富士山女子駅伝は全7区間・43.4kmを走り、最終7区の厳しい上りで逆転が生まれる大学女子駅伝です。
2025年12月30日の第13回大会では、城西大学が2時間22分36秒で初優勝し、大学女子駅伝2冠を達成しました。本記事では大会公式のコース図・結果・交通規制図を基に、高低差、区間ごとの特徴、2025年の勝負の流れ、観戦場所を整理します。
富士山を眺めながら過ごせるグランピングは、施設によって景色も過ごし方もかなり違います。
「どこを選べばいい?」と迷ったら、富士山周辺のグランピング選びをまとめた記事を先に見ておくとイメージしやすいです。
富士山女子駅伝のコースと高低差は?
富士山女子駅伝の正式名称は「全日本大学女子選抜駅伝競走」です。富士宮市の富士山本宮浅間大社前から、富士市の富士総合運動公園陸上競技場まで、7人の選手がたすきをつなぎます。
大会公式のコース案内による総距離は43.4km、コース全体の高低差は174mです。2025年の第13回大会には、単独大学22チームと選抜2チームの計24チームが出場しました。
区間ごとの性格は大きく異なります。市街地を巡る短い1区、標高を下げる2区、スピード勝負の3区、風の影響を受けやすい4区、10.5kmの最長5区、アンカーへ差を渡す6区、厳しい上りが待つ7区という構成です。
区間 距離 中継地点・フィニッシュ 主なコース特性
1区 4.1km 富士山本宮浅間大社前 市街地周回、約20mの上り下り
2区 6.8km 石井鉄工所前 富士宮市から富士市へ下る、高低差98m
3区 3.3km 富士市交流プラザ前 最短区間、ほぼ平坦
4区 4.4km 富士市クリーンセンターききょう前 平坦基調、富士川方面を通過
5区 10.5km ジヤトコ本社前 最長区間、田子の浦港や吉原を通過
6区 6.0km 遠州トラック駐車場前 田園地帯と長い直線
7区 8.3km 富士総合運動公園陸上競技場 3km過ぎから厳しい上り、高低差169mと案内される区間を含む
※距離と中継地点は2025年大会公式コース資料に基づきます。大会運営上の事情などにより、次回以降変更される可能性があります。
詳細地図では1区4.07km、3区3.28km、5区10.54kmなど、端数を含む距離が表示される場合があります。本記事では、競技上の説明に使われる公称距離を採用しました。
また、地図サービスによる独自計測では、コース全体の高低差が公式発表と数メートル異なる場合があります。標高を取得する地点や地形データの精度が異なるため、基本情報としては大会公式の174mを見るのが適切です。
7区について、大会公式案内には「3km過ぎから厳しい上り」と、高低差169mに関する説明があります。ただし、169mを計測した区間の厳密な起点までは公開資料から特定できません。
したがって、「8.3kmから4.6kmを引いた3.7km地点から、必ず169m上る」とは断定できません。確認できる事実は、7区の3km過ぎから上りが厳しくなり、終盤に大きな標高差を克服する必要があるという点です。
コース全体を見ると、選手は富士山麓から標高を下げ、田子の浦に近い地域を通過し、最後に再び山側へ上ります。坂の数字だけでなく、地形が変わる順番そのものが、この駅伝の難しさを作っています。
1区から4区のコースは何が勝負を分ける?
1区から4区では、集団内の位置取り、長い下りへの対応、短距離のスピード、当日の風への適応が問われます。2025年大会では、城西大学が2区で首位に立ち、優勝につながる最初の流れを作りました。
1区4.1km|富士山本宮浅間大社を巡る市街地周回
1区は富士宮市宮町の富士山本宮浅間大社前をスタートし、市街地を巡って同じ場所へ戻ります。宮町、矢立町、若の宮町、光町などを通る4.1kmです。
距離は短いものの、約20mの上り下りがあります。一斉スタートのため、選手にはスピードだけでなく、接触を避けながら前方を確保する判断力も求められます。
短い区間は、出遅れを取り戻せる距離が限られます。その一方、序盤から力を使い過ぎれば、小さな起伏でも終盤に余裕を失いかねません。
2025年大会では、立命館大学の佐藤ゆあが12分47秒で区間賞を獲得しました。城西大学の兼子心晴は12分51秒の区間3位で、先頭から4秒差という好位置につけました。
富士山本宮浅間大社は、全国にある浅間神社の総本宮とされる場所です。富士山信仰の中心から始まることが、この大会に文化的な奥行きを与えています。
2区6.8km|高低差98mを下る技術区間
2区は富士山本宮浅間大社前から石井鉄工所前までの6.8kmです。富士宮市の宮町、矢立町、弓沢町、小泉を経て、富士市の天間、入山瀬、久沢方面へ進みます。
最大の特徴は、高低差98mの長い下りです。下りでは速度を出しやすい反面、着地時の衝撃を受け続けるため、フォームとペースを制御できるかが重要になります。
2025年大会では、城西大学1年の本間香が20分36秒の区間新記録を樹立しました。城西大学は1区3位から首位へ上がり、2位との差を54秒まで広げています。
下りで求められるのは、力任せの加速ではありません。重力を利用しながら接地を乱さず、後半まで走りを保つ技術です。
僕は山を歩く際、下りを決して「楽な道」とは考えません。ただし、登山と駅伝では動作も速度も異なるため、この類似はあくまで負荷を理解する補助線です。競技上の評価は、本間が公式記録で示した20分36秒という走りを基準にすべきでしょう。
3区3.3km|最短だから失敗を修正しにくい
3区は石井鉄工所前から富士市交流プラザ前までの3.3kmです。久沢、長通、中島、平垣本町方面を進む、全7区間で最も短い区間です。
ほぼ平坦なコースで、たすきを受けた直後から高い速度へ入る力が求められます。小さなペースダウンが、そのまま中継順位や秒差へ表れやすい区間でもあります。
2025年大会では、立命館大学の森安桃風が10分10秒で区間賞を獲得しました。城西大学の本澤美桜は10分14秒の区間4位で首位を守り、2位との差を1分2秒まで広げました。
3区を単なる「つなぎ」と見るのは正確ではありません。距離が短いからこそ、遅れを途中で修正する余白が少なく、最初から最後まで集中力が必要です。
4区4.4km|平坦でも当日の風が負荷を変える
4区は富士市交流プラザ前から富士市クリーンセンターききょう前までの4.4kmです。水戸島本町、森下、宮下、五貫島方面へ進みます。
標高差だけを見れば、前後の区間より穏やかです。しかし、富士川方面の開けた場所では、当日の風向きや風速によって体感負荷が変わります。
「冬は必ず強い向かい風になる」という意味ではありません。風の影響は気象条件によるため、観戦時は旗や街路樹、選手のユニホームの揺れを見ると、記録に表れない難しさを読み取りやすくなります。
2025年大会では、名城大学の米澤奈々香が14分14秒で区間賞を獲得しました。城西大学の澤井風月は14分42秒の区間9位でつなぎ、首位を守りました。

5区から7区ではなぜ順位が動く?
後半は、エースが集まる最長5区、アンカーへ勝負できる差を渡す6区、厳しい上りの7区と続きます。2025年大会では5区で大東文化大学が逆転し、6区終了時点で上位3校が26秒以内に入りました。
5区10.5km|田子の浦港と吉原を結ぶ最長区間
5区は富士市クリーンセンターききょう前からジヤトコ本社前までの10.5kmです。五貫島、宮島、川成島、中丸、田子、前田、中河原、八代町、御幸町、吉原、今泉方面を通ります。
しらす街道、田子の浦港周辺、吉原の市街地を結び、富士市の海、産業、商業を一つの区間でたどります。開けた場所では風の影響を受ける可能性がありますが、実際の追い風・向かい風は大会当日の気象によって変わります。
全区間で唯一10kmを超えるため、多くの大学がエース級の選手を配置します。前半から差を詰めるのか、終盤の競り合いへ余力を残すのかという判断も重要です。
2025年大会では、大東文化大学のサラ・ワンジルが33分29秒で区間賞を獲得しました。大東文化大学は3位から首位へ浮上しています。
東北福祉大学も、佐々木菜月が34分26秒の区間2位で走り、2位へ上がりました。城西大学の金子陽向は35分12秒の区間6位となり、チーム順位は3位へ後退しました。
それでも城西大学は、先頭を追える範囲に残りました。駅伝では区間賞を取る走りだけでなく、苦しい局面で差の拡大を抑え、次走者へ可能性を渡す走りにも大きな価値があります。
6区6.0km|長い直線でアンカーへ差を渡す
6区はジヤトコ本社前から遠州トラック駐車場前までの6.0kmです。今泉、富士岡、川尻、神谷、中里、比奈方面の田園地帯を、長い直線を中心に進みます。
晴れていれば、田畑の向こうに富士山を望める可能性があります。建物が少ない場所では風を遮るものが限られるため、気象条件によって走りの難しさが変化します。
長い直線では前方の選手を視認しやすい一方、走っても差が縮まらないように感じることがあります。アンカーが逆転できる範囲まで差を詰めるには、身体だけでなく精神的な粘りも必要です。
2025年大会では、城西大学1年の窪田舞が19分24秒で区間賞を獲得しました。城西大学は3位から2位へ上がり、首位の大東文化大学と24秒差まで接近しました。
6区終了時点では、大東文化大学から3位の東北福祉大学までが26秒差でした。これにより、優勝争いは7区の三つ巴となります。
7区8.3km|大淵街道の上りで決着
7区は遠州トラック駐車場前から富士総合運動公園陸上競技場までの8.3kmです。比奈、今泉、新橋町、石坂、中野方面を通り、最後に競技場へ入ります。
大会公式案内では、たすきを受けて3kmを過ぎた頃から厳しい上りが続くと説明されています。終盤には大きな高低差を克服する区間があり、競技場手前には標高176mのコース最高地点があります。
序盤から全区間が急坂というわけではありません。比較的速度を出せる部分から、徐々に上りの負荷が強くなるため、平地で力を使い切らない配分が必要です。
2025年大会では、城西大学の大西由菜が29分37秒で区間賞を獲得しました。大西は24秒差の2位でたすきを受け、4km手前で大東文化大学を逆転しました。
その後、東北福祉大学の村山愛美沙が前へ出て、城西大学は再び追う立場になります。しかし、大西は7km過ぎの上りで首位を奪い返し、11秒差でフィニッシュしました。
この7区は、一度の逆転だけで終わったレースではありません。序盤から中盤の追走、順位の再逆転、最終盤の登坂という複数の局面で、首位が動きました。
富士山女子駅伝7区では、大東文化大学出身の鈴木優花も大学1年時に区間新記録を樹立しています。鈴木は後にパリ五輪女子マラソンで日本勢トップの6位に入賞しました。
富士山女子駅伝での経験が五輪の成績を直接生んだと断定はできません。ただ、レース終盤の上りでフォームと判断力を保つ経験は、その後の長距離競技を考えるうえで注目に値します。

せっかく富士山の近くまで行くなら、「泊まる場所」そのものも旅の楽しみにしたいところです。
実は富士山周辺には、景色を楽しむ施設、食事を楽しむ施設、プライベート感を重視した施設など、選択肢があります。
何を基準に比べればいいのか、富士山グランピングの特徴と選び方をこちらの記事でまとめました。
候補を探し始める前に、ざっと目を通しておくだけでも選びやすくなります。
富士山女子駅伝2025の結果と区間賞は?
2025年12月30日の第13回大会は、城西大学が2時間22分36秒で初優勝しました。東北福祉大学が11秒差の2位、大東文化大学が34秒差の3位に入りました。
城西大学は2025年10月の全日本大学女子駅伝も制しており、大学女子駅伝2冠を達成しました。また、2013年に現在の大会形式が始まって以降、関東勢の優勝は初めてです。
2025年大会の総合上位8チーム
順位 チーム 総合記録 優勝との差
1 城西大学 2時間22分36秒 ―
2 東北福祉大学 2時間22分47秒 11秒
3 大東文化大学 2時間23分10秒 34秒
4 名城大学 2時間24分34秒 1分58秒
5 立命館大学 2時間25分39秒 3分03秒
6 大阪学院大学 2時間26分35秒 3分59秒
7 福岡大学 2時間26分59秒 4分23秒
8 全日本大学選抜 2時間27分03秒 4分27秒
※記録は2025年12月30日に発表された第13回大会公式結果に基づきます。
2025年大会の区間賞
区間 選手 所属 記録
1区 佐藤ゆあ 立命館大学 12分47秒
2区 本間香 城西大学 20分36秒・区間新
3区 森安桃風 立命館大学 10分10秒
4区 米澤奈々香 名城大学 14分14秒
5区 サラ・ワンジル 大東文化大学 33分29秒
6区 窪田舞 城西大学 19分24秒
7区 大西由菜 城西大学 29分37秒
城西大学は2区、6区、7区で区間賞を獲得しました。5区終了時には3位でしたが、6区で2位へ上がり、7区で首位を奪い返しています。
2024年までの12大会では、優勝校は立命館大学と名城大学の2校に限られていました。城西大学の優勝は、富士山女子駅伝の歴史で初めて優勝校の顔ぶれが増えた転換点です。
富士山女子駅伝のおすすめ観戦場所は?
公共交通で訪れやすいのは、富士山本宮浅間大社前と富士市交流プラザ周辺です。レースの勝負を重視するなら大淵街道、フィニッシュまで見届けるなら富士総合運動公園が候補になります。
以下の時刻は、午前10時にスタートした2025年大会の先頭通過実績を丸めた目安です。次回大会の確定時刻ではありません。
観戦地点 対象 2025年先頭通過の目安 公共交通の目安 見どころ
富士山本宮浅間大社前 スタート・第1中継 10:00・10:13頃 JR富士宮駅から徒歩約10分 一斉スタートと最初のたすき渡し
石井鉄工所前周辺 第2中継 10:33頃 JR身延線沿線から徒歩経路を確認 2区の長い下りを終えた順位
富士市交流プラザ前 第3中継 10:44頃 JR富士駅から徒歩約5~6分 最短3区から4区への高速中継
田子の浦港周辺 5区 11:10~11:25頃 観戦位置によりJR吉原駅などを利用 最長区間と港湾景観
吉原周辺 5区後半 11:25~11:33頃 岳南電車・吉原本町駅など エース区間終盤の攻防
6区田園地帯 6区 11:35~11:53頃 岳南電車各駅から徒歩距離を確認 晴天時の富士山と選手
大淵街道 7区 12:05~12:20頃 路線バスの変更に注意 優勝争いが動く上り
富士総合運動公園 フィニッシュ 12:23頃 バス停「富士総合運動公園」付近 競技場での優勝決定
※アクセスと通過時刻は2025年大会の実績を基にした目安です。開催年の公式コース図、交通規制図、鉄道・バス事業者の案内を必ず確認してください。
初めての観戦なら富士山本宮浅間大社前
初めて観戦する人には、富士山本宮浅間大社前が分かりやすい場所です。JR身延線の富士宮駅から徒歩約10分で、一斉スタートと第1中継の両方を見られます。
スタート付近には、立ち入りが制限されるエリアがあります。係員の案内に従い、歩道や指定された観戦場所から応援してください。
駅からの近さなら富士市交流プラザ前
富士市交流プラザは、JR富士駅から徒歩約5~6分です。3区の選手が高速で中継所へ入り、4区の選手が飛び出す場面を見られます。
中継所周辺には大会車両や運営スタッフの動線が集中します。横断規制が始まる前に観戦位置を決め、車道へ出ないことが重要です。
富士市らしい風景なら田子の浦港と吉原
田子の浦港やしらす街道周辺では、5区を走る選手と富士市の港湾景観を一緒に見られます。吉原周辺では、10km近くを走った選手たちによる終盤の攻防が見どころです。
ただし、「田子の浦港」は広い地域を指します。観戦場所によってJR吉原駅、岳南電車の駅、バス停からの距離が変わるため、公式コース図と地図を事前に照合してください。
勝負を見るなら大淵街道
大淵街道では、7区の厳しい上りに挑むアンカーを見られます。2025年大会では7km過ぎに首位が入れ替わり、最後まで優勝校が決まらない展開となりました。
一方で、上り区間の道路は観戦者が自由に移動できる場所とは限りません。歩道の幅、立ち入り規制、バスの運行変更を確認し、安全に立てる場所だけを選んでください。
フィニッシュを見るなら富士総合運動公園
富士総合運動公園では、競技場へ入る選手と優勝決定の瞬間を見届けられます。2025年大会では、周辺にP1~P4の約800台分の駐車場が案内されました。
同年の公式交通規制図では、コース各所で午前9時台から午後0時40分頃まで段階的な規制が実施されました。フィニッシュ周辺には、午前11時45分頃から午後0時40分頃まで規制対象となった区間があります。
これらは2025年大会の実績であり、次回も同じとは限りません。駐車場の開設状況、路線バスの迂回・遅延・運休を含め、開催年の公式案内を確認する必要があります。
自動車で複数地点を追いかける観戦はおすすめできません。交通規制の中で無理に移動すると、地域住民や大会運営の負担となり、事故の危険も高まります。
一つの観戦地点を決め、選手が来る前に到着し、全チームを見送ってから移動する。これが安全で、レースそのものにも集中できる観戦方法です。
コースと2025年結果から見える勝負の本質
僕の見方では、富士山女子駅伝の核心は、最長5区だけにエースを置けば勝てる大会ではない点にあります。前半で作る差、5区での耐久力、6区の追走、7区の登坂力を一つの戦略として組み立てる必要があります。
2025年の城西大学は2区で大きなリードを作り、5区で3位へ後退しました。それでも6区で先頭との差を24秒まで縮め、7区で逆転しています。
この結果は、5区終了時の首位が安全圏を意味しないことを示しました。最長区間を終えた後にも、6区6.0kmと7区8.3km、合計14.3kmが残っているからです。
特に注目したいのは、城西大学で区間賞を獲得した本間香、窪田舞、大西由菜がいずれも1年生だったことです。一方、1区の兼子心晴や5区の主将・金子陽向は、順位や差を次へつなぐ役割を果たしました。
駅伝は、7人の自己記録を単純に足した競技ではありません。どの地形へ誰を配置し、苦しい区間でどこまで差を抑え、勝負所へどれだけ力を残すかという設計が問われます。
また、2区の下りと7区の上りは、コース全体の物語として対照的です。選手は富士山本宮浅間大社を出発し、富士山麓から標高を下げ、港や工業地域を巡った後、最後は再び山側へ走ります。
その道中には、富士山信仰の中心、市街地、富士川周辺、田子の浦港、吉原、工業地域、田園地帯が並びます。43.4kmのコースは、富士宮市と富士市の地形だけでなく、信仰、産業、暮らしを一本のたすきで結んでいるのです。
僕は、これこそ富士山女子駅伝が持つ独自の価値だと考えています。富士は背景として静かに立っていますが、選手たちはその裾野が生み出した傾斜と土地の広がりを、身体で読みながら走っています。
今後は、城西大学が新たな強豪時代を築くのか、立命館大学と名城大学が王座を奪い返すのかが注目点です。2025年に過去最高の2位となった東北福祉大学、5区で首位へ立った大東文化大学も、優勝へ十分近い位置にいます。
次回の大会では、2区、5区、6区の各中継時点における上位校の秒差を比べてみてください。前半の下り、最長区間、アンカー直前という三つの節目を追うと、各大学の選手配置とレース戦略が見えてきます。
まとめ
富士山女子駅伝のコースは、富士山本宮浅間大社前から富士総合運動公園陸上競技場までの全7区間・43.4kmです。大会公式が示すコース全体の高低差は174mで、2区には高低差98mの長い下り、7区には3km過ぎからの厳しい上りがあります。
2025年12月30日の第13回大会では、城西大学が2時間22分36秒で初優勝しました。2区で先頭へ立ち、5区で3位へ後退した後、6区と7区の連続区間賞で逆転したレースでした。
観戦しやすさを重視するなら、JR富士宮駅から近い富士山本宮浅間大社前か、JR富士駅から近い富士市交流プラザ前が候補です。勝負の迫力を見たい場合は7区の大淵街道、ゴールを見届けたい場合は富士総合運動公園が適しています。
ただし、通過時刻、交通規制、駐車場、バスの運行は開催年によって変わる可能性があります。必ず当該年度の大会公式サイト、公式コース図、交通規制図、公共交通機関の案内を確認してください。
富士山から下り、海へ近づき、最後に再び山へ向かう。その43.4kmには、順位表だけでは語れない土地の物語があります。富士はただの山ではない。走る人の決意と、たすきを待つ人の願いを映す鏡なのだと、僕はこのコースを見るたびに感じます。
よくある質問
富士山女子駅伝の総距離は何kmですか?
大会公式の公称距離は、全7区間で43.4kmです。富士宮市の富士山本宮浅間大社前をスタートし、富士市の富士総合運動公園陸上競技場でフィニッシュします。
富士山女子駅伝で最も厳しい区間はどこですか?
地形面では、3km過ぎから厳しい上りが続く7区が大きな勝負所です。一方、距離では10.5kmの5区が最長で、多くの大学がエース級の選手を配置します。
2025年の富士山女子駅伝で優勝した大学は?
城西大学が2時間22分36秒で初優勝しました。東北福祉大学が11秒差の2位、大東文化大学が34秒差の3位でした。
神楽 岳志(登山エッセイスト|富士山研究家|自然体験ストーリーテラー)
富士山旅行では、観光地だけでなく「どこで夜を過ごすか」でも旅の印象は大きく変わります。
ホテルとは少し違う時間を楽しみたいなら、富士山を望めるグランピングも候補のひとつです。
ただし、景観、食事、設備、アクセスなどは施設ごとに違うため、雰囲気だけで決めると迷いやすいところ。
そこで、富士山周辺でグランピングを探すときに知っておきたいポイントを、こちらの記事で分かりやすく整理しています。
次の富士山旅行を考えている方は、気になる施設を探す前の参考にしてみてください。
「こんな過ごし方もあるのか」と、旅の選択肢が少し広がるはずです。


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