富士山が見える温泉ホテルは、眺望場所と天然温泉の使用範囲を分けて比較すると失敗を減らせます。
主な候補地は、山体の迫力を感じやすい富士吉田、湖越しの景観が美しい河口湖、静かな高原滞在を楽しめる山中湖です。
富士山を眺めながら過ごせるグランピングは、施設によって景色も過ごし方もかなり違います。
「どこを選べばいい?」と迷ったら、富士山周辺のグランピング選びをまとめた記事を先に見ておくとイメージしやすいです。
富士山が見える温泉ホテルはどのエリアがおすすめ?
富士山の近さなら富士吉田、湖を含む景観なら河口湖、静けさと自由度なら山中湖がおすすめです。
この3エリアは隣接していますが、宿から見える富士山の姿、温泉施設の種類、公共交通の使いやすさが異なります。
富士山が見える温泉宿を選ぶときは、ホテルの知名度だけでなく、「山をどのような風景として眺めたいか」からエリアを決めることが大切です。
エリア 富士山の見え方 温泉ホテルの特徴 交通の傾向 おすすめの人
富士吉田 山体が近く、長い裾野まで迫力を感じやすい 大型温泉旅館、館内体験が充実したホテル 富士山駅から送迎を利用できる宿がある 富士山そのものの存在感を重視する人
河口湖 湖面や季節の風景と富士山を一緒に眺めやすい 湖畔旅館、高級リゾート、温泉付き客室 河口湖駅からバスや送迎を利用しやすい 景観と周辺観光の両方を楽しみたい人
山中湖 湖、高原、富士山を広々と見渡しやすい ホテル、ヴィラ、一棟貸し、ペット同伴宿 施設が分散しており車と相性がよい 静けさや家族単位の自由な滞在を求める人
富士吉田は富士山の大きさを体感したい人向け
富士吉田市は富士山北麓にあり、町の背後から山頂まで続く巨大な山体を間近に感じやすい地域です。
河口湖のように湖面を挟まないため、景観の主役は富士山そのものです。僕がこの地域で山を見るとき、山頂以上に目を奪われるのは、町のすぐ後ろまで長く延びる裾野です。
代表的な宿には、富士吉田市上吉田東の「富士山温泉 ホテル鐘山苑」と、その敷地内にある「富士山温泉 別墅然然」があります。
ホテル鐘山苑は屋上露天風呂、日本庭園、館内の文化体験が特徴です。別墅然然は客室専用露天風呂で静かに温泉を楽しみたい人に向いています。
河口湖は湖越しの富士山を見たい人向け
河口湖は、湖面、富士山、空、季節の木々を一つの風景として楽しみたい人に適しています。
風の弱い朝には湖面が鏡のように静まり、気象条件が整えば逆さ富士が現れることもあります。ただし、逆さ富士は風、雲、光の向きなどに左右される自然現象で、宿泊すれば必ず見られるものではありません。
湖越しの富士山を重視するなら、宿の所在地と客室の方角を地図で確認してください。一般に河口湖の北岸側から南方向を見ると、湖の向こうに富士山を配置しやすくなります。
この地理を知らずに「河口湖畔」という言葉だけで選ぶと、期待していた構図と異なる場合があります。宿名を検索したあと、地図上で湖と富士山の位置関係を見ることが、眺望選びの確実な一歩です。
本記事では、公式案内で眺望場所を具体的に確認しやすい「THE KUKUNA」と「うぶや」を比較対象にしています。
山中湖は静かな高原滞在と車旅に向いている
山中湖は富士五湖の中で最も標高が高く、富士山に近い湖です。湖畔だけでなく周囲の森にも宿泊施設が点在し、ホテル、ヴィラ、一棟貸し、愛犬と泊まれる施設などから選べます。
一方で、山中湖では「富士山が見える」「湖畔にある」「館内に温泉がある」という3条件が、必ず同じ宿にそろうわけではありません。
そこで有効なのが、好みの宿泊施設と「山中湖温泉 紅富士の湯」を組み合わせる方法です。宿の温泉設備に縛られないため、家族構成、ペット同伴、キッチンの有無などを優先しやすくなります。
これは単なる節約方法ではありません。宿泊機能と温泉体験を分けることで、山中湖らしい自由な滞在を組み立てる選択肢です。
富士山が見えるおすすめ温泉ホテルを同じ基準で比較
今回取り上げる宿は、公式案内で富士山の眺望場所、温泉設備、アクセスのいずれかを具体的に確認できる施設です。
「おすすめ」は一律の順位ではありません。客室、大浴場、露天風呂のどこから富士山を見たいかによって、適した宿は変わります。
施設名 エリア 富士山が見える主な場所 温泉設備 主なアクセス 向いている人 予約前の注意点
富士山温泉 ホテル鐘山苑 富士吉田 屋上「露天風呂 富士山」、一部客室、館内各所 大浴場、屋上露天風呂など 富士山駅から送迎バス約10分 富士山の迫力と日本庭園・館内体験を楽しみたい人 屋上露天風呂は男女入れ替え制。悪天候時は閉鎖の場合あり
富士山温泉 別墅然然 富士吉田 客室や客室専用露天風呂。見え方は部屋タイプによる 客室専用露天風呂で富士山温泉を使用 ホテル鐘山苑の敷地内 夫婦旅行、記念日、客室で静かに過ごしたい人 客室タイプ、手すり、目隠し、眺望条件を写真と説明で確認
THE KUKUNA 河口湖 全室レイクビュー。一部客室から富士山と河口湖 大浴場、客室タイプにより温泉露天風呂 河口湖駅からバス約5分。事前連絡による送迎あり 湖畔リゾートの開放感を重視する人 全室に客室温泉露天風呂があるわけではない
うぶや 河口湖 全客室、大風呂、露天風呂などから河口湖越しの富士山 大風呂、露天風呂、寝湯など 河口湖北岸 客室と入浴中の両方で富士山を見たい人 天候による眺望の非保証と浴場利用時間を確認
山中湖の宿+紅富士の湯 山中湖 紅富士の湯の室内大浴場や露天風呂 日帰り温泉。泉質はアルカリ性単純温泉 紅富士の湯は山中湖ICから車で約3分 ヴィラ、ペット同伴宿、一棟貸しを自由に選びたい人 営業時間、休館日、混雑、再入館条件を確認
料金は宿泊日、人数、食事、客室タイプ、眺望指定、予約条件で大きく変動します。そのため、固定的な価格帯を示すより、同一日・同一人数・同一食事条件で比較するほうが正確です。
以下の施設情報は、各施設の公式サイトにある温泉、客室、館内施設、アクセス案内を2026年9月1日時点で確認した内容を基準にしています。設備、送迎、利用時間、催事、料金は変更される可能性があるため、予約時に最新情報を確認してください。

ホテル鐘山苑は眺望と日本文化を楽しみたい人向け
ホテル鐘山苑は、富士山を望む屋上露天風呂と館内の文化体験を重視する人向けです。
象徴的な施設が、細流亭3号館10階にある「露天風呂 富士山」です。3段に連なる湯船があり、最上段には富士山を眺めながら横になれる寝湯も設けられています。
屋上という高さは、前方の建物や樹木による遮りを減らし、富士山の裾野を広く見るうえで有利です。山体の近い富士吉田という立地と、高所からの視界が組み合わさっている点が、この露天風呂の選定理由です。
通常の利用時間は朝と夕方に分かれ、男女の時間は月ごとに入れ替わります。夜間のほか、雨や強風などの悪天候時にも利用できない場合があります。
露天風呂 富士山には洗い場がありません。公式案内では、先に大浴場で体を洗ってから利用するよう求めています。
水深約90センチの深湯や階段もあるため、足腰に不安がある人、小さな子どもを連れた人は注意が必要です。眺望の美しさだけでなく、浴槽の深さや移動経路まで確認することが安全な宿選びにつながります。
館内には日本庭園、霊峰太鼓ショー、山梨ワインラウンジ、ナイトバーラウンジ、着物ブティックなどがあります。
ホテル鐘山苑は、2026年10月25日から11月15日まで「紅葉まつり」を開催予定と案内しています。琴の演奏、抹茶と特製和菓子、栗甘酒などが予定されていますが、開催内容は変更される可能性があります。
僕がこの宿を評価する理由は、富士山が雲に隠れたときにも、庭園、食、音楽、文化体験という第二の目的を持てることです。天候を変えることはできませんが、旅の満足を一つの景色だけに預けない工夫はできます。
別墅然然は客室で温泉を楽しみたい人向け
富士山温泉 別墅然然は、客室専用露天風呂で人目や時間を気にせず過ごしたい人向けです。
別墅然然はホテル鐘山苑の敷地内にある特別な宿泊空間で、公式案内では客室専用露天風呂で富士山温泉を楽しめることが特徴とされています。
大浴場まで何度も移動する必要がないため、夫婦旅行、記念日、両親との旅行など、客室で過ごす時間を重視する場合に検討しやすい宿です。
ただし、「客室露天風呂付き」と「客室露天風呂から富士山が正面に見える」は同じ条件ではありません。部屋タイプによって方角や構造が異なる可能性があるため、予約予定の客室写真と眺望説明を確認してください。
露天風呂には安全やプライバシーのための手すり、柵、目隠しがあります。立った位置では見えても、湯船につかると視界が変わる場合があるため、「入浴した姿勢でどの程度見えるか」を施設へ尋ねると認識の違いを減らせます。
THE KUKUNAは湖畔リゾートを重視する人向け
THE KUKUNAは、河口湖と富士山を開放的なリゾート空間から眺めたい人向けです。
公式サイトでは全室レイクビューと案内されています。客室タイプによっては、テラスや温泉露天風呂から富士山と河口湖を一望できる構成です。
ただし、全室レイクビューは、すべての客室に温泉露天風呂が付いているという意味ではありません。一般客室と露天風呂付き客室を分けて確認する必要があります。
河口湖駅からバスで約5分と案内され、事前連絡による送迎車も用意されています。鉄道や高速バスで河口湖を訪れ、到着後はホテルでゆっくり過ごしたい人にも選びやすい条件です。
富士吉田では山体の大きさが旅の中心になりますが、THE KUKUNAでは湖面を含む空間全体が景観になります。富士山を火山として間近に感じたいのか、一枚の風景として眺めたいのかが選択の分かれ目です。
うぶやは客室と浴場の眺望を重視する人向け
うぶやは、客室だけでなく大風呂や露天風呂からも富士山を眺めたい人向けです。
河口湖の北側に位置し、公式案内ではすべての客室から河口湖越しの富士山を眺められるとしています。
大風呂、露天風呂、寝湯などからも富士山と河口湖を望める構成です。「客室から見える宿」ではなく、「入浴中にも見える宿」を探している人の検索意図に合いやすい施設といえます。
北岸側から湖越しに南方向の富士山を見る位置関係は、河口湖らしい景観を楽しむうえで大きな強みです。
一方、「全客室から見える」という案内は、富士山が毎日姿を現すという保証ではありません。雲や霧が出れば山体の一部または全体が隠れるため、眺望保証ではなく、晴れたときの視界条件を示すものとして理解してください。
山中湖は宿と紅富士の湯を分ける方法もおすすめ
山中湖では、宿泊施設と日帰り温泉を分けることで、滞在スタイルの選択肢を広げられます。
山中湖温泉 紅富士の湯は、公式案内で富士山側が一面ガラス張りとされ、室内大浴場の各浴槽から富士山を望める施設です。富士山を眺められる露天風呂も設けられています。
山中湖インターチェンジから車で約3分と案内されているため、自動車で周辺を巡る旅行と組み合わせやすい立地です。
宿は一棟貸し、キッチン付きヴィラ、愛犬同伴施設などから選び、入浴は紅富士の湯で楽しむ旅程が考えられます。
この方法なら、宿に天然温泉がないことを欠点として扱わずに済みます。子連れなら居住空間、ペット同伴なら受け入れ条件、グループ旅行なら部屋数やキッチンを優先できます。
ただし、日帰り温泉は宿の大浴場と違い、移動が必要です。営業時間、休館日、混雑状況、最終受付、再入館条件を利用前に確認してください。
「富士山温泉」と富士河口湖温泉郷は何が違う?
富士山温泉と富士河口湖温泉郷は同じ温泉地名ではなく、源泉や泉質も施設ごとに確認する必要があります。
「富士山温泉」は富士山周辺の温泉を広く表す言葉として使われることがありますが、宿泊施設の案内では特定の温泉名として扱われる場合があります。
「富士河口湖温泉郷」は河口湖周辺の温泉地です。このほかに「山中湖温泉」や「ふじやま温泉」があり、検索結果に似た名称が並んでも、同じ源泉や同じ泉質とは限りません。
ホテル鐘山苑が公式に案内する富士山温泉は、pH10.3の高アルカリ性で、泉質はカルシウム・ナトリウム―硫酸塩泉です。
山中湖温泉 紅富士の湯もpH10.3と案内されていますが、泉質はアルカリ性単純温泉です。pHが同じでも、温泉の成分や施設、湯の使い方まで同一になるわけではありません。
「露天風呂付き客室」という表示にも注意が必要です。露天風呂の浴槽に天然温泉を使用している宿もあれば、沸かし湯を使用している客室もあります。
予約前には、次の項目を分けて確認してください。
- 温泉地名または源泉名
- 泉質と温泉使用の表示
- 天然温泉を使用している浴槽
- 客室露天風呂が温泉か沸かし湯か
- 加水、加温、循環、ろ過の有無
- 大浴場、露天風呂、貸切風呂の違い
- 富士山が見える具体的な場所
- 男女入れ替えと利用可能時間
高アルカリ性の温泉では、肌触りがなめらかに感じられることがあります。ただし、入浴後の感じ方には個人差があり、pHだけで効能や体感を断定することはできません。
入浴前後には水分を補給し、長湯を避けましょう。飲酒後や体調不良時の入浴は控え、持病や妊娠などで不安がある場合は、医師や施設に相談してください。

せっかく富士山の近くまで行くなら、「泊まる場所」そのものも旅の楽しみにしたいところです。
実は富士山周辺には、景色を楽しむ施設、食事を楽しむ施設、プライベート感を重視した施設など、選択肢があります。
何を基準に比べればいいのか、富士山グランピングの特徴と選び方をこちらの記事でまとめました。
候補を探し始める前に、ざっと目を通しておくだけでも選びやすくなります。
富士山が見える温泉宿を失敗せず選ぶには?
「客室」「浴場」「天然温泉」の3条件を分解し、旅行目的に必要なものだけを優先すると選びやすくなります。
「富士山が見える温泉ホテル」という表現には、次のような異なる条件が含まれています。
- 客室の窓やテラスから富士山が見える
- 客室露天風呂から富士山が見える
- 大浴場の窓から富士山が見える
- 露天風呂の湯船から富士山が見える
- 屋上、庭園、ラウンジから富士山が見える
- 敷地の外へ出ると富士山が見える
宿へ問い合わせる場合は、「富士山は見えますか」だけでは十分ではありません。
「予約予定の部屋から見えるか」「大浴場または露天風呂の湯船につかった姿勢で見えるか」「その浴槽には天然温泉が使われているか」と一文ずつ確認してください。
料金は同じ宿泊条件にそろえて比較する
宿泊料金は、日程、人数、客室、食事、眺望指定、キャンセル条件によって変わります。
比較するときは、次の条件をそろえることが重要です。
- 1人分の料金か1室合計か
- 税金やサービス料を含むか
- 素泊まり、朝食付き、2食付きのどれか
- 一般客室か露天風呂付き客室か
- 富士山側の客室を指定できるか
- 子どもの食事、寝具、施設使用料
- 現地決済か事前決済か
- キャンセル料が発生する日
- 予約サイトのポイント適用前か適用後か
富士山を見ることが旅の主目的なら、価格だけを理由に山側指定を外すと、旅行の中心目的から離れてしまいます。
予算を調整するときは、食事内容、客室の広さ、館内設備、宿泊日など、優先順位の低い条件から見直すのが現実的です。料金や空室は変動するため、最終的な条件は宿と予約画面で確認してください。
子連れ・高齢者・一人旅では選ぶ基準が変わる
子連れ旅行では、浴槽の深さ、階段、食事時間、子どもの寝具、貸切風呂の有無を確認してください。
ホテル鐘山苑の屋上露天風呂には深湯や階段があるため、眺望だけでなく安全面から利用できるかを判断する必要があります。
高齢者との旅行では、客室から大浴場までの距離、エレベーター、手すり、浴槽の段差を優先します。客室専用露天風呂のある別墅然然は館内移動を減らしやすい一方、客室内にも段差がないか確認が必要です。
一人旅では、一人利用可能なプランの有無と料金条件が重要です。湖畔の景色を静かに眺めたいなら河口湖、車で自由に動きたいなら山中湖という選び方もできます。
海外からの旅行者は、送迎の予約方法、食事開始時刻、浴衣、和室の寝具、共同浴場の入浴マナーまで確認すると安心です。中国語の「酒店」は日本語では一般にホテルや宿泊施設を指しますが、旅館には食事や布団、共同浴場など独自の利用方法があります。
富士山の見え方は季節と時間帯でも変わる
富士山は標高の高い独立峰で、周囲の湿度や雲の発達によって短時間でも見え方が変わります。
一般に、空気が乾燥しやすい寒い時期は遠景が比較的明瞭になりやすく、暖かい季節は日中に雲が発達して山体が隠れることがあります。ただし、季節による眺望の保証はありません。
僕なら、到着日の夕方だけに期待せず、翌朝にも富士山を見る時間を残します。朝は日中より雲が少ない場合がありますが、前線や降水、霧の影響を受ける日もあります。
冬は雪化粧した輪郭を楽しみやすい一方、道路の積雪や凍結への備えが必要です。夏は緑の裾野と山肌の力強さが際立ちますが、午後に雲が増えることを想定して行程を組むとよいでしょう。
富士山温泉ホテルを専門家はどう選ぶ?
ここからは、富士山周辺を歩き、地形と季節による見え方を観察してきた僕の私見です。
富士山の火山としての大きさを感じたいなら富士吉田、景観美なら河口湖、滞在の自由度なら山中湖を選びます。
ホテル鐘山苑は、富士山の近さと屋上からの広い視界が強みです。山体と真正面から向き合いながら、日本庭園や館内文化も楽しみたい人に適しています。
別墅然然は、眺望のために館内を移動するより、客室で過ごす時間そのものを大切にしたい人向けです。僕なら記念日や両親との旅行で優先します。
THE KUKUNAと、うぶやの強みは、富士山だけでなく河口湖を景観に取り込めることです。リゾートの開放感ならTHE KUKUNA、客室と浴場の両方における眺望の分かりやすさなら、うぶやが有力候補になります。
山中湖では、温泉付きホテルに限定せず、ヴィラやペット同伴宿と紅富士の湯を組み合わせます。ホテルの設備より、家族や同行者に合う居住空間を優先したい旅行に向く考え方です。
僕が最後に確認するのは、富士山が見えなかった日にもその土地を楽しめるかという点です。
霧に隠れる富士は、人の心の迷いに似ています。しかし、庭園を歩き、土地の食を味わい、翌朝の空を待つ時間まで含めれば、雲の日も富士山の旅になります。
富士山が見える瞬間だけでなく、見えない時間まで豊かにできる宿を選ぶこと。それが、天候に左右される富士山旅行で満足度を守る、もう一つの比較基準です。
まとめ
富士山が見える温泉ホテルを選ぶなら、山体の迫力を感じやすい富士吉田、湖越しの景観を楽しめる河口湖、高原の静けさと自由な滞在が魅力の山中湖を比較しましょう。
富士吉田ではホテル鐘山苑と別墅然然、河口湖ではTHE KUKUNAとうぶやが代表的な候補です。山中湖では、好みの宿と紅富士の湯を組み合わせる方法もあります。
予約時は、富士山が見える場所、天然温泉を使用している浴槽、客室タイプ、男女入れ替え、悪天候時の制限を個別に確認してください。
料金、送迎、浴場の利用時間、館内催事は変更される可能性があります。2026年9月1日時点の案内だけで決めず、予約前に施設の公式サイトと予約内容を照合しましょう。
よくある質問
富士山を見ながら露天風呂に入れるホテルはありますか?
ホテル鐘山苑の「露天風呂 富士山」や河口湖のうぶやは、公式に露天風呂から富士山を望めると案内しています。
天候によって見えない場合があるほか、男女入れ替え、利用時間、悪天候時の閉鎖条件を確認してください。
中国語の「富士山温泉酒店」は日本語で何と検索しますか?
日本語では「富士山が見える温泉ホテル」「富士山が見える温泉宿」「富士山 露天風呂 ホテル」などと検索すると探しやすくなります。
中国語の「酒店」は、日本では一般に「ホテル」「旅館」「宿泊施設」に当たります。
客室露天風呂があれば天然温泉ですか?
客室露天風呂があっても、天然温泉とは限りません。温泉を使用する浴槽と、沸かし湯を使用する浴槽があります。
予約プランや客室案内で「温泉使用」「源泉名」「泉質」を確認し、不明な場合は宿泊施設へ問い合わせてください。
神楽 岳志(かぐら・たけし)
登山エッセイスト|富士山研究家|自然体験ストーリーテラー
富士山旅行では、観光地だけでなく「どこで夜を過ごすか」でも旅の印象は大きく変わります。
ホテルとは少し違う時間を楽しみたいなら、富士山を望めるグランピングも候補のひとつです。
ただし、景観、食事、設備、アクセスなどは施設ごとに違うため、雰囲気だけで決めると迷いやすいところ。
そこで、富士山周辺でグランピングを探すときに知っておきたいポイントを、こちらの記事で分かりやすく整理しています。
次の富士山旅行を考えている方は、気になる施設を探す前の参考にしてみてください。
「こんな過ごし方もあるのか」と、旅の選択肢が少し広がるはずです。


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