富士急行線の富士山駅(旧・富士吉田駅)から甲府駅へは、特急かいじ経由の電車で1時間40分(2,710円)、バスなら乗換なしで乗車1時間35分(徒歩を含めると1時間40分、1,810円)です。
到着時刻の読みやすさを取るなら特急、運賃の安さと乗換のなさを取るならバスが現実的な選択肢になります。
富士山を眺めながら過ごせるグランピングは、施設によって景色も過ごし方もかなり違います。
「どこを選べばいい?」と迷ったら、富士山周辺のグランピング選びをまとめた記事を先に見ておくとイメージしやすいです。
富士山駅から甲府駅へは4つのルートがある?所要時間と運賃を比較
結論から言うと、富士山駅から甲府駅へは「特急かいじ経由」「特急フジサン経由」「普通列車」「富士急バス」の4ルートがあります。
数字の根拠は、一般的な乗換案内サービスで2026年10月14日(水)11時05分に出発する条件で検索した結果です。平日の昼前という1つの条件なので、ご自身の出発時刻に置き換えて読んでください。
ダイヤや運賃は改正されることがあります。最新は各社の公式情報でご確認ください。
| ルート | 駅発→甲府着 | 所要時間 | 運賃 | 乗換 |
|---|---|---|---|---|
| 特急かいじ(富士急行+JR) | 11:24→13:04 | 1時間40分 | 2,710円 | 大月で1回 |
| 特急フジサン+JR普通 | 11:09→13:39 | 2時間30分 | 3,110円 | 大月で1回 |
| 普通列車(富士急行+JR中央本線) | 11:24→13:39 | 2時間15分 | 1,950円 | 大月で1回 |
| 富士急バス甲府線 | 11:57→13:37 | 1時間40分(乗車は1時間35分) | 1,810円 | なし |
バスの「11:57」は、富士山駅を歩いて出る時刻です。バス停の発車は12:00で、甲府駅南口には13:35に着き、徒歩約2分で甲府駅に着きます。
この記事では、バスの時間を「乗車1時間35分/徒歩込み1時間40分」の2通りで統一して書きます。
並べてみると、時間で選ぶなら特急かいじ、費用で選ぶならバスという構図がはっきり見えてきます。
電車で行くには?富士急行線と中央本線の乗り継ぎ方
電車は、富士急行線で大月駅まで出て、JR中央本線に乗り換える形です。乗換は大月駅の1回だけで、ここが旅程全体の要になります。
富士山駅から大月駅まで:富士急行線で47分
富士山駅を11:24に出る大月行きに乗ると、大月には12:11に着きます。
所要時間は47分、距離は23.6km、運賃は1,040円(ICは1,039円)です。
大月駅から甲府駅まで:特急かいじなら34分
大月を12:30に出る特急かいじ19号に乗ると、甲府には13:04に着きます。大月〜甲府は34分です。
合計2,710円の内訳は次のとおりです。
- 富士急行線(富士山〜大月):1,040円
- JR運賃(大月〜甲府):910円(ICは902円)
- 特急料金(自由席):760円
足すと1,040円+910円+760円=2,710円です。
指定席を選ぶ場合の特急料金は1,530円で、合計は3,480円になります。座席の種類による差は770円ですから、荷物が多い日や混雑が心配な日にだけ検討すれば十分だと考えられます。

安く行きたいなら普通列車で2時間15分
大月を12:36に出るJR中央本線の普通・甲府行きに乗ると、甲府には13:39に着きます。大月〜甲府は1時間3分です。
通しで2時間15分、運賃は1,950円(ICは1,941円)です。
特急かいじと比べると、35分長くかかる代わりに760円安い計算になります。ただし、バスはさらに安く、普通列車より140円も下回ります。
つまり、普通列車は「安さ」でもバスに勝てず、「速さ」でも特急に勝てない中間の存在です。車窓や鉄道旅そのものを楽しむ人向けの選択肢だと僕は見ています。
特急フジサンを使う別ルート
富士急行線の特急フジサン4号は、11:09に富士山駅を出て、大月には11:55に着きます。所要時間は46分で、特急料金は自由席400円、指定席600円です。
ただし大月からは12:36発の普通列車に乗るため、甲府着は13:39、運賃は3,110円になります。
速さでも運賃でも不利になるため、これは移動手段というより、車両そのものを味わう旅の選択肢と考えるのが自然です。
バスなら乗換なしで行ける?富士急バス甲府線の所要時間と運賃
バスなら乗換なしで、乗車1時間35分、運賃は1,810円です。交通系ICも使えると案内されています。
乗り場と時刻の見方
乗換案内では、富士山駅から徒歩3分(78m)のバス停で乗る案内でした。駅を出るのが11:57、バス停の発車が12:00です。
つまり、11:57は駅を出る時刻、12:00がバス停の発車時刻です。表の「駅発」はこの11:57を採用しているため、ここを混同すると乗り遅れの原因になります。
終点の甲府駅南口には13:35に着きます。そこから甲府駅まで約100m、徒歩約2分です。
本数・予約・乗り場は出発前に必ず確認を
バスの本数や始発・最終、予約の要否は、曜日や季節で変わる可能性があります。この記事では、乗換案内に出た1便しか確認できていません。
ですから、「1日に何本あるか」をここで断言することは避けます。富士急バスの公式サイトにある時刻表で、乗る曜日の便を確認してください。
確認するポイントは次の3つです。
- 乗りたい時刻の前後に、他の便があるか
- 予約が必要な便かどうか
- バス停の正式な乗り場名と位置
この3点を押さえておけば、当日に慌てることはほとんどありません。
電車の普通列車より140円安い
バスは1,810円で、普通列車の1,950円より140円、特急かいじの2,710円より900円安くなります。
座席に座ったまま甲府まで行けるため、荷物が多い日には楽です。階段の上り下りが少ない点も、見逃せない利点です。
一方で、道路を走る以上、渋滞や天候による遅れが出る可能性があります。バスの車内設備(トイレの有無や荷物スペース)も、便によって異なることがあるため、気になる方は事前に公式情報で確認することをおすすめします。
せっかく富士山の近くまで行くなら、「泊まる場所」そのものも旅の楽しみにしたいところです。
実は富士山周辺には、景色を楽しむ施設、食事を楽しむ施設、プライベート感を重視した施設など、選択肢があります。
何を基準に比べればいいのか、富士山グランピングの特徴と選び方をこちらの記事でまとめました。
候補を探し始める前に、ざっと目を通しておくだけでも選びやすくなります。
富士山駅から甲府駅へ結局どれがおすすめ?目的別の選び方
ここからは筆者としての考えです。数字は先ほどの乗換案内の結果に基づきますが、解釈は私見です。
なお、僕自身がこの区間を今回の条件で実際に乗り比べたわけではありません。そのため、乗り心地や車内の混み具合のような体感は書かず、数字から読み取れる構造だけを分析します。
特急とバスの差が小さい理由は大月での待ち時間にある
特急かいじのルートでは、大月に12:11に着き、かいじの発車は12:30です。接続待ちが19分あります。
乗車時間だけを足すと、富士急行線47分+かいじ34分=81分です。それが全体で1時間40分(100分)になるのは、この待ち時間の分が加わるためと考えられます。
一方、バスは乗換がないので、待ち時間が発生しません。バス(徒歩込み100分)と特急(100分)が並ぶのは、この構造が理由だと見ています。
特急が有利になる条件は「大月の待ちが19分より短いとき」
ここから、少し一般化してみます。特急の所要時間は「81分+大月での待ち時間」で表せます。
バスが徒歩込みで100分なので、待ち時間が19分より短い便に当たれば、特急がバスより速くなると考えられます。逆に、待ちが19分を超える便では、バスのほうが速くなる計算です。
たとえば待ちが10分なら91分、5分なら86分です。ただしこれは計算上の話で、実際にどの時間帯の便で待ちが短くなるかは、この記事では検証できていません。
ですので、特急で行く場合は、乗換案内で時刻を指定し、「大月での待ち時間」を必ず見ることをおすすめします。この一手間で、同じ運賃でも体感がまるで変わります。
目的別の最適解
- 時間が読める移動を優先する人:特急かいじ(2,710円)。道路の渋滞の影響を受けにくいと考えられます。
- 荷物が多い人・乗換が不安な人:バス(1,810円)。大月での乗り換えがありません。
- とにかく安く行きたい人:バス(1,810円)。普通列車より140円安くなります。
- 車窓や鉄道旅を楽しみたい人:普通列車(1,950円)。時間に余裕がある日向けです。
高齢の方や小さなお子さん連れの場合は、階段を使う乗換が1回減るバスのほうが、負担が少ないのではないかと個人的には考えます。ただし、トイレなどの車内設備は便によって違う場合があるため、公式情報を確認してください。
紅葉期・連休は余裕を持って
この記事の数字は、平日の昼前の1条件です。休日や朝夕で時刻がどう変わるかは、今回は比較できていません。
紅葉期や連休は、道路が混みやすい時期だと言われています。バスで行く場合は、所要時間に余裕を見ておくほうが安心です。
特急を使う場合は、指定席の確保も検討してください。差額は770円ですが、座れる安心感を買うと思えば、決して高くはありません。
今後の見通し:ダイヤ改正と観光シーズンを意識する
鉄道もバスも、ダイヤは年に何度か見直されることがあります。ここで紹介した接続(大月での19分待ち)が、将来も同じとは限りません。
僕の感覚では、富士山麓は季節ごとに表情も人の流れも大きく変わります。冬の澄んだ空気の日と、紅葉に人が集まる日では、同じ区間でも移動の難しさが違うはずです。
だからこそ、「平均的な所要時間」より「その日の自分の条件」で検索し直す習慣が、一番の近道になると考えています。

甲府駅から富士山駅へ戻る場合や河口湖駅発はどうなる?
逆方向(甲府駅から富士山駅)も、考え方は基本的に同じです。電車なら大月で乗り換え、バスなら乗換なしという構造は変わらないと考えられます。
ただし、時刻や接続の待ち時間は逆方向では別物になります。帰りは必ず別途検索してください。
河口湖駅から甲府へ向かう場合も、路線や所要時間が変わる可能性があります。この点は今回確認していないため、河口湖駅発として別に調べることをおすすめします。
まとめ
富士山駅から甲府駅へは、電車でもバスでも行けます。
電車は富士急行線で大月まで47分、JR中央本線に乗り継ぎます。特急かいじなら1時間40分・2,710円、普通列車なら2時間15分・1,950円です。
バスは富士急バス甲府線で乗車1時間35分(徒歩込み1時間40分)、運賃1,810円、乗換なしです。
特急とバスの差が小さいのは、大月で19分待つ構造のためで、待ちが19分より短い便なら特急が有利になると考えられます。
次にやることは、乗換案内で自分の出発時刻を入れて「大月での待ち時間」を確認し、バスを使うなら富士急バス公式の時刻表で本数と予約の要否を確かめることです。
よくある質問
富士山駅から甲府駅まで電車で最短何分かかる?
乗換案内の今回の条件(2026年10月14日11:05発)では、特急かいじ利用で1時間40分でした。運賃は2,710円です。
富士山駅から甲府駅まで一番安い行き方は?
今回の条件では、バスの1,810円が最も安い数字でした。電車の普通列車は1,950円です。
富士山駅から甲府駅へのバスは乗り換えが必要?
乗換は不要です。駅から徒歩約3分のバス停で乗り、甲府駅南口で降りて、徒歩約2分で甲府駅に着きます。乗車は1時間35分、徒歩込みで1時間40分です。
特急かいじの指定席に乗ると運賃はいくら?
特急料金が指定席で1,530円になるため、富士急行線と中央本線の運賃を合わせた合計は3,480円です。最新の料金は公式情報でご確認ください。
富士山駅の旧名は?
富士山駅は旧・富士吉田駅です。旧駅名で検索された方も、この記事のルートがそのまま当てはまります。
富士山旅行では、観光地だけでなく「どこで夜を過ごすか」でも旅の印象は大きく変わります。
ホテルとは少し違う時間を楽しみたいなら、富士山を望めるグランピングも候補のひとつです。
ただし、景観、食事、設備、アクセスなどは施設ごとに違うため、雰囲気だけで決めると迷いやすいところ。
そこで、富士山周辺でグランピングを探すときに知っておきたいポイントを、こちらの記事で分かりやすく整理しています。
次の富士山旅行を考えている方は、気になる施設を探す前の参考にしてみてください。
「こんな過ごし方もあるのか」と、旅の選択肢が少し広がるはずです。


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