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富士山登山2025|いつからいつまで登れる?五合目完全ガイドと初心者が迷わない最新ルール

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絶景スポット&観光情報

夜明け前の富士山は、まだ本気を出していない。

薄青い空の下、ひんやりした風が頬をなでていく。車のドアを閉めた瞬間、街の音が消えて、耳に入ってくるのは風と、どこか遠くで鳴るバスのアイドリング音だけ。ここは、富士山五合目。

「ついに来たんだ」──そうつぶやきたくなる高揚感と同時に、ポケットの中のスマホには、いくつもの不安が渦を巻いている。

  • 富士山登山2025年って、そもそもいつからいつまで登れるんだっけ?
  • 五合目まで行くだけなら、予約や入山料はいらないのかな?
  • 山のトイレって本当にある?いくらかかる?
  • 新しいルールが難しそうで、自分の計画で登っていいのか不安…
  • 子どもは何歳から?初心者だと何時間かかる?
  • そもそも何時から登り始めれば安全なんだろう?

2025年の富士山は、もう「思いつき登山」を許してくれません。夜間入山規制、1日あたりの人数制限、入山料4,000円、通行予約や事前登録…。ルールが増えたことで、「なんとなく登る」ことは、ほぼ不可能になりました。

でも、それは「登りにくくなった」という話ではなくて、「きちんと準備した人を、山が歓迎するようになった」という変化でもあります。

このページでは、富士山研究家であり登山エッセイストの僕・神楽岳志が、

  • 2025年の富士山登山の最新ルール
  • いつからいつまで登れるのか(ルート別シーズン)
  • 五合目までで楽しむための完全ガイド
  • トイレ・予約・人数・時間・年齢のリアルな目安

を、初心者にもわかる言葉で、でも富士山への敬意は失わずに、物語として案内していきます。

予約ボタンを押した瞬間から、2025年の富士が、そっとあなたの名前を覚え始める。
そんな旅の始まりに、この記事が寄り添えたら嬉しいです。

  1. 1.2025年の富士山登山、何が変わった?──ルール改正の全体像
    1. ● ① 夜間入山規制(午後2時〜翌午前3時)
    2. ● ② 入山料+通行料 4,000円(全ルート共通)
    3. ● ③ 山梨側・吉田ルートの「通行予約」と1日4,000人の人数制限
    4. ● ④ 静岡側3ルートの「事前登録」とeラーニング
  2. 2.いつからいつまで登れる?2025年・富士山登山シーズン早見表
    1. ● 2025年の開山期間(五合目〜山頂・おおよそ)
    2. ● 時期ごとの特徴とおすすめ
  3. 3.「五合目まで」で十分感動できる。2025年版・五合目完全ガイド
    1. ● 各五合目のざっくり特徴
    2. ● マイカー規制と「五合目までドライブ」の注意点
    3. ● 子連れ・シニア向け「五合目お散歩プラン」
  4. 4.2025年の最新ルールと予約のしかた(吉田ルート・静岡側3ルート)
    1. ● 4-1.全ルート共通の基本ルール
    2. ● 4-2.吉田ルート(山梨側):通行予約と1日4,000人の人数制限
    3. ● 4-3.静岡側3ルート(富士宮・須走・御殿場):事前登録とeラーニング
  5. 5.トイレはどこにある?いくらかかる?2025年・富士山トイレ事情
    1. ● 5-1.トイレがある場所
    2. ● 5-2.トイレの料金(協力金)と支払い方法
    3. ● 5-3.トイレのマナーと「持ち帰るもの」
  6. 6.富士山登山は何時間かかる?何時から登るのが安全?
    1. ● 6-1.ルート別・標準コースタイム(五合目〜山頂)
    2. ● 6-2.日帰り登山で「何時から」登ればいい?
    3. ● 6-3.ご来光登山のスタート時間
  7. 7.子どもは何歳から富士山に登れる?「五合目デビュー」という選択肢
    1. ● 7-1.法律上の年齢制限はないが、現実的な目安はある
    2. ● 7-2.「五合目デビュー」という賢い選択
  8. 8.初心者が迷わない!2025年版・準備とチェックリスト
    1. ● 8-1.2025年ならではの事前準備
    2. ● 8-2.装備・持ち物の基本(ざっくり)
    3. ● 8-3.心の準備──「引き返す勇気」を持って出発する
  9. 9.よくある質問(FAQ)
    1. Q1.富士山登山は、2025年はいつからいつまで登れますか?
    2. Q2.五合目まで行くだけでも、入山料4,000円は必要ですか?
    3. Q3.トイレはどこにあって、いくらくらいかかりますか?
    4. Q4.子どもは何歳から富士山に登れますか?
    5. Q5.日帰り登山は何時間見ておけば安心ですか?
    6. Q6.2025年は、夜中に車で五合目に行って、早朝から登れますか?
  10. 10.まとめ──2025年の富士山と、あなたの一歩
  11. 11.情報ソース・参考リンク・注意書き
    1. ● 情報ソース・参考リンク
    2. ● 注意書き

1.2025年の富士山登山、何が変わった?──ルール改正の全体像

まずは、僕がこのテーマでいちばんワクワクしている部分、2025年の「富士山 登山 2025」最大のポイントから話させてください。

少し前までの富士山は、「夏になったし、明日ヒマだから行ってみる?」くらいのノリで、夜に出発してそのまま朝まで登りきる“弾丸登山”も珍しくありませんでした。

でも、その裏側では──

  • 高山病で動けなくなって救助要請が増える
  • ご来光前後の山頂がすし詰め状態になる
  • マナー違反やゴミ、トイレの負担で自然が疲れていく

そんな「山も人もヘトヘト」の状態が、ゆっくりと積み重なっていたんです。

そこで2025年、富士山は大きく舵を切りました。
「よく準備してくれる人を、ちゃんと迎えたい」──そんな意思表示のように、全ルートで新しいルールが本格的に動き始めました。大きく分けると、次の4つです。

● ① 夜間入山規制(午後2時〜翌午前3時)

まずは一番インパクトの大きいルールから。2025年、富士山の登山道は午後2時〜翌午前3時のあいだ、原則として新しく入山できません。
この時間帯に五合目から上へ進めるのは、山小屋に宿泊予約をしている人だけです。

つまり、「仕事終わりにそのまま車で来て、夜通し登ってご来光だけ見て帰る」といった弾丸登山スタイルは基本的にNG
僕自身も若いころにやっていたタイプの登り方ですが、正直いま振り返ると「よく無事だったな…」と思います。

これからは、ちゃんと休んで、ちゃんと計画して登る人が主役の富士山になっていきます。

● ② 入山料+通行料 4,000円(全ルート共通)

次に、お金の話。でも、ここにもワクワクできるポイントがあります。

2025年から、富士山の四つの登山口(吉田・富士宮・須走・御殿場)では、

1人1回 4,000円の「利用者負担(通行料・入山料)」

を支払う仕組みに統一されました。
この4,000円は、登山道の整備やトイレの維持管理、救護体制、そして自然環境の保全にまっすぐ使われていきます。

以前は「よろしければご協力を…」という任意の協力金でしたが、2025年からは“登るならちゃんと払うのが前提”という、よりフェアな形になったと捉えてもいいと思います。

僕はこの仕組みを知ったとき、「あ、これでやっと富士山の裏方さんたちが少し報われるかもしれない」と、正直ちょっと嬉しくなりました。

● ③ 山梨側・吉田ルートの「通行予約」と1日4,000人の人数制限

そして、いちばん人気の吉田ルートには、もう一段階踏み込んだルールがあります。

  • 通行料4,000円を事前決済する通行予約システム
  • 1日あたり4,000人を超えた時点で五合目ゲートを閉鎖する人数制限

が導入されています。

この数字だけ見ると「なんだか厳しそう…」と感じるかもしれません。でも、山頂直下で身動きが取れないほどの渋滞に巻き込まれた経験がある僕からすると、「よくぞここまで踏み込んでくれた」という気持ちも大きいです。

通行予約は任意ですが、ハイシーズンに予約なしで行くと、
「もう人数制限で締め切られていて、そもそも入山できない」という可能性があります。
だからこそ、この記事を読んでくれているあなたには、予約という“秘密の入り口”をきちんと活用してほしいんです。

● ④ 静岡側3ルートの「事前登録」とeラーニング

一方で、静岡県側の富士宮・御殿場・須走ルートには、ちょっとワクワクする「学びの入口」が用意されています。

  • 専用システムによる入山手続きの事前登録
  • 動画などでルールやマナーを学ぶeラーニング
  • 入山料4,000円のオンライン支払い

これらを済ませることで、入山が認められます。

「ただ山に登る」のではなく、「富士山のルールを理解したうえで、訪問させてもらう」
そのプロセスの一部として、事前登録やeラーニングがあると考えると、ちょっと楽しくなってきませんか。

ルールが増えたのは、富士山が“あなたを無事に帰したい”と思っているから。
そして僕は、そのルールを一つひとつ紐解きながら、「どうすればもっと気持ちよく登れるか」を伝えるのが、いま本気で楽しいです。
「ちょっと面倒な準備」も、このページを読み終えるころには、きっとワクワクする旅支度に変わっているはずです。

2.いつからいつまで登れる?2025年・富士山登山シーズン早見表

ここからが、僕が書いていて一番テンションが上がるパートです。
そう、「富士山 登山 2025 はいつからいつまで登れるのか?」という、カレンダーに真っ赤な丸をつけたくなる話。

登山計画って、不思議と日付を決めた瞬間から旅が始まるんですよね。
「どのルートで」「どの週末で」「どの仲間と」──この記事を読みながら、ぜひ自分の予定を思い浮かべてみてください。

● 2025年の開山期間(五合目〜山頂・おおよそ)

まずは、「いつ行けば山頂まで登れるのか」をざっくりつかみましょう。
2025年シーズンの各ルートのイメージは、こんな感じです。

ルート 主な登山口 開山(目安) 閉山(目安)
吉田ルート(山梨) 富士スバルライン五合目 7月1日頃 9月10日頃
富士宮ルート(静岡) 富士宮口五合目 7月10日頃 9月10日頃
須走ルート(静岡) 須走口五合目 7月10日頃 9月10日頃
御殿場ルート(静岡) 御殿場口新五合目 7月10日頃 9月10日頃

ざっくり言えば、「7月〜9月の短い夏だけ、富士山は僕らを山頂まで招待してくれる」イメージです。
※正確な日付は毎年公式サイトで発表されるので、登山前に必ず最新情報を確認してください。

● 時期ごとの特徴とおすすめ

同じ「富士山 登山 2025」でも、いつ行くかでまったく別の山に出会えます。
僕が何度も登りながら感じてきた「時期ごとのキャラクター」を、正直ベースで書いてみます。

  • 7月上旬〜中旬
    雪が残る年もあって、まだ「山の表情」がワイルドな時期。
    登山者も比較的少なく、静かな富士山を味わいたい中級者向けです。
    「少し難しくてもいいから、人の少ない富士山を歩きたい」という人には、たまらないタイミング。
  • 7月下旬〜8月中旬(お盆含む)
    一年で最も登山者数(人数)が多いピークシーズン
    山小屋の灯りがずらっと並ぶ夜の登山道は、混み合いつつも、ちょっとお祭りのような雰囲気があります。
    初心者や「まずは定番の時期に登りたい」人にはここ。ただし、山小屋予約や通行予約はかなり早めに動くのがおすすめです。
  • 8月下旬〜9月上旬
    登山者の波が少し落ち着き、朝晩の空気がキリッとしてきます。
    空が高く、雲海や星空の“当たり日”も増える印象です。
    その代わり、山頂付近は本気の防寒装備が必須。秋の入り口らしい、静かで大人な富士山を楽しみたい人に。

こうして見ているだけで、僕自身「今年はどの時期にどのルートで登ろうか」とニヤニヤしてしまいます。
あなたのカレンダーに丸をつける瞬間から、2025年の富士山登山はもう始まっています。

3.「五合目まで」で十分感動できる。2025年版・五合目完全ガイド

ここは、書いていて本当にワクワクするパートです。
「富士山に行く=山頂まで登る」──たぶん多くの人がそう思っていますが、僕は毎回声を大にして言いたいんです。

「五合目までの旅も、ちゃんと“富士山登山”ですよ」と。
むしろ、小さな子ども連れや、久しぶりの山歩き、体力にちょっと不安がある人にとっては、
「あえて五合目まで」だからこそ、ゆったり味わえる景色や時間が山ほどあるんです。

この記事を書きながらも、「あぁ、あの五合目の空気を早く吸いに行きたいな」と何度も思ってしまいます。
ここからは、僕が大好きな4つの五合目を、ニヤニヤしながら紹介させてください。

● 各五合目のざっくり特徴

  • 吉田口五合目(山梨)
    まずは王道中の王道。
    売店・飲食店・神社・郵便局までそろっていて、「富士山観光テーマパーク」のようなにぎやかさがあります。
    初めて富士山に来る友人を連れていくと、だいたいここでテンションが一気に上がります。写真映えスポットも多く、「とりあえず富士山っぽい写真を撮りたい!」という願望をすべて叶えてくれる五合目です。
  • 富士宮口五合目(静岡)
    四つの登山口の中で最も標高が高く、「山頂へ一番近い五合目」。
    晴れた日にここに立つと、もう「半分くらい登った気分」になってしまうくらいの迫力があります。
    駿河湾まで視界が抜けた日なんて、僕はつい予定を忘れて、ベンチに座ってぼーっとしてしまいます。
  • 須走口五合目(静岡)
    一気に雰囲気が変わって、こちらは「森の中の静かな玄関口」
    樹林帯のしっとりした空気が濃くて、人もやや少なめ。
    「観光地っぽいにぎやかさより、静かな山が好き」というタイプの人には、たまらない五合目です。僕も気持ちをリセットしたいとき、ふらっと須走口に来て木々の匂いを吸い込んでいます。
  • 御殿場口新五合目(静岡)
    ここはちょっとマニアックだけど、個人的にかなり好きな場所。
    開けた駐車場の向こうに、長い登山道がどーんと伸びていて、「さあ、行くぞ」とスイッチが入る五合目です。
    標高はやや低めですが、マイカー規制が原則なく、自家用車で行きやすいという大きなメリットがあります。車好きの友人はここに来ると毎回ニコニコしています。

● マイカー規制と「五合目までドライブ」の注意点

「よし、じゃあ週末に五合目までドライブだ!」と思った方、ちょっと待ってください。
2025年も、多くの登山口ではマイカー規制が行われています。ここを知らずに行くと、僕みたいに昔、ゲート前で「えっ…」と固まることになります。

  • 吉田ルート:マイカー規制期間中は、富士スバルラインを使って五合目まで自家用車NG(ふもとの駐車場に停めてバス利用)
  • 富士宮ルート:富士山スカイラインの一定区間が規制対象となり、指定駐車場からバスに乗り換え
  • 須走ルート:道の駅などに車を置き、シャトルバスで五合目へ
  • 御殿場ルート:2025年時点ではマイカー規制なしで五合目駐車場まで行ける

なので、「五合目までドライブしたい」「子どもを連れて気軽に五合目まで行きたい」という場合、
選択肢として真っ先に浮かぶのが御殿場口新五合目になります。

「吉田口のにぎやかさも捨てがたいし、御殿場のドライブもいいな…」と、僕はいつもこのあたりで計画ノートが真っ黒になります。
その迷いも含めて、すでに楽しい時間です。

● 子連れ・シニア向け「五合目お散歩プラン」

「山頂までは行かないけど、せっかくならちゃんと“富士山らしい時間”を過ごしたい」。
そんなときに、僕がよく提案するのがこの「五合目お散歩プラン」です。

  1. 午前中に五合目到着
    いきなり歩き出さず、まずは景色を見たり写真を撮ったりして、標高の空気に体を慣らします。
  2. 売店や展望台をぶらぶらしながら、ゆっくり30〜60分
    ソフトクリームを食べたり、お土産をのぞいたり。「あ、このマグカップ山頂でもらったんだよね」なんて会話が生まれるのも楽しい時間です。
  3. 短い遊歩道を歩いてみる
    疲れたらすぐ戻れる範囲で、ちょっとだけ「登山の雰囲気」を味わってみましょう。子どもはこの“ちょっとだけ冒険”が大好きです。
  4. 山小屋風の食堂で、あたたかい食事や飲み物を楽しむ
    カレーやラーメン、ホットココア。標高の高い場所で食べるシンプルな一皿が、なぜあんなにおいしいのか…。毎回、不思議に思いながら完食しています。

五合目で引き返す選択も、立派な“富士山登山”だと、僕は本気で思っています。
それは、「自分と家族の体力に、ちゃんと耳を澄ませた登山」だから。
そして、また次の年、「じゃあ今度はもう一段だけ上まで行ってみようか」と笑って話せる余白を残してくれる選択だからです。

4.2025年の最新ルールと予約のしかた(吉田ルート・静岡側3ルート)

さあ、ここからが「準備好き」にはたまらないゾーンです。
「予約 2025」「人数」「ルール」──と聞くと、ちょっと堅そうに感じるかもしれませんが、僕はこの部分を書いているとき、正直かなりワクワクしています。

なぜかというと、ここを押さえておくと、「行ってみたけど登れなかった…」という残念パターンを全部回避できるからです。
つまり、この記事を読んでくれているあなたは、すでに一歩リードしている状態。ニヤッとしていいところです。

● 4-1.全ルート共通の基本ルール

まずは、どのルートを選ぶにしても共通の「土台ルール」から、サクッとまとめていきます。

  • 夜間入山規制:午後2時〜翌午前3時は、山小屋宿泊者以外は五合目から入山不可
  • 入山料・通行料4,000円:全ルート共通。登山道の保全・安全対策に使われる
  • 事前予約・事前登録:吉田ルートは通行予約(任意)、静岡側は事前登録+eラーニング

ポイントは、「思い付きでは登れないようになった代わりに、ちゃんと準備した人が安心して登れる仕組みになった」ということ。

14時のゲート閉鎖は、あなたの“無理な計画”にストップをかける優しい門限。
これを知っているだけで、「じゃあ何時までに五合目に着けばいいか」を逆算できるようになります。計画好きの僕としては、この逆算タイムがたまらなく楽しいんです。

● 4-2.吉田ルート(山梨側):通行予約と1日4,000人の人数制限

次は、多くの人が最初に選ぶであろう吉田ルート
最も初心者向けで人気が高いぶん、ルールも少し複雑ですが、仕組みがわかればむしろ「攻めやすいルート」になります。

押さえておきたいポイントは3つです。

  1. 1日あたり4,000人に達すると、五合目ゲートが閉鎖される
    これは、「安全に登れる人数の上限をちゃんと決めました」という宣言です。
    ハイシーズンでは午前中の早い時間に到達する可能性もあるので、「早起き=いい場所を取る」くらいのゲーム感覚でとらえるとちょっと楽しくなります。
  2. 「通行予約」は任意だが、実質的には強い味方
    通行料4,000円をクレジットカード等で事前決済して枠を確保しておけば、
    「せっかく五合目まで来たのに、人数制限で入れない…」という悲しい展開をかなりの確率で避けられます。
    僕はこういう「事前に一手打てる仕組み」が大好きで、予約ボタンを押した瞬間にもうテンションが上がります。
  3. 山小屋予約とは別もの
    ここ、ほんとうによく勘違いされるポイントです。
    通行予約=山小屋予約ではありません。
    山小屋泊をする場合は、必ず山小屋自体の予約も別で取る必要があります。
    「通行予約も山小屋も取れた。これで今年の富士山はこっちのものだ」と思えた瞬間、計画ノートを閉じるときの満足感はかなり高いです。

● 4-3.静岡側3ルート(富士宮・須走・御殿場):事前登録とeラーニング

続いて、僕が個人的に「通な選択肢だなぁ」と感じているのが、静岡側の富士宮・須走・御殿場ルートです。

ここでは、2025年から「静岡県富士登山事前登録システム」が本格稼働しています。
聞こえはちょっと堅いですが、やることはシンプルで、しかも僕はこれを「富士山からの事前レクチャー」だと思って楽しんでいます。

入山までの流れは、おおむねこんなイメージです。

  1. 事前に専用サイト(またはアプリ)から入山登録
    ここで「いつ・どのルートで登るか」を入力しながら、「いよいよだな」と気持ちが高まってきます。
  2. ルール・マナー動画を視聴し、簡単な確認テストに回答
    「あ、ここ知らなかった」「そうか、ここは気を付けないといけないんだな」と発見が多いパート。
    僕は毎回、「ここまで教えてくれるなんて、富士山、やさしいな」と妙に感心しています。
  3. クレジットカード等で入山料4,000円を支払い
    ここで正式に「静岡側ルートの登山者」として登録される感覚です。軽くガッツポーズしたくなります。
  4. 当日、五合目のチェックポイントでQRコードなどを提示して入山
    スタッフさんにコードを見せながら、「ちゃんと準備してきましたよ」と胸を張れる瞬間です。

なお、静岡側ルートには1日あたりの人数上限は設けられていません。
だからこそ、「吉田ルートが混み過ぎている時期は、静岡側ルートを選ぶ」という選択は、2025年のとても賢い登山戦略だと思っています。

ルールと予約の仕組みがわかると、富士山登山は「大変そうなイベント」から、
「自分でコントロールできるワクワクのプロジェクト」に変わります。
この記事を書きながら、僕もまた一つ、自分の富士登山計画を立てたくてウズウズしています。

5.トイレはどこにある?いくらかかる?2025年・富士山トイレ事情

さあ、ここで一度じっくり向き合っておきたいテーマがトイレです。

正直に言うと、僕は富士山の話をするとき、ルートやご来光より先に「トイレどうなってますか?」と聞かれることが本当に多いです。
「トイレが不安だから登れない」──とくに女性や子ども連れから、この一言を何度も聞いてきました。

でも、大丈夫。
2025年の富士山は、ちゃんと準備していけば「トイレが不安で楽しめない登山」から「トイレも含めて安心な登山」に変えられます。
ここでは、僕自身が何度もお世話になってきた「富士山 登山 トイレ」の基本を、ワクワクしながら全部お伝えします。

● 5-1.トイレがある場所

まずは「そもそもどこにあるの?」という話から。これは知っているだけでかなり安心できます。

  • 各登山口(五合目)に公衆トイレ
  • 登山道の途中にある山小屋のトイレ
  • 山頂にも複数のトイレ

つまり、「何時間もまったくトイレがない」という状況には基本なりません
ただし、ルートによってトイレの間隔はだいぶ違います。

とくに御殿場ルートは山小屋やトイレの数が少なく、トイレ間隔が長め。
「トイレが心配」「小さい子どもと一緒」という場合は、吉田ルートや富士宮ルートのように、山小屋が多くてトイレ間隔が短いルートを選ぶと、心理的ハードルがぐっと下がります。

僕も最初に御殿場ルートを歩いたとき、「あ、ここはちゃんと計画しておかないとだめだ」と学びました。
その経験以来、ルート選びのときは毎回「トイレ間隔」のことを思い出しながらニヤニヤ地図を見ています。

● 5-2.トイレの料金(協力金)と支払い方法

次は、みんなが気になるお金の話です。

富士山のトイレは、いわゆる街中の水洗トイレとは違い、山岳環境に配慮した環境配慮型トイレがほとんどです。
汚物の処理や設備の維持にものすごく手間とコストがかかっていて、「無料で使えるのが当たり前」ではない世界なんですね。

そのため、利用には100〜300円程度の「協力金」が必要です。

  • 目安:1回100〜300円
  • 支払い:ほとんどが現金(100円玉)
  • 一部トイレではQRコード決済・電子マネー対応

登山前に、最低でも100円玉を10枚以上は用意しておくとかなり安心です。
僕は毎回、出発前にコンビニで飲み物を買ってお釣りを調整しながら、「よし、これで今日はトイレも怖くない」とちょっとした達成感を味わっています。

小さな100円玉が、富士山のトイレと、あなたの安心と、安全を支えている。
そう考えると、財布の中に並んだ100円玉が、急に頼もしい仲間に見えてきませんか?

● 5-3.トイレのマナーと「持ち帰るもの」

最後は、富士山のトイレを「使わせてもらう側」として、ぜひ一緒に守りたいポイントです。

  • トイレはできるだけ汚さず、紙やゴミを散らかさない
  • 紙おむつ・生理用品などは基本的に持ち帰り(ジップロックや小さな袋があると便利)
  • 山小屋やトイレに書かれているルール表示をよく読み、指示に従う

あなたがきれいに使ったトイレが、次に来る誰かの安心につながります。
そして、その誰かは、もしかしたら数時間後の“未来のあなた”かもしれません。

トイレの不安をひとつずつつぶしていくと、富士山登山そのものがどんどん楽しみになっていきます。
この記事を書きながら、僕もまた「今年はこのルートのトイレ事情をじっくりレポートしたいな」とワクワクしています。

6.富士山登山は何時間かかる?何時から登るのが安全?

ここからは、僕が相談されるたびに一緒に計算しながらワクワクしてしまうテーマ、「富士山登山は何時間?」の話です。
コースタイムって、ただの数字じゃなくて、「あなたの一日の物語の設計図」なんですよね。

この章では、五合目から山頂までの標準コースタイムと、
「結局、何時から登るのが安全で、どんな一日になるのか」という目安を、一緒にイメージしていきましょう。

● 6-1.ルート別・標準コースタイム(五合目〜山頂)

まずは、基本の“ものさし”を共有しておきます。
あくまで目安ですが、2025年時点で一般的に示されている標準時間は次の通りです。

ルート 登り 下り
吉田ルート 約6時間 約4時間
富士宮ルート 約5時間 約3時間
須走ルート 約7時間 約4時間
御殿場ルート 約9時間 約4時間

ここで大事なのは、これはあくまで「歩いている時間だけ」だということです。

  • 五合目での高度順応(1〜2時間)
  • 休憩時間
  • 登山道の渋滞
  • 写真撮影・食事・トイレ

こうした「寄り道」や「ひと息タイム」を足していくと、
初心者は「+2〜4時間」くらい余裕を見ておくと、かなり現実的な計画になります。

僕はいつも、コースタイムに余白を書き足しながら、心の中でこう思っています。

「登山時間は6時間。でも、心の中では、きっと一生下山しない旅になる。」
その“心の時間”のために、行程にもちゃんと余白を残しておいてほしいんです。

● 6-2.日帰り登山で「何時から」登ればいい?

次は、みんなが気になるスタート時間の話です。
「富士山登山 何時から」が頭に浮かんでいるあなたに、僕はいつもこんな目安をお伝えしています。

  • 五合目出発のおすすめ:早朝4〜6時台
  • 下山開始の目安:遅くとも14時頃まで

この時間帯には、ちゃんと理由があります。

  • 午後は天候が崩れやすく、雷や濃霧のリスクが上がる
  • 真っ暗な中での長い下山は、想像以上に消耗する
  • 夜間入山規制(14時〜)があるので、計画全体を前倒しにする必要がある

たとえば、日帰りで山頂往復を狙うなら、僕ならこんな一日を提案します。

  • 前日のうちにふもとに宿泊(ここからもう「富士山登山の前夜祭」です)
  • 朝一番のバスで五合目へ移動
  • 五合目で景色を見ながら1時間ほど高度順応してから出発

このくらい余裕を持ったタイムテーブルにすると、
「追い立てられる登山」から「味わいながら歩く登山」に変わります。
計画を書きながら、「ここでおやつにしようかな」「この時間なら混雑も落ち着いていそうだな」と想像している時間が、個人的には大好きです。

● 6-3.ご来光登山のスタート時間

そして、もうひとつよく聞かれるのがご来光登山の時間の組み立て方です。
ご来光狙いで山小屋に1泊する場合、基本の流れはこんなイメージです。

  • 昼〜午後早めのうちに五合目出発
  • 夕方までに山小屋到着(ここまでが「前半戦」)
  • 山小屋で食事と仮眠をとり、夜中に出発して山頂または高所からご来光

ここでも意識したいのが、夜間入山規制の時間帯(午後2時〜翌3時)です。
「いつ五合目のゲートを通過するか」「どの時間帯なら規制にひっかからないか」を考えながら、計画を逆算していきます。

ご来光登山の計画を立てているとき、僕は毎回、
「この時間にヘッドライトをつけて歩いていて、ここで夜明け前の空を見上げて…」と、頭の中で何度も“予行演習”をしています。
そのイメトレの時間こそが、登山の半分くらいの楽しさなんじゃないか、と本気で思っています。

数字に追われるためのコースタイムではなく、「ワクワクしながら安全な一日をデザインするためのコースタイム」として、ぜひこの目安を使ってみてください。

7.子どもは何歳から富士山に登れる?「五合目デビュー」という選択肢

このテーマ、実は僕が大好きな話です。
なぜかというと、「富士山登山は何歳からいいですか?」という質問の裏には、
「子どもと一緒に富士山に行ってみたい」「家族であの景色を見たい」というワクワクした気持ちが必ず隠れているからです。

● 7-1.法律上の年齢制限はないが、現実的な目安はある

まず大前提としておさえておきたいのは、富士山登山に法律上の年齢制限はないということ。
「◯歳未満はダメ」という決まりはありません。

とはいえ、ツアー会社やガイドツアーなどの募集要項を見ていくと、「小学校4年生以上」を目安にしているケースが多いのも事実です。

その背景には、こんなポイントがあります。

  • 自分の体調や異変を、ある程度きちんと言葉で伝えられるか
  • 長時間の歩行や登り下りに耐えられる体力があるか
  • 寒さ・強風・雨など、厳しい環境に我慢できる心身の準備があるか

つまり、「何歳か」という数字だけではなく、
「この子は自分の体調をちゃんと教えてくれるかな?」
「無理してでも頑張っちゃうタイプじゃないかな?」
といった視点で一緒に考えてあげることが、とても大事になってきます。

僕も相談を受けるたびに、その子の性格やふだんの遊び方を聞きながら、
「この子ならここまで」「この子はまず五合目がいいかな」と、一緒に作戦会議をするのがすごく楽しい時間です。

● 7-2.「五合目デビュー」という賢い選択

そんな中で、僕が自信をもっておすすめしているのが、

「初めての富士山は、五合目まで」という「富士山デビュー」プランです。

  • 未就学〜小学校低学年:
    山頂は無理に狙わず、五合目まで+軽い散策で十分すぎるくらい楽しい時間になります。
    五合目の空気を吸って、「富士山ってこんなところなんだ!」と感じてもらうだけで大成功です。
  • 小学校中学年〜高学年:
    ふだんからよく歩いていて体力がありそうなら、山小屋1泊で山頂を目指すチャレンジも選択肢に入ってきます。
    その場合も、「今年は八合目まで」「来年は山頂へ」と段階を踏む計画にすると、ワクワクが長く続きます。

僕はいつも、親御さんから「何歳から登れますか?」と聞かれたとき、こうお返ししています。

「『何歳から登れる?』より大切なのは、『この子とどんな富士山の記憶をつくりたいか』ですよ。」

写真だけきれいに残すのもいいけれど、
「寒かったね」「雲が海みたいだったね」「あのときのカレー、なんか特別においしかったね」──
そんな一言一言が、きっとその子の中で一生ものの“富士山の記憶”になります。

この記事を書きながらも、「もし自分の子どもと登るなら、最初は吉田口の五合目かな?それとも静かな須走口かな?」と、
つい本気でシミュレーションしてしまいます。
あなたのご家族にとっての「最初の富士山」をどうデザインするか――それを考える時間こそが、もうすでに富士山登山の一部なんだと思います。

8.初心者が迷わない!2025年版・準備とチェックリスト

さあ、いよいよラストの山場です。
ここまで読んでくれたあなたは、もうすでに「なんとなく興味がある人」ではなく、「本気で富士山登山を考えている人」だと思っています。

ここでは、「富士山 登山 2025」の初心者向けチェックリストをまとめて、
僕と一緒に答え合わせをしていきましょう。

書いている僕自身も、「あ、今年の自分の計画もここで見直しておこう」とニヤニヤしながらキーを叩いています。

● 8-1.2025年ならではの事前準備

まずは、2025年だからこそ押さえておきたい「ルール系の準備」からいきます。

  • 登るルートを決める(吉田 or 富士宮 or 須走 or 御殿場
  • 吉田ルートなら通行予約を検討(人気日はほぼ必須レベル)
  • 静岡側ルートなら事前登録+eラーニングを済ませる
  • 山小屋泊の場合は山小屋予約を早めに(ここを後回しにして後悔する人、多いです)
  • 入山料4,000円の支払い方法を確認(オンライン決済 or 現地支払い)

この5つがそろうと、計画ノートにでっかく「スタートOK」と書きたくなるレベルです。
僕はいつも、この準備を一つひとつクリアしていく過程がゲームみたいで、かなり好きです。

● 8-2.装備・持ち物の基本(ざっくり)

次は、「持ち物チェック」の時間です。ここは僕も毎回、本気でテンションが上がるパート。
装備をそろえる=富士山が少しずつ自分の生活に入り込んでくる瞬間なんですよね。

  • 登山靴(スニーカー不可。ここはケチらないでほしいポイント)
  • 防寒着(夏でもダウンやフリースが必要な世界です)
  • レインウェア上下(「多少の雨なら大丈夫」が通用しないのが富士山)
  • ヘッドライト(ご来光登山なら絶対必須
  • 帽子・手袋・サングラス
  • 水(1.5〜2L程度を目安に)
  • 行動食・おやつ(テンションの上がるものを何か1つ入れておくのがおすすめ)
  • 常備薬・簡易救急セット
  • トイレットペーパー少量・ジップロック(持ち帰り用)
  • 100円玉多め(トイレ協力金・自販機などのための心強い味方)

このリストを眺めながら、
「どのザックに詰めようか」「何色のレインウェアにしようか」なんて考え始めると、もう半分くらい富士山に行った気分になります。

装備については、別記事で「富士山登山2025・持ち物リスト完全版」のような形で、
僕のこだわりも含めてガッツリまとめてもいいな、と今この瞬間もワクワクしています。

● 8-3.心の準備──「引き返す勇気」を持って出発する

そして最後に、装備より大事な準備の話をさせてください。

それは、

「今日はやめておこう」「ここで引き返そう」と言える心の準備です。

富士山は、世界文化遺産であり、活火山であり、そして天候が変わりやすい独立峰。
「せっかく来たんだから」「もう少しだから頑張ろう」という気持ちが、時として危険な一歩になってしまうことがあります。

五合目でやめる。八合目でやめる。山頂直下でやめる。
どの選択肢も、僕は「富士山への敬意」だと本気で思っています。

そしてもうひとつ。
「今回はここまでにしておこう」という判断は、「また来年、この続きを歩きに来る権利」を自分に残してくれる選択です。

この記事を書きながら、僕も心の中で何度もこうつぶやいています。
「無事に帰ってくるからこそ、富士山登山は何度でもワクワクできる。」
あなたの富士山2025が、そんなワクワクで終わり、そして次のワクワクにつながる旅になることを願っています。

9.よくある質問(FAQ)

ここからは、僕が実際に相談を受けるときに必ずと言っていいほど出てくる質問を、ギュッとまとめました。
書いていて「うんうん、そこ気になるよね」と何度も頷きながら打ち込んだQ&Aです。ぜひ、自分の計画と照らし合わせながら読んでみてください。

Q1.富士山登山は、2025年はいつからいつまで登れますか?

A.おおむね7月上旬〜9月上旬が「開山期間」です。
吉田ルートは7月1日頃〜9月10日頃、富士宮・須走・御殿場ルートは7月10日頃〜9月10日頃が目安です。
正確な日付は毎年公式サイトで発表されるので、登山前に必ず最新情報を確認してください。
「このあたりで行こうかな」とカレンダーに丸をつけるところから、富士山登山はもう始まっています。

Q2.五合目まで行くだけでも、入山料4,000円は必要ですか?

A.「五合目までの観光・散策」の範囲であれば、入山料が発生しないケースもあります。
ただし、どこからを「入山」と定義するかは県ごと・ルートごとに基準があります。
迷ったときは、「五合目より上の登山道にしっかり入る=入山料が必要」と考えておくのが安全です。
曖昧なライン攻めをするより、スッキリ払って気持ちよく登った方が、登山そのものも楽しめます。

Q3.トイレはどこにあって、いくらくらいかかりますか?

A.各五合目と山頂、登山道上の山小屋にトイレがあります。
料金は1回100〜300円程度の協力金制で、支払いは基本的に現金(100円玉)が中心です。
僕はいつも出発前に100円玉を多めに用意して、「よし、これでトイレの不安はクリア」と小さくガッツポーズしています。

Q4.子どもは何歳から富士山に登れますか?

A.法律上の年齢制限はありませんが、ツアーでは小学校4年生以上を条件とすることが多いです。
未就学〜小学校低学年の場合は、まず「五合目まで+短い散策」で富士山に慣れさせることをおすすめします。
いきなり山頂を狙うより、「まず五合目で富士山と仲良くなる」くらいの気持ちで計画すると、親子ともに良い思い出になりやすいです。

Q5.日帰り登山は何時間見ておけば安心ですか?

A.ルートにもよりますが、たとえば吉田ルートなら登り約6時間+下り約4時間が標準的です。
初心者の場合は、休憩や渋滞、高度順応の時間を含めて+2〜4時間の余裕を見てください。
「少し余るかな?」くらいの計画でちょうどいいです。その余白が、景色を眺めたり、深呼吸したりする“ごほうび時間”になります。

Q6.2025年は、夜中に車で五合目に行って、早朝から登れますか?

A.五合目まで車やバスで行くこと自体は可能な場合がありますが、
午後2時〜翌午前3時のあいだは、山小屋宿泊者を除いて入山不可です。
早朝スタートを考える場合も、「何時にゲートを通過できるのか」を事前に確認してください。
ここを押さえておくだけで、「せっかく来たのにゲートが閉まっていた…」という悲しいパターンをきれいに回避できます。

10.まとめ──2025年の富士山と、あなたの一歩

ここまでたっぷりと、2025年の富士山登山について一緒に見てきました。
ルールも、料金も、予約も、最初はちょっと「うわ、ややこしそう…」に見えたかもしれません。

でも、ひとつひとつ紐解いていくと、それらはすべて、富士山からのメッセージにも思えてきます。

「ちゃんと準備して、無事に帰ってきてほしい」
「自然を傷つけないかたちで、また会いに来てほしい」

そのために、夜間入山規制があり、入山料4,000円があり、通行予約や事前登録があります。
決して「登る人を減らしたいから」ではなく、「これからも、安心して登れる富士山であり続けるため」の仕組みだと、僕は受け取っています。

この記事を書きながら、正直に言うと、僕自身がまた登りたくてウズウズしています。
どの時期に、どのルートで、どんな仲間と登ろうか──あなたと同じように、画面の前でニヤニヤしながら考えています。

2025年の富士山は、「なんとなく」では登れない山になりました。
その代わり、ちゃんと準備した人に、とびきりの景色と体験を用意してくれる山になったとも言えます。

その一歩を踏み出すかどうかを決められるのは、今この画面を見ているあなた自身です。
小さな一歩でかまいません。まずはカレンダーに丸をつける、公式サイトをブックマークする、山小屋を調べてみる――そのどれもが、立派なスタートです。

2025年の富士山で、あなたがどんな一日を過ごすのか。
その物語の始まりに、この記事が少しでも力になっていたら、書き手としてこれほど嬉しいことはありません。

11.情報ソース・参考リンク・注意書き

ここまで読んでくれて、本当にありがとうございます。
最後は、僕がこの記事を書くときに何度も開いた「公式の地図」たちをまとめておきます。
ここから先は、あなた自身が富士山登山計画を仕上げていくための“追加装備”みたいなものだと思ってください。

● 情報ソース・参考リンク

僕がニヤニヤしながらチェックした、信頼できる公式サイトたちです。
ブックマークしておくと、シーズン前後に「おっ、今年も富士山の季節だな」と気持ちが盛り上がります。

● 注意書き

本記事の内容は、2025年シーズンの公開情報をもとに、
「富士山を愛してやまない一登山者としての経験」と「公式情報」を組み合わせてまとめたものです。

ただし、富士山の開山期間・登山ルール・入山料・通行料・マイカー規制・バスダイヤ・トイレ料金などは、
毎シーズンごとに見直されたり、天候や状況によって急に変わることもあります。

なので、実際に計画を立てるときは、ここで紹介したリンク先も含めて、
必ず最新の公式情報をチェックしてください。
(僕も毎年、「今年は変わってないかな?」とワクワクしながら公式サイトを巡回しています)

そして最後にもう一度だけ、大事なことを。

登山は、いつだって少なからずリスクを伴う行動です。
実際に富士山へ登るかどうか、どこまで行くか、引き返すかどうか──その判断は、
天候・体調・装備・経験などを総合的に見て、あなた自身が決める必要があります。

どうか、無理はせずに。
「また富士山に会いに来られる自分」で帰ってくることを、いちばんのゴールにしてもらえたら嬉しいです。
そのうえで、「よし、行こう」と決めたあなたの背中を、この記事がそっと押せていたなら、
僕はこの上なく幸せです。

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