富士山駅から横浜へ向かうなら、駅発の直通便と混同せず、河口湖駅などで横浜行き高速バスに乗り継ぎます。
富士山の余韻を胸に、乗り換えの負担を抑えて横浜へ帰りたい――そんな旅には高速バスが選択肢になりますが、「富士山駅から乗れるのか」と「富士山周辺から直通するのか」は分けて確認する必要があります。
この記事では、提示された2026年10月14日時点の予約検索資料と運行会社の案内を照らし合わせ、横浜行きの時刻、乗り場、運賃、富士山駅からの接続の考え方を整理します。
富士山を眺めながら過ごせるグランピングは、施設によって景色も過ごし方もかなり違います。
「どこを選べばいい?」と迷ったら、富士山周辺のグランピング選びをまとめた記事を先に見ておくとイメージしやすいです。
富士山駅から横浜へ直通バスはある?出発地の違いに注意
確認した横浜行き「レイクライナー」の公式時刻表には、富士山駅の停車はありません。 富士山駅を出発点にする場合は、河口湖駅や富士急ハイランドなど、実際に横浜行きが停車する場所まで移動する計画になります。
タイトルの「直通」は、富士山駅の駅前から横浜まで同じバスで移動できる意味ではありません。
河口湖駅などで横浜行きに乗車すれば、その後は横浜まで乗り換えずに移動できますが、富士山駅からの旅全体には接続が必要です。
「富士山発・横浜行き」の検索で0便になる理由は?
元資料のバス比較なびでは、「富士山発→横浜行き」の検索結果が「0便0プラン」と表示され、希望に合う便がない旨が案内されています。
ただし、そのページ下部には「富士山の各バス停」として「富士山五合目」が掲載されています。検索欄の地域名「富士山」を、そのまま鉄道駅の「富士山駅」と読むことはできません。
一方、WILLER TRAVELの「富士吉田から横浜行き」には2件が掲載されていますが、便の詳細にある乗車場所は河口湖駅や富士急ハイランドです。
つまり、検索結果の地域名は大まかな入口であり、実際に立つべきバス停を示すものとは限りません。
検索結果が0件だから周辺にも横浜行きがない、2件あるから富士山駅で乗れる、とは判断しないこと。 この区別が、今回の案内で最も大切な出発点です。
富士山駅・富士山五合目・富士山山中湖は別の場所
資料には、似た名前の地点がいくつも登場します。
富士山駅は今回の出発点となる鉄道駅、富士山五合目は山上のバス発着地点、富士山山中湖は横浜行きの一部便が経由する停留所です。
とくに「富士山山中湖」の文字から「富士山駅にも寄るだろう」と推測すると、乗車場所を間違えてしまいます。予約画面では省略された地域名ではなく、乗車地の正式名称を最後まで読みましょう。
僕は、富士山周辺の交通を理解するとき、最初に「山の名前」と「駅の名前」を切り分けることが重要だと考えています。
富士山という大きな名前の下には、山麓の町も、湖も、五合目も含まれます。景色としてはひと続きでも、交通の入口はそれぞれ異なるのです。
横浜行き高速バスの時刻・所要時間・料金は?
提示された予約資料では、河口湖駅17時10分発と17時40分発の横浜行きが掲載されています。
ただし、17時10分発は運行日を確認する必要がある臨時便、17時40分発は公式時刻表で毎日運行とされる便です。検索画面に2件並んでいても、希望日に両方利用できるとは限りません。
河口湖駅発と富士急ハイランド発を比較
元資料に掲載された発着時刻から、各乗車地と横浜駅西口の間の所要時間を計算すると、次のようになります。
確認項目 河口湖駅17時10分発 河口湖駅17時40分発
運行の扱い 臨時便・運行日指定 毎日運行の案内
河口湖駅発 17:10 17:40
富士急ハイランド発 17:17 17:47
横浜駅西口着 19:04 20:11
河口湖駅からの所要時間 1時間54分 2時間31分
富士急ハイランドからの所要時間 1時間47分 2時間24分
主な経由地の違い 山中湖・御殿場の各停留所には停車しない 富士山山中湖・御殿場駅などを経由
高速バス部分の大人片道運賃 2,300円 2,300円
運賃2,300円は、確認した公式案内でも河口湖駅・富士急ハイランドと横浜駅西口の区間に設定されています。時刻、運行日、運賃は変更される場合があるため、乗車日の最新情報は運行会社と予約画面で確認してください。
ここで気をつけたいのは、表の所要時間が富士山駅からの総移動時間ではないことです。
富士山駅から乗車場所へ移動する時間、バスを待つ時間、乗り場まで歩く時間は別に加わります。同様に、2,300円には富士山駅からの接続交通費を含めていません。
30分遅い出発で、到着は67分後になる
2便の違いは、発車時刻だけではありません。
河口湖駅の出発は30分差ですが、横浜駅西口の到着は19時04分と20時11分で、67分の差があります。時刻表上の乗車時間も、17時40分発のほうが37分長くなります。
後発便は、富士急ハイランド17時47分発のあと、富士山山中湖18時07分、富士学校前18時22分、御殿場市立図書館前18時35分、御殿場駅18時40分、東名御殿場18時48分と進む掲載内容です。
この経由地の違いを知ると、「少し遅い便でも到着はあまり変わらないだろう」という見込みを避けられます。
僕なら、横浜で夕食の予約や人との待ち合わせがある日は、発車時刻以上に到着時刻を重視します。旅の後半では、出発を30分遅らせることが、そのまま30分の違いで収まるとは限らないからです。
2026年10月14日に17時10分発を使える?
相鉄バスの公式案内では、2026年9月19日から10月25日までの17時10分発の臨時便は、土曜・日曜・祝日の運行です。
したがって、平日の2026年10月14日(水)は、この臨時便の運行対象日に含まれません。 その日に利用する計画なら、17時40分発を軸に、空席と運行状況を確認する必要があります。
元資料の「2026年10月14日03時53分時点での料金」という表示は、情報を表示した時刻です。その表示だけで、列挙された全便が10月14日に走ると判断してはいけません。
運行時刻の数字が正しくても、運行日の条件を落とすと旅程は成立しなくなります。時刻表は「何時」と「何日に」を一組で読むものです。
富士山駅からどこへ移動する?乗り場と横浜の降車場所
横浜行きに接続する方法として、まず検討したいのは、富士山駅から河口湖駅または富士急ハイランドへ移動する経路です。
どちらを選ぶ場合も、予約した乗車地まで実際にたどり着けるかを、接続交通の時刻とあわせて確かめます。
河口湖駅では7番乗り場を確認する
提示されたWILLER TRAVELの便情報には、河口湖駅の「7番乗り場」と記載されています。
富士山駅から鉄道で河口湖駅へ移動する場合は、列車の到着時刻だけで接続可否を判断せず、改札からバス乗り場への移動と、乗車前の確認に使う時間も加えましょう。
たとえば河口湖駅17時40分発に乗るとして、列車が直前に到着する組み方では、少しの遅れや乗り場の確認に対応しにくくなります。
僕なら、初めて利用する人や大きな荷物がある人には、バス発車の20〜30分前を目安に駅へ着く計画を勧めます。これは公式の集合時間ではなく、迷う時間を見込んだ旅程上の目安です。
河口湖駅までの列車時刻と運賃は、利用日に合わせて別途確認してください。高速バスの予約を済ませても、富士山駅からの接続まで自動的に確保されるわけではありません。
富士急ハイランドから乗る場合の注意点
元資料では、横浜行きは富士急ハイランドを17時17分、または17時47分に出発します。
富士山駅からの接続を考えるときには、こちらも候補になります。ただし、鉄道の富士急ハイランド駅と、高速バスの乗車場所を同じ地点として扱わないことが大切です。
列車を降りたあとの歩行経路、荷物を持って移動する時間、予約画面に表示された停留所の位置まで確認して、初めて比較ができます。
乗車時間だけなら河口湖駅発より7分短くなりますが、その7分だけで富士急ハイランド乗車のほうが便利とは決められません。
駅からバス停への移動が分かりやすいか、観光を終える場所に近いかなど、接続全体で選ぶのがよいと僕は考えます。
横浜駅西口の22番と23番を混同しない
元資料の予約表示では、横浜側に「西口22番のりば(降車)」という記載があります。
一方、確認した相鉄バスの公式時刻表では、横浜発の乗車場所が西口22番、河口湖方面からの降車場所が西口23番です。横浜到着後の待ち合わせは、公式の降車案内を基準に組み立ててください。
往路と復路で同じ番号とは限らないことは、帰りの旅で見落としやすい点です。
また、後述する乗換検索には横浜駅東口のYCATを経由する経路も登場します。西口到着のバスと東口到着のバスでは、降りてからの動きが変わるため、到着地点も経路比較の一部に入れましょう。
せっかく富士山の近くまで行くなら、「泊まる場所」そのものも旅の楽しみにしたいところです。
実は富士山周辺には、景色を楽しむ施設、食事を楽しむ施設、プライベート感を重視した施設など、選択肢があります。
何を基準に比べればいいのか、富士山グランピングの特徴と選び方をこちらの記事でまとめました。
候補を探し始める前に、ざっと目を通しておくだけでも選びやすくなります。
予約方法と朝の移動は?満席・運休日の代替経路も確認
夕方に河口湖周辺を出発できるなら横浜行き高速バスを検討できますが、午前中に横浜へ着きたい場合には別の経路が必要です。
予約では便の空席だけでなく、乗車場所、運行日、支払い期限を確認し、目的に合わない時間帯なら鉄道を含めて探すのが現実的です。
予約サイトの便名・設備はどこまで確認する?
提示されたWILLER TRAVELの資料には、株式会社フジエクスプレスと相鉄バス株式会社の名称があり、便番号として「092便」「003便」が表示されています。
車内設備は4列シート・トイレ付きと案内されていますが、同じ資料には車両が予告なく変更され、座席や設備も変わる場合があると記載されています。
したがって、「トイレ付きの掲載がある」ことと「当日も同じ車両設備が保証される」ことは分けて理解しましょう。
また、検索画面にWi-Fiや充電設備などの絞り込み項目があっても、それはサイト全体の検索機能です。今回利用する便に備わっているかどうかは、便ごとの設備欄で確認する必要があります。
予約を進める際は、次の項目を順に確認すると取り違えを減らせます。
- 乗車日と、その便の運行日が一致しているか。
- 乗車地が河口湖駅なのか、富士急ハイランドなのか。
- 横浜到着時刻が、その後の予定に間に合うか。
- 表示料金に含まれる区間と、別途必要な接続交通費はいくらか。
- 支払い期限、変更・取消条件、当日の乗車券提示方法はどうなっているか。
元資料には、空席表示がリアルタイムではなく、表示後に予約できない場合があるという注意書きもあります。
検索結果に便が出た段階では座席の確保は完了していません。予約成立の表示と、その後に必要な決済手続きを確認しておきましょう。
深夜の予約操作と割引表示にも注意
元資料の092便の案内には、午前2時から5時までは予約・変更ができないと記載されています。
資料取得時刻は午前3時53分なので、この時間帯に操作していた場合、予約手続きが進まない理由が受付時間にある可能性があります。操作できないことを、すぐ満席と読み替える必要はありません。
また、同じページにはセールやクーポンの案内も含まれていますが、その表示だけで今回の横浜行きが割引対象とは判断できません。
交通費の比較には、決済前に確定する自分の乗車区間・人数・日付の金額を使いましょう。大きく表示された割引率より、最終的な支払額のほうが旅の予算には役立ちます。
午前中に横浜へ着くバス経路の検索例
元資料のNAVITIMEには、2026年10月14日03時53分出発という検索条件で、朝に富士山駅を出て横浜へ向かう複数の経路が掲載されています。
たとえば、富士山駅7時08分発、横浜駅西口10時20分着、所要3時間12分、3,930円という御殿場経由の検索例があります。
この例では、富士山駅3番乗り場から富士急モビリティの忍野八海経由御殿場駅行きに乗り、8時15分に御殿場駅の富士山口へ到着します。
その後、箱根乙女口へ移動し、8時40分発の空港連絡バスに接続する表示です。同じ御殿場駅でも、到着する側と次に乗る側が異なる点に注意が必要です。
これは横浜方面へ朝から移動する選択肢を考える材料になりますが、検索資料には時刻表・運賃が実際と異なるおそれがあるという注意も含まれています。そのまま確定旅程にせず、当日の運行と接続を再確認してください。
検索の「おすすめ」が最も合理的とは限らない
別の検索例には、富士山駅6時19分発、新宿と羽田空港を経由し、横浜駅西口9時40分着、3時間21分、4,400円、乗換2回という経路もあります。
また、6時30分発で石和を経由し、10時05分着、3時間35分、4,480円、乗換1回という結果も提示されています。
これらはバス乗換案内が返した具体例であり、鉄道を含めた全経路の中で最速・最安であることを意味しません。
とくに新宿まで出る場合は、新宿から横浜まで鉄道を使う方法も比較対象になります。バスだけに検索を限定すると、乗り換え回数や移動距離が増える経路が上位に出ることがあります。
なお、元資料の6時19分発・8時05分着の区間には、所要時間が「46分」と欠けたように読める表示があります。発着時刻の差は1時間46分なので、記事では表示断片をそのまま転記せず、時刻同士の整合も確かめる必要があります。
富士山駅から横浜へ、どう選ぶ?帰路を組み立てる考察
僕は、この区間の交通選びでは「直通」という言葉より、横浜までの総所要時間と、乗り継ぎの確実性を重視したいと考えます。
高速バスに乗ってから座り続けられることは魅力ですが、そこへたどり着く過程まで含めなければ、利用者にとっての便利さは見えてきません。

比較するのは「バスの乗車時間」ではなく「旅全体の時間」
富士急ハイランドから横浜まで1時間47分という数字を見ると、とても短く感じられるかもしれません。
しかし、富士山駅を出てからその便に乗るまでに待ち時間があれば、実際の総所要時間は延びます。反対に、観光の終着点が河口湖駅周辺なら、そのまま横浜行きに乗る流れは組み立てやすくなります。
僕なら、帰路を「富士山駅から乗車場所まで」「接続待ち」「横浜までのバス」「降車後の移動」の四つに分けます。
こうすると、1時間54分という数字だけを比べるより、自分の予定に合うかどうかが明確になります。とくに30〜60代の旅行者や荷物の多い人にとっては、階段や徒歩移動の少なさも判断材料になるでしょう。
夕方に帰る人と、朝から移動する人では正解が変わる
河口湖駅17時40分発の便は、横浜駅西口20時11分着という掲載時刻です。
この時間帯に合う人なら、富士山駅から乗車地へ接続して高速バスを使う方法を検討できます。一方、横浜で昼から予定がある人には、この便を軸にする意味がありません。
朝の乗換検索例や鉄道経路へ早めに視点を移すほうが、必要な情報へ近づけます。
また、17時10分発の運行日には到着を早められる可能性がありますが、運行対象外の日にその便を前提として観光を組み立てることはできません。
僕が今回の資料から感じるのは、便数の多さよりも、「自分が乗る日に使える一本」を早く特定することの価値です。帰りの便が決まれば、富士山駅周辺で過ごせる時間も逆算しやすくなります。
横浜到着後に予定があるなら余白を残す
バス比較なびの注意書きにも、道路事情によって遅延が起こりうるため、到着時間に余裕を持って予約するよう案内があります。
横浜で公演、会食、別の交通機関への乗り継ぎがある日は、バスの定刻到着と予定の開始時刻を近づけすぎないことが大切です。
「19時04分着だから19時過ぎの待ち合わせに間に合う」といった組み方では、降車後の徒歩移動だけでも余裕がなくなります。
旅程の余白は、何もしていない無駄な時間ではありません。道が混んだときにも気持ちを急がせないための、小さな備えだと僕は思います。
まとめ:横浜行きは乗車場所と運行日をセットで確認
富士山駅から横浜へバスで向かう場合は、河口湖駅や富士急ハイランドへの接続を含めて考えます。
掲載された横浜行きは河口湖駅17時10分発と17時40分発で、前者には運行日の指定があります。高速バス部分の運賃に加え、富士山駅からの交通費と移動時間も必要です。
河口湖駅では7番乗り場、横浜側では西口の乗車場所と降車場所の違いまで確認すれば、旅程はずっと具体的になります。
富士山を振り返る時間を、乗り場探しの焦りで終わらせないために。帰る便を一本決め、その便までの道筋を確かめておくことが、穏やかな旅の締めくくりにつながると僕は考えます。
よくある質問
富士山駅前から横浜行きの直通高速バスに乗れますか?
確認したレイクライナーの公式時刻表には、富士山駅の停車はありません。河口湖駅や富士急ハイランドなど、横浜行きが停車する場所へ移動して乗車する計画になります。
富士山駅から横浜まで2,300円で行けますか?
2,300円は、案内した河口湖駅・富士急ハイランドから横浜駅西口までの高速バス部分の大人片道運賃です。富士山駅から乗車場所までの交通費は別途必要で、最新の総額は利用する接続経路と予約画面で確認してください。
河口湖駅17時10分発の横浜行きは毎日運行ですか?
毎日運行ではなく、運行日が指定された臨時便です。2026年10月14日(水)は確認した公式カレンダーの対象日に含まれないため、17時40分発など、乗車日に利用できる便を確認してください。
神楽 岳志(登山エッセイスト|富士山研究家|自然体験ストーリーテラー)
富士山旅行では、観光地だけでなく「どこで夜を過ごすか」でも旅の印象は大きく変わります。
ホテルとは少し違う時間を楽しみたいなら、富士山を望めるグランピングも候補のひとつです。
ただし、景観、食事、設備、アクセスなどは施設ごとに違うため、雰囲気だけで決めると迷いやすいところ。
そこで、富士山周辺でグランピングを探すときに知っておきたいポイントを、こちらの記事で分かりやすく整理しています。
次の富士山旅行を考えている方は、気になる施設を探す前の参考にしてみてください。
「こんな過ごし方もあるのか」と、旅の選択肢が少し広がるはずです。

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