富士山グランピングの体験は、料金だけでなく「施設内か外部か」「予約」「年齢」「季節」をそろえて比べると失敗しにくくなります。
焚き火やサウナ、食づくりのように宿で完結する体験もあれば、河口湖のカヤックやクルージング、乗馬、バギーのように別会場へ移動する体験もあります。
2026年9月15日時点の公式情報を中心に、料金・予約・対象年齢・所要時間・季節・雨天時・移動を同じ軸で整理しました。料金や実施条件は変わるため、予約前には必ず最新情報も確認してください。
富士山を眺めながら過ごせるグランピングは、施設によって景色も過ごし方もかなり違います。
「どこを選べばいい?」と迷ったら、富士山周辺のグランピング選びをまとめた記事を先に見ておくとイメージしやすいです。
富士山グランピングのアクティビティは何を基準に選ぶ?
結論からいえば、最初に「施設内で遊ぶか、外へ出るか」を決め、その後に料金、予約、年齢、所要時間、季節、雨天対応を比較するのが分かりやすい選び方です。
「アクティビティが10種類ある宿」と聞くと魅力的に感じますが、その10種類がすべて宿泊施設の中で自由にできるとは限りません。
河口湖や山中湖では、宿泊施設が周辺の体験事業者を紹介しているケースも多くあります。その場合、宿泊とは別に予約が必要だったり、自家用車で移動したり、独自のキャンセル規定が設定されていたりします。
まず、代表的な体験を同じ項目で比べてみましょう。
施設・体験 料金の目安 予約 対象年齢 所要時間・利用時間 季節 雨天・悪天候 場所・移動
B&V富士山河口湖・焚き火 薪1束無料、2束目以降追加購入 個別予約の案内なし 公式に一律年齢記載なし 滞在中 通年 強風・悪天候時は現地判断を確認 各棟・移動なし
B&V富士山河口湖・プライベートサウナ 客室設備、個別料金の記載なし 宿泊者利用 一律年齢記載なし 滞在中 通年 天候の影響を比較的受けにくい 全棟・移動なし
B&V富士山河口湖・アイス作り 個別料金の明記なし 最新条件を確認 小さな子どもから大人まで 約10分の案内 通年 比較的利用しやすい 施設内
KANOA THE VILLAS・食体験 無料 事前予約不要 一律年齢記載なし 滞在中に実施 内容は季節で変動あり 食事スペース中心 施設内
THE DOOR・焚き火 公式に個別料金の明確な記載を確認できず 最新条件を確認 一律年齢記載なし 滞在中 要確認 屋外のため天候影響あり 施設内
THE DOOR・サウナ 有料の設備・体験あり 部屋・プラン条件を確認 最新条件を確認 最新案内を確認 要確認 設備による 施設内
BASE DOME登り坂・焚き火 2,000円 現地条件を確認 一律年齢記載なし 滞在中 最新条件を確認 屋外のため天候影響あり 施設内
NaturaBase・河口湖カヤック 大人6,000円、小学生以下3,500円、未就学児3〜6歳1,000円 Webで空き状況確認可 未就学児料金は3〜6歳。11月以降は未就学児不可 約90分 通年 事業者判断で中止あり 河口湖・外部
NaturaBase・15分クルージング 1艇6,000円 電話受付 定員5名 約15分 4月頃〜10月頃 中止時はキャンセル料なし 河口湖・外部
NaturaBase・スワンボート 2名2,000円、1名追加500円 電話受付 最大4名 30分 通年 天候次第 河口湖・外部
富士山中湖周辺・乗馬 コース・宿泊プランにより異なる 事前予約 引馬6歳以上、レッスン付き10歳以上 約30分〜1時間のプランあり 通年 中止の場合あり 外部・ヴィラから車移動
富士山中湖周辺・バギー コース・宿泊プランにより異なる 事前予約 ATV運転16歳以上などコース別 約1時間の掲載例 通年 天候で中止の場合あり 外部・車移動
ここで重要なのは、「料金不明」を無料と解釈しないことです。
たとえばB&V富士山河口湖の焚き火は、公式サイトで全棟にファイヤーピットがあり、薪1束を無料で用意し、2束目から追加購入できることまで確認できます。一方、すべての館内体験に個別料金や予約条件が細かく表示されているわけではありません。リゾグラ+1
外部体験では、さらに注意が必要です。
NaturaBaseの公式情報を確認すると、河口湖カヤックは約90分、大人6,000円、小学生以下3,500円、未就学児3〜6歳1,000円。11月以降は水温低下のため未就学児と犬は参加できないと明記されています。富士北麓でワカサギ釣りやカヤックのアクティビティ-ナチュラベース山梨- |+1
僕なら、この表を見て「一番豪華な施設」を探すより、自分たちの旅で時間が固定されても困らない体験はどれかを考えます。
宿の焚き火なら、富士山に雲がかかったら少し時間をずらせます。
一方、カヤックや乗馬は開始時刻へ合わせて移動する必要があります。
この違いこそ、富士山グランピングの体験選びで見落としやすいポイントです。
B&V・KANOA・THE DOOR・登り坂の施設内アクティビティはどう違う?
施設内での過ごし方を重視するなら、B&V富士山河口湖はサウナと焚き火、KANOA THE VILLASは食体験、THE DOORはアウトドア感、BASE DOME登り坂は宿内と周辺体験の組み合わせに特徴があります。
同じ富士山グランピングでも、「泊まったあと何をする宿なのか」はかなり違います。
B&V富士山河口湖は焚き火とサウナを自由に組み立てやすい
グランピングB&V富士山河口湖は、2025年12月11日にグランドオープンした施設です。
公式サイトでは全23棟が富士山ビューで、6種類の客室タイプを配置。最大20名で宿泊できる団体向けサイトも用意されています。全棟にプライベートサウナがあり、団体用10mツインドームを除いて客室風呂には施設が「高濃度バナジウム鉱泉」と案内する鉱泉水を配湯しています。リゾグラ
ここで僕が注目したいのは、「豪華さ」そのものより時間を固定されにくいことです。
焚き火は全棟で楽しめ、薪1束が無料。サウナも全棟に設置され、通年利用と案内されています。サウナ利用時には水着やウエアが必要です。リゾグラ+1
湖上体験のように「13時30分スタートだから13時には宿を出る」という時間管理が必要ありません。
夕方に雲が厚ければ先にサウナへ入る。
日没前に雲が流れれば外へ出る。
食後に風が穏やかなら焚き火を囲む。
自然は予約表どおりには動きません。その意味で、宿泊者側が順番を変えられる体験は、富士山旅行と相性がいいのです。
B&Vにはポップコーン作り、コーヒー豆のミル引き、アイスクリーム作りなどの館内体験も掲載されています。ポップコーンとコーヒー豆ミル引きは通年の案内です。リゾグラ+1
クラフト体験は扱いが違います。
公式ページでは写真立て、テント型ライト、カラーキャンドルなどを例示しつつ、「実施予定」としています。予約時点で実際に参加できるかを確認するべき体験です。
このように「掲載されている=いつでも確実に体験できる」とは限りません。
KANOA THE VILLASは無料・予約不要の食体験が強い
KANOA THE VILLAS~富士山中湖では、お野菜マルシェ、ピザづくり、燻製といった「食をつくる体験」を用意しています。
公式サイトでは、これらの食アクティビティを無料・事前予約不要と案内しています。ピザづくりは1組につき1枚分の食材が用意されます。KANOA THE VILLAS+1
子連れ旅行では、この「予約不要」が想像以上に効きます。
14時から観光、16時から体験、18時から夕食と時間を積み上げるほど、子どもが昼寝した、渋滞した、天気が崩れたという一つの変化で後ろがすべて崩れます。
宿に戻ってから始められる食体験なら、旅行者側に時間の主導権があります。
お野菜マルシェでは、1組1カゴの野菜を無料で提供し、内容は季節によって変わると案内されています。KANOA THE VILLAS
これは「季節によって同じ体験にならない」ということでもあります。
僕はそこに、富士山麓の旅らしさを感じます。
自然体験は、本来いつ行っても同じ商品が棚に並んでいるものではありません。季節によって食べるもの、見える山、感じる空気が変わる。その変化を旅の一部として受け入れられる施設です。
THE DOORはキャンプ感とアクセスのバランスが良い
THE DOORは富士河口湖町船津にあり、中央道河口湖ICから車で約3分、河口湖駅から車で約5分と案内されています。
施設内では焚き火、テントサウナなどが紹介され、レンタサイクルや河口湖でのワカサギ釣りもアクティビティとして掲載されています。ザ・ドアー+2ザ・ドアー+2
リゾートコテージにはプライベートサウナとジャグジーを備えた仕様があり、公式サイトでは利用を有料と明記しています。ただし体験料金は部屋やプランによって確認したほうが安全です。ザ・ドアー
もう一つ実用面で大きいのが雨への強さです。
公式FAQでは「雨が降ってもBBQや食事は可能」と案内されています。ザ・ドアー
外遊びが中止になったとしても、食事まで同時に崩れにくい。
家族旅行で見るべきなのは、晴天時の写真だけではありません。予定が一つ消えたとき、残りの時間を成立させられるか。
THE DOORは、そこまで含めて候補にすると分かりやすい施設です。
BASE DOME登り坂は「宿+河口湖」で考える
河口湖 BASE DOME GLAMPING 登り坂は、5棟の大型ドームと4棟のプライベートキャビンを備えています。
公式掲載情報では、施設内の焚き火は2,000円、スモアサンド作りは800円。プラネタリウムは無料ですが1日1組限定で、希望する場合は予約時の備考欄への記入または早めの連絡が案内されています。リゾートグランピング
これなら「料金・予約」という比較軸でも判断しやすくなります。
一方、カヤック、水上自転車、樹海散策などは施設の目の前で行うものではありません。
紹介されているNaturaBaseまでは車で約10分です。リゾートグランピング
つまり登り坂の魅力は、すべてを敷地内へ閉じ込めることではなく、河口湖エリアそのものを遊び場にしやすいことにあります。

河口湖・山中湖の外部アクティビティは料金・予約・年齢がどう違う?
外部体験では、「宿泊施設の紹介ページ」ではなく、実際に体験を運営する事業者の最新条件まで確認することが重要です。
今回、特に差が出たのが河口湖のNaturaBaseです。
以前の宿泊施設側の紹介情報と、現在のNaturaBase公式情報で料金や予約方法が異なる項目があるため、僕は体験事業者側の現行案内を優先して見ます。
河口湖カヤックは約90分、通年開催
NaturaBase公式の河口湖カヤックは約1時間30分。
2026年9月15日時点の掲載料金は、大人6,000円、小学生以下3,500円、未就学児3〜6歳1,000円、ペット1頭1,000円です。開催時期は通年で、Webから空き状況を確認できます。富士北麓でワカサギ釣りやカヤックのアクティビティ-ナチュラベース山梨- |
開始時間は7時30分、10時30分、13時30分などが掲載され、11月以降には11時開始の枠も案内されています。
ライフジャケット、防水スマホケース、パドル、ガイド料、飲み水が料金に含まれ、冬季には防寒用のウエア、パンツ、グローブ、長靴も用意されるとしています。富士北麓でワカサギ釣りやカヤックのアクティビティ-ナチュラベース山梨- |
重要なのは季節条件です。
11月以降は水温低下のため、未就学児と犬は参加不可とされています。
夏に3〜6歳の子どもと利用できたからといって、同じ家族構成で冬も同条件とは限りません。
また、キャンセル料は2日前20%、前日50%、当日・無断100%ですが、悪天候などにより事業者側が中止と判断した場合は発生しないと案内されています。富士北麓でワカサギ釣りやカヤックのアクティビティ-ナチュラベース山梨- |
この「誰の判断で中止になるのか」も確認しておきたい部分です。
旅行者自身が「雨だからやめよう」と判断するケースと、事業者が危険と判断して中止するケースでは、キャンセルの扱いが同じとは限りません。
15分クルージングは1艇6,000円、電話予約
短時間で湖上へ出たいなら、15分クルージングがあります。
NaturaBase公式の現在の掲載では、1艇6,000円、定員5名、開催は4月頃〜10月頃です。人数による料金変更はなく、予約は電話で受け付ける案内になっています。富士北麓でワカサギ釣りやカヤックのアクティビティ-ナチュラベース山梨- |
ここは以前の掲載情報と混同しないよう注意したいところです。
宿泊施設などの紹介ページに過去の料金が残るケースがあっても、体験を直接運営する事業者の現行公式ページを確認すると条件が更新されていることがあります。
カヤックの約90分に対し、こちらは15分。
運動量を抑えながら湖へ出たい三世代旅行や、「午後の観光の前に少しだけ水上から富士山を見たい」という人には組み込みやすい長さです。
スワンボートは30分、2名2,000円から
NaturaBaseのスワンボートは通年開催で、2名2,000円、1名追加500円、定員4名。利用は30分です。
公式ページでは電話予約と案内され、キャンセルは2日前20%、前日50%、当日・無断100%。事業者判断による悪天候中止ではキャンセル料が発生しません。富士北麓でワカサギ釣りやカヤックのアクティビティ-ナチュラベース山梨- |
「湖のアクティビティ」という言葉でまとめると、カヤック、クルージング、スワンボートは似て見えます。
しかし実際には、90分漕ぐ体験と、15分船に乗る体験と、30分自分たちのペースで楽しむ体験です。
料金だけでなく、身体的な負担と拘束時間を見ること。
家族旅行では、こちらのほうが重要になることがあります。
山中湖を拠点に乗馬やバギーへ出かける場合は移動時間も必要
プライベートヴィラグランピング富士山中湖では、バギー、パラグライダー、乗馬、ワカサギ釣りなど周辺の体験が紹介されています。施設そのものには客室温泉、バレルサウナ、プライベートプールも備えられています。Fuji Suite Villa+1
乗馬は鳴沢村のパディーフィールドで行われ、施設側の案内では通年、基本的に月曜休業。
引馬の外乗コースは6歳以上、レッスン付きの体験は10歳以上で、悪天候により施設側が中止した場合はキャンセル料が発生しないとされています。Fuji Suite Villa
宿泊とセットになった掲載プランでは、ヴィラから乗馬会場まで車で約30分、体験は約30分または約1時間とされています。reserve.489ban.net
バギーは富士宮市根原が会場で、通年、9時〜16時。
ATVの運転は16歳以上、掲載されている宿泊セットプランでは施設から会場まで車で約50分と案内されています。reserve.489ban.net+1
50分の移動なら、往復だけで約100分です。
1時間の体験を「1時間のアクティビティ」とだけ考えて予定表へ入れると、実際には半日近く使う可能性があります。
これが、僕が体験時間より移動込みの拘束時間を見るべきだと考える理由です。
せっかく富士山の近くまで行くなら、「泊まる場所」そのものも旅の楽しみにしたいところです。
実は富士山周辺には、景色を楽しむ施設、食事を楽しむ施設、プライベート感を重視した施設など、選択肢があります。
何を基準に比べればいいのか、富士山グランピングの特徴と選び方をこちらの記事でまとめました。
候補を探し始める前に、ざっと目を通しておくだけでも選びやすくなります。
子連れ・三世代・冬・雨天ならどのアクティビティを選ぶ?
旅行者のタイプ別に考えるなら、豪華さより予定変更への強さを見ると選びやすくなります。
子ども連れ、三世代、カップル、大人旅では、同じアクティビティでも評価が変わります。
子連れは「短時間・予約不要・施設内」が強い
幼い子どもがいるなら、僕は最初に施設内体験を見ます。
B&Vのアイスクリーム作りのような短時間型や、KANOA THE VILLASの予約不要の食体験は、子どもの体調や機嫌に合わせて動きやすいからです。
外部体験を選ぶ場合は、年齢条件を必ず確認してください。
河口湖カヤックでは3〜6歳向けの未就学児料金がありますが、11月以降は未就学児が参加できません。乗馬では6歳以上と10歳以上でコースが分かれます。富士北麓でワカサギ釣りやカヤックのアクティビティ-ナチュラベース山梨- |+1
「子どもOK」だけでは情報が足りません。
5歳と8歳の兄弟なのか、8歳と11歳なのかで、家族全員が同時に参加できる体験は変わります。
三世代旅行は全員参加できる体験を一つ決める
祖父母、親、孫の三世代なら、全員が同じ体力だと考えないほうが旅はうまくいきます。
90分のカヤックを主役にすると、参加したい人と避けたい人が分かれるかもしれません。
その場合、15分クルージング、30分スワンボート、施設内の食体験、焚き火などを「全員でやる体験」にして、若い世代だけ別にカヤックへ行く方法があります。
僕は三世代旅行では、全員が一日中同じ行程をこなす必要はないと考えています。
一つだけ共有する時間をつくり、残りは年齢と体力に合わせて分ける。
そのほうが誰か一人が我慢する旅行になりにくいでしょう。
カップルや大人旅はサウナと焚き火に外部体験を一つ足す
大人二人なら、体験数を増やすより、宿で過ごす時間とのバランスを取りたいところです。
B&Vならサウナと焚き火。
THE DOORなら焚き火やサウナ。
KANOA THE VILLASならサウナに食体験という組み方ができます。
そこへ河口湖のカヤックかクルージングを一つだけ加える。
僕なら、それくらいに抑えます。
午前、昼、夕方と予約を詰めると、せっかく富士山の雲が取れても「次の予約があるから出発しなければならない」という逆転が起きるからです。
冬は体験内容より「標高」と移動を意識する
富士山麓を旅するとき、平地の観光地と同じ感覚で冬を考えないほうが安全です。
河口湖の湖面標高は830.5m、山中湖は980.5mあります。山中湖は河口湖より約150m高い位置にあり、山中湖村は冷涼な高原地域です。富士河口湖町公式サイト+1
山中湖の観光案内では、一年を通した平均気温を9度、夏の平均気温を20度前後と紹介しています。山中湖観光協会 公式ホームページ
これは夏にも意味があります。
東京都心などが暑い日に出発すると、半袖だけで十分と思いがちですが、標高の高い湖畔では夕方から体感が変わります。さらに湖上へ出れば風を受けます。
秋から冬なら、その差はもっと意識したいところです。
厚手の一着を宿に置いたままカヤックへ向かうより、湖上で使う防寒まで含めて持ち物を考えるべきでしょう。
そして冬の外部アクティビティでは、体験そのものより会場へ安全に移動できるかが先です。
乗馬へ30分、バギーへ50分と車で走るなら、路面状況次第で通常より移動時間が延びる可能性があります。
冬こそ、サウナ、客室風呂、食体験、焚き火など、施設内で予定を組み替えられる体験を最低一つ確保しておくと安心です。
雨の日は「何が中止になるか」より「何が残るか」を見る
雨の日に予定していたカヤックができない。
それ自体は自然を相手にする旅なら起こり得ます。
大切なのは、そのあとです。
THE DOORは雨天でもBBQや食事が可能と案内しています。BASE DOME登り坂も全天候で食事可能としています。ザ・ドアー+1
B&Vにはサウナ、プロジェクター、アイスクリーム作り、コーヒー豆ミル引きなどがあります。
KANOA THE VILLASなら食体験があります。
こうして見ると、「晴れた日の体験数」より、悪天候になっても二つ三つ選択肢が残る宿のほうが、旅行全体としては強いのです。

富士山研究家として考える、満足度を上げるアクティビティの組み方
僕が富士山グランピングでおすすめしたいのは、「水・森・火」のうち二つを選び、予定を詰め込みすぎない組み方です。
これは単に情緒的な話ではありません。
富士山周辺では、体験場所によって自然の性格そのものが変わります。
河口湖の湖面標高は830.5m。
山中湖は980.5m。
そして河口湖周辺から少し西へ進めば、富士山の火山活動によって形成された地形と深く結びつく青木ヶ原の森林があります。富士河口湖町も、町域に火山噴出物でせき止められた湖と青木ヶ原・富士ヶ嶺高原が広がることを説明しています。山梨県公式サイト+1
湖上へ出れば、水面から裾野の広がりを見る。
森を歩けば、植物の下に火山の土地があることを感じる。
宿へ戻れば、人の手で起こした焚き火を囲む。
同じ富士山旅行でも、この三つはまったく違う体験です。
僕は大学で地理学や火山を学び、何度も富士山を歩いてきましたが、富士山を「標高3776mの山頂」だけで理解するのは、物語の最後の一ページだけを読むようなものだと思っています。
裾野に広がる湖も、森も、高原も含めて富士山です。
だからアクティビティ選びでも、「有名だからカヤック」「SNSで見たからサウナ」と一つずつ拾うより、土地をどう体験したいかから逆算したほうが旅に一本の軸ができます。
ただし、三つも四つも一日に入れる必要はありません。
たとえば午前に河口湖でカヤックを90分。
午後は観光。
夕方から宿でサウナ。
夜に焚き火。
これだけでも十分です。
カヤックが悪天候で中止になれば、宿へ戻る時間を早めればいい。
雲で富士山が隠れたら、コーヒーを挽いたり、食体験をしたりする。
そして雲が切れたときに外へ出る。
霧に隠れる富士は、人の心の迷いに似ています。
追いかけるほど姿を見せず、諦めて別のことを始めた頃に、ふっと山頂だけ現れることがある。
だから僕は、富士山グランピングのアクティビティで最も価値があるのは、「数」ではなく予定を組み替えられる余白だと考えています。
専門的に見ても、これは合理的です。
湖上体験は風や水温の影響を受け、屋外の乗馬やバギーも天候次第で中止になる可能性があります。
一方、宿内の食体験やサウナ、全天候型の食事スペースは影響を受けにくい。
つまり旅程を作るなら、天候依存度の高い体験を一つ、低い体験を一つ組み合わせるのが安全です。
カヤック+サウナ。
乗馬+食体験。
クルージング+焚き火。
このように組めば、片方が崩れても旅行全体までは崩れません。
富士山が見えることだけを成功条件にしないのも同じです。
山が見えなかった数時間に何をしたか。
その時間まで楽しかった旅は、天気に左右されにくい。
これは富士山周辺で宿を選ぶとき、僕が最も重視したい視点です。
まとめると、富士山グランピングのアクティビティは「料金・予約・対象年齢・所要時間・季節・雨天対応・施設内か外部か・移動時間」の8項目で比較すると選びやすくなります。
子連れなら短時間・予約不要・施設内の体験、三世代なら全員で参加できる短時間型、大人旅ならサウナや焚き火に外部体験を一つ加える構成が現実的です。
そして河口湖や山中湖の外部アクティビティでは、宿泊施設の紹介情報だけでなく、実際の体験事業者が出している最新料金と予約条件を最後に確認することをおすすめします。
遊ぶ予定を決めることは大切です。
でも予定表を一つだけ空けておくことも、富士山の旅では同じくらい大切です。
富士はただの山ではない。
人の心を映す鏡であり、湖や森、火とともに語り継ぐべき物語だと、僕は思っています。
よくある質問
富士山グランピングのアクティビティは宿泊料金に含まれますか?
施設と体験によって異なります。
KANOA THE VILLASの食体験は無料・事前予約不要と案内されていますが、NaturaBaseのカヤックやクルージングなど外部事業者の体験は別料金です。B&V富士山河口湖では焚き火用の薪1束が無料ですが、館内体験の中には個別料金が明示されていないものもあります。KANOA THE VILLAS+2リゾグラ+2
子ども連れに向く富士山グランピングの体験は?
短時間で終わり、施設内で参加でき、予約時間に縛られにくい体験が選びやすいでしょう。
食づくり、アイスクリーム作り、焚き火などが候補です。カヤックや乗馬などの外部体験は年齢・季節条件があるため、兄弟姉妹全員が参加できるかまで確認してください。
河口湖のカヤックやクルージングは予約が必要ですか?
事前に空き状況を確認しておくのがおすすめです。
NaturaBaseの河口湖カヤックはWebで空き状況を確認できますが、15分クルージングとスワンボートは2026年9月15日時点の公式案内では電話受付です。料金や予約方法は変更される可能性があるため、利用直前に最新情報を確認してください。富士北麓でワカサギ釣りやカヤックのアクティビティ-ナチュラベース山梨- |+2富士北麓でワカサギ釣りやカヤックのアクティビティ-ナチュラベース山梨- |+2
神楽 岳志(かぐら・たけし)
登山エッセイスト|富士山研究家|自然体験ストーリーテラー
富士山旅行では、観光地だけでなく「どこで夜を過ごすか」でも旅の印象は大きく変わります。
ホテルとは少し違う時間を楽しみたいなら、富士山を望めるグランピングも候補のひとつです。
ただし、景観、食事、設備、アクセスなどは施設ごとに違うため、雰囲気だけで決めると迷いやすいところ。
そこで、富士山周辺でグランピングを探すときに知っておきたいポイントを、こちらの記事で分かりやすく整理しています。
次の富士山旅行を考えている方は、気になる施設を探す前の参考にしてみてください。
「こんな過ごし方もあるのか」と、旅の選択肢が少し広がるはずです。


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