIは専用型とは別の魅力があります。
利用時間は90分に区切られますが、その時間を一つのアクティビティとして楽しめます。
客室の横にサウナがある便利さとは違い、「今日はこのサウナに入りに来た」と言える旅です。
自由度では専用型、設備体験では貸切型。
この違いを理解しておけば、「プライベートサウナと書いてあったのに好きな時間に入れなかった」というズレも避けやすくなります。
家族旅行ならサウナに入らない人の居場所で決める
これは僕が特に伝えたい選び方です。
4人家族でサウナが好きなのが2人なら、残りの2人が90分をどう過ごすかまで考えてください。
プライベートヴィラグランピング富士山中湖なら天然温泉やプール、B&Vなら客室タイプによってプールや風呂、VISIONなら露天風呂や焚き火、piiloなら囲炉裏や湖畔散策があります。
サウナ好きにとって最高の宿でも、同行者が手持ち無沙汰なら、旅全体の満足度は上がりません。
「サウナが豪華な宿」より、「全員に居場所がある宿」。
家族旅行や三世代旅行では、この基準が意外なほど効いてきます。
霧に隠れる富士は、人の心の迷いに似ています。
けれど、雲が晴れるまで温泉に入り、焚き火を眺め、サウナで温まりながら待てるなら、その空白の時間まで旅になります。
僕が富士山のサウナ付きグランピングに感じる魅力は、単に「ととのう」ことではありません。
予定を消して、山が姿を見せるのを待てること。
その余白こそ、富士山の麓に泊まる意味なのだと思います。
まとめ
富士山周辺でサウナ付きグランピングを選ぶなら、まず客室専用型か時間制貸切型かを確認してください。
自由度を重視するなら、全16棟で24時間サウナを使えるAWAUMI、全15棟の専用サウナ・水風呂・人工温泉露天風呂を備えるVISION、全10棟にテントサウナを設けるpiiloなどが比較しやすい候補です。
天然温泉と富士山眺望まで重視するなら天空の温泉ヴィラ紬、天然温泉・サウナ・プールを各棟専用にしたプライベートヴィラグランピング富士山中湖も特徴が明確です。
一方、TOTONOIは2種類のサウナを90分5,000円で貸し切る方式、TOCOROは1時間1グループ5,000円、Dotは通常45分の時間制です。
そして、全棟富士山ビューと、サウナから富士山が見えることは別条件です。
料金や設備は変更される可能性があります。特に利用時間、追加料金、水風呂・プールの冬季運用、選択する客室の風呂条件は、宿泊日の公式予約画面で最終確認してください。
富士はただの山ではありません。
僕なら最後は、サウナの温度や設備の数だけではなく、その場所で誰にも急かされず、富士山が現れる瞬間を待てるかで選びます。
よくある質問
富士山周辺で全棟プライベートサウナ付きのグランピングはありますか?
あります。
2026年9月15日時点では、AWAUMI 富士河口湖リゾート、天空の温泉ヴィラ紬 河口湖、VISION GLAMPING Resort & Spa 山中湖、piilo、グランピングB&V富士山河口湖などで、全宿泊棟へのサウナ設置を公式情報から確認できます。
ただしサウナの種類や水風呂、温泉の有無は施設ごとに異なります。
TOTONOI富士山中湖のサウナは客室専用ですか?
客室ごとに付属するサウナではありません。
イグルーサウナとトレーラーサウナ「ASEMA」の2基を90分単位で貸し切る方式で、2026年9月15日時点の公式掲載料金は5,000円/90分です。
サウナ付きグランピングならサウナから富士山が見えますか?
必ずしも見えるとは限りません。
「全棟富士山ビュー」と「サウナ室から富士山が見える」は別条件です。Dot Glamping 富士山、天空の温泉ヴィラ紬、プライベートヴィラグランピング富士山中湖などは、サウナまたはサウナを含む温冷浴空間から富士山を望めることを公式情報で確認できます。
富士山眺望を最優先する場合は、予約する客室の向きと、サウナ・外気浴スペース双方の眺望条件を確認してください。
執筆:神楽 岳志(登山エッセイスト|富士山研究家|自然体験ストーリーテラー)
富士山旅行では、観光地だけでなく「どこで夜を過ごすか」でも旅の印象は大きく変わります。
ホテルとは少し違う時間を楽しみたいなら、富士山を望めるグランピングも候補のひとつです。
ただし、景観、食事、設備、アクセスなどは施設ごとに違うため、雰囲気だけで決めると迷いやすいところ。
そこで、富士山周辺でグランピングを探すときに知っておきたいポイントを、こちらの記事で分かりやすく整理しています。
次の富士山旅行を考えている方は、気になる施設を探す前の参考にしてみてください。
「こんな過ごし方もあるのか」と、旅の選択肢が少し広がるはずです。


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